プリースト判事

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解説

19世紀末の南部ケンタッキー州を舞台にした人情喜劇。ジョン・フォード監督が名コメディアンでコラムニストとして全米で愛されたウィル・ロジャースと組んだ三部作の第2作。製作は三部作を通してフォックス社(「周遊する蒸気船」製作中にダリル・ザナックの20世紀映画と合併して20世紀フォックスとなる)のソル・ワーツェル。脚本は「駅馬車」「周遊する蒸気船」のダドリー・ニコルズと「若き日のリンカン」のラマー・トロッティ。原作はウィル・ロジャースのギャグマンで共演者でもあったアーヴィン・S・コッブ(「周遊する蒸気船」に出演)の『太陽は光輝く』『神の思し召し』『マサックからの暴徒』ほかの短編小説。撮影は「アイアン・ホース」のジョージ・シュナイダーマン。音楽はシリル・モックリッジと「周遊する蒸気船」のサミュエル・ケイリン。共演は「国民の創生」などグリフィス映画の主役スター、ヘンリー・B・ウォルソールほか。フォードのの兄フランシス・フォードが酔っ払い役で顔を見せる。なおフォードは53年に本作と同じ原作から「太陽は光輝く」を監督している。(16ミリ版で上映)

1934年製作/アメリカ
原題:Judge Priest
配給:ケイブルホーグ

ストーリー

1890年代。ケンタッキー。人情家の判事ウィリアム・プリースト(ウィル・ロジャース)は検察官で次の判事選挙に立候補する気のメイデュー元上院議員(バートン・チャーチル)とはよく衝突するが、名裁判官として人気があった。判事の甥ジェローム(トム・ブラウン)が弁護士の資格を取って戻ってきた。彼は判事の隣に住む孤児のエリー・メイ(アニタ・ブラウン)と恋仲だが、彼の母(ブレンダ・フラワー)は私生児の彼女を疎んでいた。ある日、エリー・メイが町の床屋を通ったとき、二人の男が彼女を私生児だと侮辱した。その場に居合わせた判事が怒るよりも早く、鍛冶屋の助手ボブ・ギリス(デイヴィッド・ランドー)が男を殴り倒した。この一件を根に持った男は町の酒場で三人がかりでギリスを襲い、ギリスは思わずナイフで身を護り、傷害で逮捕される。彼はジェロームに弁護を依頼する。判事の甥には初めての裁判だが、判事は床屋での一件を理由に担当を外される。ギリスを襲った三人は口裏を合わせて彼が最初に仕掛けたのだと主張した。ギリスは相手がエリー・メイを侮辱したことを決して言おうとしないので裁判は不利だ。アシュビー・ブラント牧師(ヘンリー・B・ウォルソール)は判事に相談し、ボブ・ギリスのためにある秘密を法廷で明かそうと決意する。そして最終弁論の日、メイデューは実は牧師が匿名で行った告発によりギリスが元無期徒刑囚だったことを暴露するが、甥ジェロームの補佐役になった判事が牧師を証言台に呼び、元南軍大尉だった牧師はギリスが南北戦争で特赦を受けて英雄的に戦ったこと、そして実はエリー・メイの父親であることを証言する。陪審はギリスを無実と認め、判事の義妹もジェロームとエリー・メイの仲を祝福した。その日は旧南部連邦の記念日、判事たちはギリスにパレードの先頭の旗手の大任を託し、旧南軍の兵士たちは“ディキシー”に乗せて盛大なパレードを行うのだった。

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映画レビュー

3.5フォード監督の楽しい法廷劇

Gustavさん
2020年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1890年のケンタッキーの小さな町を舞台に、未だに南北戦争敗北に遺恨を残す人々の思いを描いたフォード監督の法廷劇。ウィル・ロジャーズと使用人の黒人たちとの音楽が散りばめられて大変楽しい作品になっている。前半のテンポがフォード監督の最良ではないが、物語を締めくくる後半の決着の仕方は、流石にフォード監督らしい演出の巧さを見せつける。南北戦争記念パレード用の太鼓を盗んで裁判所の外から行進曲を演奏し、人々に南部魂を鼓舞するシチュエーションの演出と編集。ロジャーズの判事が私的立場を指摘され裁判長の座を降ろされる逆境と、全てを知る神父の証言が決めるクライマックスの古典的なモンタージュ、悪役の検事を常におちょくる陪審員12番(フランシス・フォード)のユーモラスな味付けなど、フランク・キャプラ映画との共通点も多く、ハリウッド映画戦前の最も良質の映像美学を堪能できる。

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Gustav
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