ロミオとジュリエット(1964)
劇場公開日:1965年5月25日
解説
ウィリアム・シェークスピアの原作を、リカルド・フレーダが脚色・監督した恋愛悲劇。撮影は「皇帝のビーナス」のガボール・ポガニー、音楽はチャイコフスキー、ラフマニノフのものを使っている。出演は「二十歳の恋」(イタリア編)のジェロニモ・メニエル、新人ローズマリー・デクスターほか。イーストマンカラー・クロモスコープ、一九六四年作品。
1964年製作/イタリア
原題または英題:Romeo e Giulietta
配給:東和
劇場公開日:1965年5月25日
ストーリー
ベロナの名門モンタギュー家とキャプレット家は長年にわたり反目を続けていた。モンタギュー家の一人息子ロミオ(ジェロニモ・メニエル)は、ある日友人とキャプレット家の舞踏会にしのび込み、ジェリエット(ローズマリー・デクスター)という美しい娘に会った。二人はバルコニーへと人目をのがれたが、お互いの家のことを知り驚ろいた。しかしこの夜以来、二人の心は両家の反目をよそにかたく結ばれた。ローレンス神父を訪れたロミオは、二人の結婚のための協力をたのんだ。一方、二人の恋に気づいたキャプレット夫人の甥ティーボルトはロミオに決闘状をつきつけた。決闘の日、一緒に来たロミオの友人は卑劣なティーボルトに刺し殺されたので、怒ったロミオはティーボルトを刺し倒してしまった。当時ベロナでは決闘は禁じられていたため、ロミオは追放されることになった。彼は深夜ひそかにジュリエットの寝室を訪れ、翌朝ロミオは神父の助けでマトンバに身をかくした。一方ジュリエットは母の独断でパリス伯爵との結婚が決ってしまった。思案にあまったジュリエットは神父を訪ね彼から四十二時間死人同様に眠り続ける薬をもらい、その後のことはすべて神父にまかせることにした。ところが連絡の手ちがいで、ロミオはジュリエットが本当に死んだものと思い、自分も毒薬をのんで、地下の墓場のジュリエットのそばに倒れた。仮死からさめたジュリエットは悲しみのあまり自らの胸元に短刀を突きさした。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リカルド・フレーダ
- 脚色
- リカルド・フレーダ
- 原作
- ウィリアム・シェイクスピア
- 撮影
- ガボール・ポガニー
- 音楽
- P・I・チャイコフスキー
- S・ラフマニノフ