ヒッチ・ガール
劇場公開日:1962年9月26日
解説
ステラ・ケルソヴァの脚本をピエール・ペルグリが潤色、「処女オリヴィア」のジャクリーヌ・オードリーが監督した青春篇。撮影はロベール・ルフェーヴル、音楽はジョルジュ・ヴァン・パリス。出演は「われら巴里ッ子」のマリー・ダエムスの妹のアガート・エームス(映画初出演)に「いとこ同志」のジャン・クロード・ブリアリ。そのほかダニエル・ジェラン、ロベール・オッセン、リノ・ヴァンチュラ、フランソワ・ペリエ、ジルベール・ベコー、ベルナール・ブリエ、ピエール・ブラッスール、アルレッティ、ノエル・ノエル。
1961年製作/95分/フランス
原題または英題:Les Petits Matins
配給:東和
劇場公開日:1962年9月26日
ストーリー
ベルギー唯一の海水浴場パンヌ海岸に、タイピスト・コンクールの残念賞を獲得して招待されたアガート(アガート・エームス)は魅力的なハイティーン娘。ところが来てみると味もそっけもないこの海岸に忽ち退屈、太陽の輝くコート・ダジュールに行こうと考えた。しかしお金はない、アガートはヒッチ・ハイクを思いつき娘一人の冒険旅行に出発する。最初に乗せてくれたのは初老の紳士、国境まで送ってくれた。次ぎはボクサーとそのマネージャーのオンボロ車。三番目は不良紳士のキャデラックで、パリに行き高級レストランで食事をしたもののオジサマ族の下心はいつも同じ、うまく逃げ出した彼女はベンチで寝る。翌日は粋なパイロットの車でオルリーまで。貿易商と朝食し、二枚目の俳優のシラノの台詞に聞きほれた彼女がハッと気づいた時は熱い彼の唇が可愛い唇に……。つづいて車庫に戻るバスに便乗するが、パトロール警官に怪しまれ本署へ連行されるところを老男爵に助けられる。つぎは良家の青年に豪壮な古屋敷に連れて行かれるが異常性格者と分って慌てて逃げ出す始末。翌日は家具商ラモー氏の車でバランス市へ。彼の情婦ギャビーの家に泊めてもらう。翌朝、表へ出ると通りかかったのが金持息子が乗るスクーター。乗せてもらうが、暴行されそうになり、そこをジャンという青年(ジャン・クロード・ブリアリ)に助けられ彼のアパートへ。ジャンはこれまで彼女が見てきた男たちとは違うように感じたアガートは、いつか彼を恋していた。憧れのコート・ダジュールを眺めながら彼女はジャンの結婚申込みにうなずくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャクリーヌ・オードリー
- 脚本
- ステラ・ケルソバ
- 潤色
- ピエール・ペルグリ
- 台詞
- ピエール・ペルグリ
- ピエール・ラローシュ
- 撮影
- ロベール・ルフェーブル
- 音楽
- ジョルジュ・バン・パリス
- 歌
- シャルル・アズナブール