海を飛ぶ夢

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海を飛ぶ夢
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解説

「オープン・ユア・アイズ」「アザーズ」を手がけたアメナーバル監督と、「夜になる前に」のハビエル・バルデムのスペイン・コンビによる問題作。25歳の時から事故で30年もの間全身麻痺に陥っている男ラモン・サンペドロが、カトリック社会のスペインで、尊厳死を勝ち取ろうと裁判を起こしたラモンが書いた自伝を映画化。主演のバルデムが5時間にも渡るメイクで老け役に挑戦したことも話題になった。ベネチア映画祭主演男優賞、ゴールデングローブ賞及びアカデミー賞の外国語映画賞を共に受賞。

2004年製作/125分/PG12/スペイン
原題:Mar Adentro
配給:東宝東和

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第77回 アカデミー賞(2005年)

受賞

外国語映画賞  

ノミネート

メイクアップ賞  

第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)

受賞

最優秀外国語映画賞  

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ハビエル・バルデム

第61回 ベネチア国際映画祭(2004年)

受賞

審査員特別グランプリ アレハンドロ・アメナーバル
ボルピ杯(最優秀男優賞) ハビエル・バルデム
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映画レビュー

3.5簡単に答えを出せる話ではない

h.h.atsuさん
2020年8月17日
iPhoneアプリから投稿

先日、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した女性に対する嘱託殺人容疑で医師2人が逮捕された事件がセンセーショナルに報道された。「安楽死」や「尊厳死」を考えるきっかけになった人も多いと思う。

この世で唯一絶対なものは、「死」は誰にでも必ず訪れ、決して抗うことはできないということ。その死に対して、自ら意思決定する「権利」はあるのか。

この問いに対し、絶対解はないし、一般化(抽象化)して議論すべきでないし、簡単に答えを出すべきではない。

「人生には生きる価値がある」なんて他人の押し付けがましい意見だ。
主人公ラモンに対して「あなたの考えは間違っている」と安易に非難する権利は私たちにあるのか。

生きる権利があるように、死ぬ権利は存在するのか。

本人の意思も大事。が、家族の悲しみは如何ばかりかと思いもめぐる。

テーマは重いが、決して絶望的な内容ではなく、人間の尊厳と自由を問う作品で、答えは一人ひとりが見つけていくもの。

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h.h.atsu

3.0死に向かって邁進する映画は初めてだ。

JYARIさん
2020年1月9日
PCから投稿

主人公がいきなり、悲観的だ。
死にたがっている。
しかし、それは彼の誇りのための死だという。

印象的なのは、尊厳死反対派のキリスト教徒との議論。反対派は
「命を代償にする自由は自由ではない。」
しかし、主人公はこう言い返す。
「自由を代償にする人生は人生ではない。」
それが正解とは言い切れないのが人生であり、その答えを求め行く旅が人生だと個人的には思っている。

「命は自らの所有物ではない。」
この言葉に私は最も感銘を受けた。自分で所有していると思っているのが間違いだと。
なるほど。この命は親のもの。友人のもの。社会のもの。地球のもの。大きなものに所有されているとしたら、生きていく責任はぐっと重くなる。

私個人としては、安楽死には賛成である。
大賛成である。
今の私には、死んでいい理由は見つかるが、生きることを義務とする理由が見つからない。
”生きる義務”
それは私には重すぎる概念であり、憂鬱にさせる一つの原因にもなりうる。
簡単にいうと、そう思いながら生きていくのは、しんどすぎる。
社会の一部、ほんの一握りの恵まれた環境で生きる人間でない限り、常に生き生きと生活するのは難しいんじゃないかと思っている。
そして、死という選択が頭をよぎった経験をほとんどの人が持ち、それらの人々は尊厳死を認めると思う。

まずそういう経験をしてしまう人々が最小限になるような法律を定めたあとで、
尊厳死は認めないと言ってほしい。

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JYARI

4.0人としての尊厳とは何かと問うてみた

2017年10月27日
iPhoneアプリから投稿

事故で四肢麻痺になり、家族の献身的な愛に支えられながらも、己の生きるという尊厳を貫きたく、尊厳死を選択したラモン・サンペドロの実話に基づく物語。
登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれており、立場によって尊厳死の可否が変わるのがよく理解できる。
「生きることは義務ではなく権利だ」と言うラモンの言葉が身につまされる。

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苦肉の策子

4.0人生は本当に素晴らしいのか

2014年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

難しい

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