真昼の衝動
劇場公開日:1968年2月14日
解説
ジェームズ・D・ブキャナンとロナルド・オースティンのストーリーからフランク・R・ピアソンとブキャナン、オースティンの3人が脚色、「キャット・バルー」のエリオット・シルヴァースタインが監督。フィリップ・ラスロップが撮影を担当し、音楽はデ・ヴォル。出演は「名誉と栄光のためでなく」のアンソニー・クイン、「南極ピンク作戦」のジョージ・マハリス、「天地創造」のマイケル・パークス、ほかにロバート・ウォーカー・ジュニア、マーサ・ハイヤー、フェイ・ダナウェイ、オスカー・ホモルカなど。製作はジャド・キンバーグ。
1967年製作/アメリカ
原題または英題:The Happening
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1968年2月14日
ストーリー
マイアミ・ビーチの夜明け、オールナイト・パーティーで騒ぎ疲れた若者たちが、てんでに眠りほうけていた。突然、サイレンの音も高らかに、狩込みの警官たちが乱入してきた。若者たちは起きあがると、逃げ始めた。サンディ(フェイ・ダナウェイ)、シュアショット(マイケル・パークス)、ハービー(ロバート・ウォーカー)、トーラス(ジョージ・マハリス)の4人は、近くにもやってあったモーターボートにとびのって逃れた。4人には金がなかった。そこでガソリン・ステーションを襲ったのだが、チケット制で獲物はたったの4ドル。次に4人は住宅地区に向かった。ある家の芝生で戦争ごっこをしている子供たちをみた彼らは、面白半分にその仲間に加わった。その最中に1人の少年のいたずらに怒ったトーラスが少年を追い、残りの3人も面白がって追っかけ、ついに少年の家へ侵入してしまった。驚いた少年の母モニカ(マーサ・ハイヤー)も追っかけっこの仲間に加わった時、子供の代わりに俺をつかまえろと、主人のロック(アンソニー・クイン)があらわれた。事件はとんでもない方向にむかったのだった。ロックを連れだした4人は、翌日、モニカに身代金を持ってくるようにと、ロックに電話をさせたのだが、意外にもモニカはそれを拒んだ。ロックは、仕事仲間や、母親や友だちなどに電話したのだが、誰の返事も冷たかった。面倒だから殺してしまえというトーラスの言葉に怒ったロックは、トーラスにとびかかり拳銃を奪った。形勢は一瞬にして逆転した。ロックは、4人を使い妻をはじめ、冷たかった人々に、逆襲をはじめた。警察やFBIが動きだし、モニカはあわてて金を持ってきた。しかし、ロックはその金に火をつけ、複雑な表情で1人たち去っていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エリオット・シルバースタイン
- 脚本
- フランク・R・ピアソン
- ジェームズ・D・ブキャナン
- ロナルド・オースティン
- 原作
- ジェームズ・D・ブキャナン
- ロナルド・オースティン
- 製作
- ジャド・キンバーグ
- 撮影
- フィリップ・ラスロップ
- 音楽
- デ・ヴォル