恋に死ぬまで

解説

かつて「蛇身の舞」に於て妖艶万人を悩殺し去ったイーフェン・アンデルゼン嬢の主演映画で、相手役たるヴェルナー・フンク氏は「マノン・レスコー」「恐怖の夜」等に渋いその妙技を振った人。熱情はしる恋語りである。無声。

ドイツ
原題または英題:The Apache Woman

ストーリー

画家ドルフ・フォン・フーヴェンはその総のモデルとしてある酒場の踊り子をやっていたニニを見出し、その肖像を描く中に彼女と恋を語る様になった。ニニにはルネという嫉妬深いアパッシダンスの相手男だった悪足がついていた。彼は一時監獄に入れられたが放免されると同時に二人に復讐を企てた。一方フーヴェンは伯母の財産を得る為に一時ニニを伴って伯母の許へ帰った。男に偽られたと誤解したニニは怒ってルネと共に彼を殺そうとしたが、計略は齟齬してルネの殺したのはフーヴェンではなかった。あくまでニニを恋しているフーヴェンは、伯母の死後、又彼女を訪れた彼は興奮の余り遂に理性を挫ぐ情熱に支配されて彼女を殺してしまった--同時に同じくニニに捨てられたルネの為に彼も刺されて死んでしまった。

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