殴りこみ兄弟
劇場公開日:1969年
解説
フェルナンド・ディ・レオとエンツォ・デラキーラのストーリーを、この二人にパオロ・レビ、ホセ・マリア・ロドリゲス、フランク・グラフィールドが加わり、五人で脚色、「禿鷹のえさ」のフランク・グラフィールドが監督したマカロニ・ウェスタンのシリーズ第二作目。撮影はアレハンドロ・ウローア(アレクサンダー・ウローア)、音楽は名手エンニオ・モリコーネが担当。出演はテレビ出身のデイヴィッド・ベイリー、「禿鷹のえさ」のアガタ・フローリーなど。製作はダリオ・サバテロ。テクニカラー、テクニスコープ。
1967年製作/イタリア
原題または英題:7 Women for the MacGregors
配給:コロムビア
劇場公開日:1969年
ストーリー
メキシコ国境に近いとある村で、二組の老人夫婦と七人の息子たちのマッグレガーは平和な生活をおくっていた。その日は息子のグレガー(D・ベイリー)とロジータ(A・フローリー)の婚約披露の日だった。親しい友人たちとのパーティが開催されたが、その騒ぎにまぎれマルドナドを首領する山賊の一味は、マッグレガー家の財宝を奪って逃走した。翌朝、七人の兄弟たちは財宝をとりかえすべく旅に出た。兄弟たちは三手に分かれて、追跡することにした。ケネスとジョニーは新しい銀行ができた町へ。案の定、山賊たちは銀行をおそい、二人に皆殺しにされた。ピーター、マーク、ディックの三人は別の町へ。が町はすでに一味があらしまわった後だった。一方グレガーとデイヴィッドはイエローストーンへ。そして一週間後、兄弟たちは、マクドナドの歯を治療しにゆくという歯医者トレバーのワゴンに会い、その中にもぐり敵地へ潜入することになった。そして首尾よく財産を奪い返した。一方、その様子を知らせた男の話からグレガーとトレバーの娘ドリーの仲を疑ったロジータは、単身マクドナドの巣に走り、捕えられてしまった。それを聞いてグレガーものりこみ、捕えられた。仕方なく兄弟たちは財産をつんだワゴンを再びマクドナドのもとに戻しに帰った。が、突然ワゴンは大爆発。兄弟たちの罠だったのである。逃走する兄弟たち、追う山賊の大群。すさまじい逃走と追跡。が、ついにグレガーはマクドナドと一騎うちの末、倒すことに成功した。