ラストファンタジー
劇場公開日:1993年5月28日
解説
不治の病に冒された息子の夢を叶えようとする父親の姿を描くヒューマン・ファンタジー・ドラマ。監督・脚本は「ネモ」のアルノー・セリニャック。製作はジェラール・ルヴァン。共同脚本は小説家のアレクサンドル・ジャルダン。撮影はジャン・クロード・ラリュー。音楽はジェローム・ソリニーが担当。主演は「真夜中の恋愛論」のジャン・ユーグ・アングラード。ほかにポーランド出身で、「コルチャック先生」のヴォイツェフ・プショニャック、カトリーヌ・サミーらが共演。
1991年製作/フランス
原題または英題:Gawin
配給:コムストック
劇場公開日:1993年5月28日
ストーリー
宇宙に魅せられ、ET(宇宙人)との交流に憧れる少年フェリックス(ブルーノ)は、明日をも知れない不治の病に冒されていた。我が子の無邪気な夢を叶えてやろうと、動物園の獣医である父ニコラ(ジャン・ユーグ・アングラード)は、フェリックスのお気に入りのET、ガーウィンに変身しようと決意する。宇宙服とマスク、そして実物大の宇宙船を縁日で借りてきたニコラは、ある夜ETになりきってフェリックスに出会うふりをする。フェリックスは宇宙船が故障して不時着したと信じ込み、納屋にガーウィンをかくまった。ニコラの母マーサ(カトリーヌ・サミー)は、ニコラがフェリックスを騙し通せるか心配するが、ニコラの決意は固かった。フェリックスが眠っている時に、宇宙船をワゴン車に乗せたニコラはアルプスに向かった。目覚めたフェリックスは、目の前の銀色の世界を見て、本当に宇宙船で土星まで飛んで来たのだと信じて大喜びする。二人は楽しい冒険のひと時を過ごす。二日目の朝、ニコラが近くのスキー場に電話をかけにいっている時、目覚めたフェリックスはひとり山道を登り、山頂に不思議な建物を見つける。そこでモノクルをかけた初老の男(ヴォイチェック・プショニヤック)に出会うが、彼を悪い宇宙人ゼルケスだと思い込んだフェリックスは大急ぎで宇宙船に帰った。ガーウィンが帰って来た時、フェリックスは高熱を発し苦しんでいた。そこに初老の男が現れ、山頂の自分の家に来たらどうかと言い、ニコラはフェリックスが眠っている時に山頂の家に彼を連れていった。初老の男は医学に通じ、魔法のような不思議な超能力を使える人物で、彼の介抱でフェリックスは回復していった。数日後、本当のことを息子に告白することを勧められたニコラは、眠るフェリックスを車に乗せ、家路につくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アルノー・セリニャック
- 脚本
- アレクサンドル・ジャルダン
- アルノー・セリニャック
- 製作
- ジェラール・ルヴァン
- 撮影
- ジャン=クロード・ラリュー
- 美術
- Thomas Chevalier
- 音楽
- Jerome Soligny
- 編集
- エマニュエル・カストロ
- 衣装デザイン
- Laurence Heller Selignac
- 特殊効果
- Christian Guillon
- 字幕
- 丸山垂穂
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Nicolasジャン=ユーグ・アングラード
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Xerkesボイチェフ・プショニャック
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Martheカトリーヌ・サミー
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Felixブルーノ
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legaragisteイブ・アフォンソ