アンジェラ

劇場公開日:

解説

48時間後には命を奪われているかもしれない男、アンドレが、人生を悲観してアレクサンドル三世橋からセーヌ河に身を投げようとしていたとき、突然現れた謎の美女アンジェラが、「あなたと同じことをする」といって河に飛び込むが……。リュック・ベッソン6年ぶりの監督作で、音楽をノルウェーの人気ボーカリスト、アンニャ・ガルバレクが担当。撮影は「ニキータ」「レオン」など、ほとんどのベッソン作品を手がけるティエリー・アルボガスト。

2005年製作/90分/フランス
原題:Angel-A
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2006年5月13日

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(C)2005 - EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD

映画レビュー

5.0苦しい男たち―生き馬の眼を抜く競争社会で生きる君のために

2021年8月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

男の心の底に潜む願い
・怒られたい
・褒められたい
・理解されたい
―を擬人化するとアンジェラの姿になるのだと思う。

アンドレは、片腕が麻痺している。
実家を出て以来、孤独に生き、誰からも守られずに競争社会の中で罵倒されながら
自分を守ることを忘れて他者を救い続けている 男たちの象徴そのもの。

抑制して存在しないものとしてきた本心の片割れ(=願望)を、天使アンジェラが解き放ってくれる。

姉のように、
祖母のように、そして
母親のように。

群れて、生涯コミュニティの作れる女たちと異なり、
(これって本能なんだろうな=)同性に心許せず、黙して自らに鞭打つことしか出来なくなっていた男どもに
贈られる癒しの寓話だ。

・・・・・・・・・・・・

監督リュック・ベッソンは、その名作「レオン」で、“不器用な男が脆く壊れやすい女の子に頼られて褒められることで、彼が生の喜びを知る様子”を描いたが、あのジャン・レノもモロッコのカサブランカ生まれとのこと。

・・・・・・・・・・・・

男に必要な魔法のことばは
・偉いね、
・すごいね、
・かっこいいね、
・優しいね。そして
ありがとう だ。

自分でそれを言えるようになるまで、オヤジだって誰かからそれを言われたい。
褒められれば、喜んで火の中水の中、飛び込めるのが僕たちだ。

「アンジェラ」。
これは「男」を語る、フランス映画珠玉の1本である。
片腕をもがれた君に、きっと必ずや大きな翼が与えられるだろう。

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きりん

4.0私、天使が出てくる映画に弱いんです

2021年6月29日
iPhoneアプリから投稿
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ジョニーデブ

5.0おしゃれなフランス映画

2020年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

見た目が冴えなく騙さやすく借金地獄の主人公。
しかし、その内面にある美しさを美女の堕天使が教え、引出していくストーリー。
モノクロ映画にした事でオシャレな映画になってます。
もう何回見たことか(笑)

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ピピ

3.0モノクロのお洒落な映画

2019年9月3日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

影像がとにかくお洒落
ダメダメ主人公を助けてくれる守護天使のイメージが斬新、慈愛とは程遠くモード全開の不機嫌そうな長身美女
ストーリーも好きなんだけどラストの演出何とかして欲しかった
天界に帰って欲しくない!一緒に生きて欲しい!というのは分かる、それを愛の力で解決するのも良い、
ただ愛の力(物理)なのが…
終始おしゃれに進行していたからラストのシーンだけ浮いてる気がする
他にやりようは無かったのか

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バスト・ラー
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