地獄の罠(1960)
解説
ハリー・リーの原案をハーバート・クレッツマーが脚本化、「ナイルを襲う嵐」のテレンス・ヤングが監督したストリップ・ショウを舞台とする犯罪映画。撮影オットー・ヘラー、作曲エリック・スピア。出演は「ギャング紳士録」のジェーン・マンスフィールド、「ローマで夜だった」のレオ・ゲン、「黙示録の四騎士」のカール・ハインツ・ベーム、ほかにクリストファー・リーなど。製作セリム・キャタン。
1960年製作/イギリス
原題または英題:Too Hot To Handle
ストーリー
ロンドンのストリップを売り物とするナイトクラブ「ピンク・フラミンゴ」の店主ジョニー・ソロ(レオ・ゲン)はスター歌手で舞台監督のミッドナイト(ジェーン・マンスフィールド)と相談、踊り子を増員しようとテストを行った。ジョニーはミッドナイトの反対を押切って法律を破り、成年前の娘ポニー・テールを採用した。ジョニーの仕事は順調だったが、筋向いにナイトクラブを持つディネリは彼を閉め出そうとねらっていた。ディネリはジョニーに脅迫状を送るが相手にされない。怒った彼は覆面の男四人を雇いジョニーの店を滅茶滅茶に壊した。ジョニーを愛するミッドナイトは店を止めようというがジョニーは受けつけない。そのうち店の常連の一人がポニー・テールをアパートへよこしてくれと言ってきた。ジョニーは機嫌を損じては、と未成年者のポニー・テールを派遣した。その夜、ミッドナイトは舞台裏で、マネージャーのノーヴァックが電話でディネリとジョニー襲撃を打合せているのを聞いた。ノーヴァックは裏切っていたのだ。ジョニーはミッドナイトからこれを聞くと戦う決心を固めた。そこへ刑事の一行がきて常連のアパートでポニー・テールが殺されたと告げた。彼女は肉体を求められ抵抗して殺されたのだ。この事件からジョニーは未成年者の娘を使ったことを追求された。刑事は確証をにぎるためみんなに尋問したが、ジョニーを恐れて返事をしなかった。が、ミッドナイトは、ジョニーがここでディネリと勝味のない戦いをして殺されるよりは、と思い刑事にポニー・テールを未成年者と知りつつ使ったことを告白、ジョニーを逮捕させた。ジョニーは裏切者と彼女の頬を打って刑事にひかれていった。