ウンベルト・D
劇場公開日:1962年10月1日
解説
ネオレアリズモの巨匠ビットリオ・デ・シーカが、貧困にあえぐ孤独な年金生活者の苦悩を描いたドラマ。敗戦後のローマ。元公務員の老人ウンベルトは、わずかな年金を頼りに愛犬とアパートで暮らしているが、家賃を滞納し立ち退きを迫られてしまう。年金の引き上げを求めるデモに参加したり、身の回りの物を売って金を工面したりしようとするも上手くいかない。アパートで下働きする娘マリアからは、2人の兵隊のどちらかの子どもを妊娠したと打ち明けられる。キャストのほとんどは演技経験のない市井の人々で、主人公ウンベルト役には現役の大学教授だったカロル・バッティスティを抜てきした。
1952年製作/89分/イタリア
原題または英題:Umberto D.
配給:イタリフィルム
劇場公開日:1962年10月1日
スタッフ・キャスト
受賞歴
第29回 アカデミー賞(1957年)
ノミネート
原案賞 | チェザーレ・ザバッティーニ |
---|
第5回 カンヌ国際映画祭(1952年)
出品
出品作品 | ビットリオ・デ・シーカ |
---|