テンペスト(1979)

劇場公開日:

解説

ウィリアム・シェイクスピアの『シムベリーン』『冬物語』とともに伝奇劇の一つであり、最後の作品とされている同名原作の映画化。製作総指揮は「アリア」のドン・ボイド、製作はガイ・フォードとモーディカイ・シュライバー。監督・脚本は「アリア」(第九話を担当)のデレク・ジャーマン、撮影はピーター・ミドルトン、編集はレスリー・ウォーカーとアネット・ダルトン、プロダクション・デザインはヨランダ・ソナベント、美術はイアン・ホイッティカーとスティーヴン・メヒー、音楽・電子音はウェイヴメイカー、ダンス音楽はジョージ・サムファーが担当。出演はヒースコート・ウィリアムス、トーヤ・ウィルコックスほか。

1979年製作/97分/イギリス
原題または英題:The Tempest
配給:アップリンク
劇場公開日:1988年6月23日

ストーリー

ミラノ大公プロスペロー(ヒースコート・ウィリアムス)は、魔術の研究に没頭していたが、弟のアロンゾー(ピーター・ブル)によって大公位を奪われ、娘のミランダ(トーヤ・ウィルコックス)とともに海に追放される。彼らは、邪悪な魔女シコラックス(クレア・デヴンポート)とその息子キャリバン(ジャック・バーケット)の支配する絶海の孤島に流れ着くが、プロスペローは魔術を使って彼らを倒し、捕われていた善良な妖精エーリアル(カール・ジョンソン)を解放し召使いにする。月日がたち、ミランダも美しい娘に成長していた。或る日、プロスペローの魔術によって嵐が起こり、アロンゾーやそのさらに下の弟セバスチャン(ニール・カニンガム)、王子ファーディナンド(デイヴィッド・メイヤー)らを乗せた船が難破し彼らは島に漂着した。ファーディナンドはプロスペローにつかまるが、そこでミランダと出会い二人は恋におちる。プロスペローは、難破船に乗っていた全ての人々を城に連れてくるようエーリアルに命じる。一方、奴隷となっていたキャリバンは何人かの乗組員に出会い、彼らを神と思い込んでプロスペローを殺して城を乗っ取ろうとするが、その陰謀はあばかれ、彼らは牢獄に入れられてしまう。やがてアロンゾー一行も城に到着し、プロスペローによって罰せられる。だがまた互いに譲歩し合い、ミランダとファーディナンドの結婚が許されることとなった。妖精たちは、祝福の宴を繰り広げるのだった。

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映画レビュー

2.0グラムロック風の悪趣味な風味が特徴

2019年3月14日
Androidアプリから投稿

激しい眠気に襲われた グラムロック風の悪趣味な風味が特徴をなすが、映画的な面白みは皆無 同じ悪趣味であるならばキャリバンをヒエロニムス・ボスの絵画にあるような原典通りの魚人間で見たかったものだ あまりにつまらない 台詞は原典に依っているのだけが取り柄だ

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あき240