ある晴れた朝突然に
劇場公開日:1965年6月27日
解説
ジェームズ・ハドリー・チェイスの「夏のある輝かしい朝」を、ディディエ・グーラル、ジョルジュ・バルダビル、モーリス・ファーブル、ジャック・ドレーが共同脚色、ジャック・ドレーが監督した犯罪サスペンス。撮影はジャン・シャルヴァンとホアン・フリオ・バエナ、音楽は「地下室のメロディー」のミシェル・マーニュが担当した。出演は「黄金の男」のジャン・ポール・ベルモンド、新人ソフィー・ドーミエのほかに、チャールズ・チャップリンの娘ジェラルディン・チャップリンのほか、ジョルジュ・ジェレ、アキム・タミロフ、ガブリエレ・フェルゼッティ、ジャック・モノなど。黒白・フランスコープ。
1964年製作/フランス・スペイン・イタリア合作
原題または英題:Par un Beau Matin Dete
配給:松竹映配
劇場公開日:1965年6月27日
ストーリー
フランシス(ジャン・ポール・ベルモンド)とモニーク(ソフィー・ドーミエ)は兄妹だが恋人のように仲が良い。ゼジェッティ(ジョルジュ・ジェレ)が黒幕のクレーマーと仕組んだ誘拐計画に兄妹が加わったのも、分け前五百万フランが魅力だったのと綿密な計画が気に入ったからだ。南スペインに滞在中のアメリカ人の富豪ヴィリーの一人娘ゼルダ(ジェラルディン・チャップリン)を誘拐しようというのだ。モニークがうまくだまして誘拐に成功、人里離れた館に住む画家デルモ(ガブリエレ・フェルゼッティ)を、先行したフランシスが強迫しておき、そこに拉致した。クレーマーは名の通った画家デルモなら、嫌疑のかかる恐れはないと彼を身代金請求の使者に選んだ。ヴィリーは現金を調達するため、マドリッドへ飛んだ。ゼルダは我ままな娘、最初はてこずったものだが、彼女はそのうちフランシスに興味を持ちはじめ、彼もこの娘を愛するようになった。緊迫した空気の家に、電話の修理作業員が来た。直感的に怪しんで逃げようとした作業員をゼジェッティが射殺した。その一件から仲間割れし、モニークがフランシスに飛びかかったゼジェッティを殺し、彼女も彼の流れ弾にあたって死んだ。クレーマーは逃亡先の空港で捕えられ、フランシスは慕うゼルダを家に帰し、立ち去るのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャック・ドレー
- 脚色
- ディディエ・グーラル
- ジョルジュ・バルダビル
- モーリス・ファーブル
- ジャック・ドレー
- 原作
- ジェームズ・ハドリー・チェイス
- 台詞
- ミシェル・オーディアール
- 撮影
- ジャン・シャルヴァン
- ホアン・フリオ・バエナ
- 音楽
- ミシェル・マーニュ