マラソンの戦い

解説

イタリアで撮影されたスペクタクル史劇。「裸のマヤ」のティタヌス・プロと「ヘラクレス」のガラティア・プロがルックス・フィルムとともにM・G・Mのため共同で製作した。監督は「法律なき町」などのジャック・ターナー。脚本は「カルタゴ」のエンニオ・デ・コンチーニ、製作者のブルーノ・バイラーティ、オーガスト・フラッシネッティの3人の共同。撮影は「ヘラクレスの逆襲」のマリオ・バーバ。音楽は「壮烈鬼部隊」のロベルト・ニコロージ。出演は「蛮族の恐怖」のスティーヴ・リーヴス、「上と下」のミレーヌ・ドモンジョのほか、ダニエラ・ロッカら。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:The Giant Marathon La Battaglia di Maratona

ストーリー

紀元前5世紀の頃ペルシャ国王ダリウスはギリシャ制圧を狙っていた。ペルシャ侵攻の矢面に立たされたアテネはスパルタに援助を求めたが、いれられなかった。かつてアテネ人民により国外追放された独裁者ヒッピアスはペルシャ陣営にあって、現アテネ政府の要人テオクリトスをあやつってアテネ転覆を企んでいた。オリンピック競技の優勝者であるアテネの若者フィリピデス(スティーヴ・リーヴス)は執政官の娘アンドロメダ(ミレーヌ・ドモンジョ)を愛していた。しかし彼女はテオクリトスの婚約者だった。満月の夜フィリピデスは神殿の丘でテオクリトスの情婦カーリス(ダニエラ・ロッカ)に誘惑されたが、これをはねつけた。またある日、彼は執政官クルーソスの邸に出かけ、その娘アンドロメダやテオクリトスと顔を合わせた。そして、クルーソスがテオクリトスのたくらみに加担しているものと思い、席をけって立ち去った。やがてペルシャの大軍がマラソンの原野に侵入してきた。フィリピデスはスパルタの助けを求めに向かった。そしてテオクリトスの妨害を退け、スパルタの勇士エウロスを説いてアテネ救援軍を出させることに成功した。が、ペルシャ軍は軍隊が留守中のアテネに攻め入ろうとしていることが、カーリスの口から分かった。マラソンの野を力の限り走ったフィリピデスはアテネに帰り、オリンピック選手の一隊を率いてペルシャ船団に対決した。やがて勇士エウロスの率いるスパルタ騎兵隊が駆け付けてこれを助けた。テオクリトスを一騎討ちで破ったフィリピデスは、捕らえられていたクルーソス父娘を助け、アンドロメダを抱いた。ギリシャ軍は大勝した。

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