セーラー服鑑別所

劇場公開日:

解説

ツッパっていても、適当にシビアに生き抜く女子高校生の快活な生活をコミカルに描く。脚本は「桃尻同級生 まちぶせ」の西岡琢也、監督は「女子大生 ザ・穴場」の川崎善広、撮影は「天使のはらわた 赤い淫画」の前田米造がそれぞれ担当。

1982年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1982年3月26日

ストーリー

ミヨコとユーコの高校は生徒たちの圧力で私服での登校が許されていた。しかし、私服に変わってからというものは校内での暴行、不純異性交遊など風紀の乱れがひどく、教師もお手上げの状態が続いていた。そんな中で、適当にツッパリ、適当にイイ子ぶっているミヨコとユーコの2人は中間派的な存在だった。ある日2人が登校すると、体育館内のクラブ部室に鉄格子がはめられ、中にいつもツッパている番長グループの男女が幽閉されていた。驚く2人の前に男みたいな体をした水谷綾子教師が現れ、2人の私服を脱せ、セーラー服を力づくで着せてしまった。そして2人は鉄格子張りの“鑑別所”に入れられた。これは乱れた校内の秩序を取り戻そうと、空手で鍛えた綾子を中心とする教師たちの反撃で、不良生徒ばかりか、東大を目指すガリ勉トリオの郁子、一美、静江らまでも教師の私怨で閉じ込めてしまった。生徒たちは次々と誓約書にサインして陥落していくが、意志を曲げない女生徒には、若い教師が夜な夜なセックスを迫り、男子生徒には怒りの鉄拳が待っていた。しばらくして、ミヨコとユーコ、それにガリ勉トリオは房を出されるが、綾子はこの5人を自分が強姦された時の関係者として、秘かにマークしていた。ところが、綾子は校内でも純情No.1の山田に母性本能をくすぐられ、体を許してしまう脱線ぶりで、ガリ勉トリオも競って山田に近づくが、実はこの山田こそが、綾子を強姦した張本人だったのだ。それに気づいた綾子は目的を失い反撃の手もゆるみ、逆に校内は再びシッチャカメッチャカの状態にもどり、生徒たちはまた好き勝手な行動を始めるのであった。

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