三国志 第一部 大いなる飛翔
劇場公開日:1990年7月28日
解説
中国史上最も名高い史書「三国志」の世界を実在の英雄たちの姿を借りて描く歴史スペクタクル。製作は胡其明、曲速模、総監督・脚本は楊吉友、監督はフー・ピン、史和平、潘興の共同、出演は王文有、李雨森、ワン・インほか。日本版字幕は進藤光太、ナレーターは中西龍。
1989年製作/130分/中国
原題または英題:Three Great Kingdoms
配給:東宝東和
劇場公開日:1990年7月28日
ストーリー
第一部は“桃園の誓い”から“赤壁の戦い”までを描く。時は二世紀末、黄巾の乱によって漢王朝は存亡の危機にあった。その頃、都では董卓(馬永安)が傀儡皇帝を擁し権力を恣にしていたが、貂蝉(ワン・イン)の誘惑にはまった呂布(海軍)によって殺害される。しかしその呂布も曹操(李雨林)によって殺され、替わって官渡の戦いで袁紹を敗った曹操が覇権を握ることになった。一方、もと曹操の下にあった劉備(王文有)は曹操に背くが破れ、妻子と関羽(侯少奎)は曹操に捕えられる。が、関羽は劉備が袁紹のもとに身を寄せていることを知るや脱出、張飛(青格勒)と再会、袁紹亡き後荊州の劉表のもとにいた劉備を戴き、新たな武将趙雲(張建利)も加え態勢の立て直しを計る。弱少を痛感した劉備は三顧の礼をもって諸葛孔明(趙彦民)を軍師に迎え入れる。孔明は曹操に航するため、南方に覇を唱えていた孫権と結び、奇計を案じた火攻めによって赤壁の戦いで勝利を収め、ここに魏、呉、蜀の天下三分の計が成るのだった。