ローラーボール(1975)

劇場公開日

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解説

近未来、戦争も犯罪もなくなった人類の闘争心を駆り立てる唯一の殺人スポーツ、ローラーボールを通して管理された社会の恐ろしさを描く。製作・監督は「ジーザス・クライスト・スーパースター」のノーマン・ジュイソン、撮影はダグラス・スローカム、原作・脚本はウィリアム・ハリソン、音楽はアンドレ・プレヴィン、編集はアントン・ギブスが各々担当。出演はジェームズ・カーン、ジョン・ハウスマン、モード・アダムス、ジョン・ベック、モーゼス・ガン、パメラ・ヘンズリー、バーバラ・トレンサム、ラルフ・リチャードソンなど。

あらすじ

西暦2018年、世界は6つの大企業(エネルギー、食糧、住居、輸送、娯楽、通信)に管理コントロールされていた。もはやその時代には飢え、環境汚染、人口増加の危機もなく、戦争、犯罪なども存在しえない。物質的には満足した人類は、しかしその精神的虚脱感と闘争心のはけ口をローラーボールという残酷なゲームに向けていた。ジョナサン・E(ジェームズ・カーン)は、エネルギー部門ヒューストン・チームを代表する天下無敵のスーパー・ヒーローだった。全世界中継のマルチビジョンに今年のローラーボール・チャンピオンシップをめぐる準準決勝戦、ヒューストン対マドリッドのゲームがうつし出されていた。ゲームは鉄フックのついたグローブで重装備した各々10名のプレイヤーで争われる。全長535フィールの円形トラックに向けて大砲から重さ10キロの鋼球が発射されると、そのボールを拾って自チームのマグネット・ゴールにシュートしたとき得点となる。その間、選手はキック、ボディ・ブロー、空手などあらゆるラフな手を用いて敵選手を妨害する。肉が裂けた死傷者がトラックに横たわるのはしばしばという残酷な競技がローラーボールだった。ジョナサンは豪華な屋敷をさずけられ最高の待遇を得ていたが、かつて企業の命令によって、妻エラ(モード・アダムス)と離婚させられていた。彼はエネルギー部門の管理者バーソロミュー(ジョン・ハウスマン)にすべてが管理されていることの疑問をぶつけた。前々から彼の人気の凄まじさにある危惧を感じていたバーソロミューを始めとする各パートの管理者たちは、決定的な恐怖を感じる。ジョナサンのようなアイドルがもし人類を支配するようになったら世界は再び20世紀の暗黒に戻ってしまう。ジョナサン抹殺の命令が下った。準決勝のヒューストン・チーム対東京チームの試合が、日本で始まった。元ローラーボール・プレイヤーでジョナサンの友人クレータス(モーゼス・ガン)の忠告通り、試合は凄惨をきわめた。管理者たちは競技の中で合法的にジョナサンを消そうとしたからだ。彼の無二の親友ムーンパイ(ジョン・ベック)が空手の猛攻に倒れ、二度と意識の戻らぬ植物人間と化したが、所詮東京チームもジョナサンの敵ではなかった。ヒューストン対ニューヨークの決勝戦はまさに殺人ゲームだった。無制限でお互い死ぬまで戦わなければならない。敵側全員がハイエナさながらジョナサンに襲いかかる。死闘数十分。生き残ったのはジョナサンただ一人だった。しかし、この生き残ったヒーローに対し、観客の拍手と歓呼が徐々にドームを揺るがせていった。

1975年製作/125分/アメリカ
原題:Rollerball
配給:ユナイト映画

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