禿鷹のえさ

劇場公開日:

解説

デイヴィッド・モレノのオリジナル・ストーリーをヴィンセント・イーグル、フェルナンド・ディ・レオン、ドゥッチョ・テッサリの三人が共同で脚色、初登場のフランク・グラフィールドが監督したイタリア製西部劇。撮影はアレハンドロ・ウローア(アレクサンダー・ウローア)、音楽は「夕陽のガンマン」のエンニオ・モリコーネが担当。出演は「バルジ大作戦」のロバート・ウッズ、レオ・アンコリス、新星アガタ・フローリー、マニー・サルツォ、ニック・アンダーソン、ポール・カーターほか。製作はダリオ・サバテロ。テクニカラー、テクニスコープ。

1966年製作/イタリア
原題または英題:7 Guns for the MacGregors
配給:コロムビア
劇場公開日:1967年11月14日

ストーリー

テキサスのメキシコ国境近い牧場に、マッグレガー夫婦の七人の息子が平和な暮しを営んでいた。付近に出没するならず者たちもこの一家には手出しが出来なかった。ある日、次男のグレガー(R・ウッド)が五人の弟を連れて馬市に出かけたものの、悪質な馬商人に欺されて馬を奪われてしまった。その背後には悪名高い盗賊サンティラーナ(L・アンコリス)がいると分り、兄弟たちは盗賊一味を探し歩いた。途中、グレガーは、牧場を焼かれ、両親を殺された美しい娘ロジータ(A・フローリー)を助けた。これもサンティラーナの仕業だった。街の保安官も盗賊一味と知ったグレガーは、一計を案じ、一味にもぐり込むことに成功した。グレガーはサンティラーナが銀行を襲うと知るとそれを弟たちに知らせ、弟たちは先に銀行を襲った。サンティラーナが来てみると金庫は空だった。こんなことが何度か続いた。さすがにサンティラーナもグレガーに疑惑の目を向け、ついにグレガーが弟たちに連絡している現場を目撃し、グレガーを捕えた。グレガーの命乞いにきたロジータも捕われた。彼女はグレガーを愛していたのだった。一味が弟たちを捕えに出かけたスキに牢を破ったグレガーは、ロジータをマッグレガー牧場にやり、サンティラーナ一味が来るのを待った。やがて、六人兄弟とサンティラーナ一味の対決の場面を迎えた。しかし、兄弟たちには七〇発の弾丸しかなく、六人の命は風前の灯だった。そこへ駆けつけたのが、開拓団をひきつれ、秘蔵の大砲を持った父親だった。勝負は、サンティラーナがグレガーの短剣に倒れて終った。ロジータがグレガーと結ばれたのはそれから間もなくだった。

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