モツアルトの恋

劇場公開日:

解説

オーストリアで製作されたモーツアルト伝記映画で、リヒャルト・ビリンガーの脚本を「維納物語」のカール・ハートルが監督した。撮影はギュンター・アンデルスとP・イヴァノ、音楽監督は「ワルツ合戦」のアロイス・メリヒャルが担当し、ウィン・フィルハアモニイ交響楽団が演奏する。主演はハンス・ホルトの他「旅する人々」のイレーネ・フォン・マイエンドルフ、以下ウィニー・マルクス、ルネ・デルトゲンらが助演する。

1948年製作/オーストリア
原題または英題:The Mozart Story
劇場公開日:1951年12月25日

ストーリー

宮廷付き指揮者になろうと若い希望を燃していたモツアルト(H・ホルト)は、ウェーバー家の妹娘ルイゼ(I・マイデンドルフ)に愛情を抱いていたが、姉のコンスタンツェ(W・マルクス)は秘かに彼に心を捧げていた。彼の天才をねたむ楽人達は何とかその出世を妨げようとしたが、コンスタンツェを妻に迎えた彼は「セラリオの誘拐」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」と次々に傑作を発表して、恋するルイゼに主役を演じさせた。夫の心を妹から戻せないと知って、コンスタンツェは彼の許を去ろうとしたが、モツアルトは再びルイゼと逢うのをあきらめて、音楽の名声をあとに妻と共にウィンにこもった。しかし彼はこの頃健康を害し民衆のために「魔笛」をかき上げてあらゆる人々の讃嘆を得ながら、若い命をとじたのであった。

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