ラスベガス強奪作戦

劇場公開日:

解説

アンドレ・レイの小説を「イスタンブール(1966)」のスペイン人アントニオ・イサシが監督したアクション。撮影はファン・ジェルピ、音楽は「トリプルクロス」のジョルジュ・ガルバランツが担当した。出演は「2001年宇宙の旅」のゲイリー・ロックウッド、「電撃フリントGOGO作戦」のリー・J・コッブ、「プロフェッショナル」のジャック・パランス、「彼女の不道徳な夢」のエルケ・ソマーほか。製作は、ナット・ワックスバーガー。

1938年製作/イタリア・フランス・スペイン・西ドイツ合作
原題または英題:They Came To Rob Las Vegas
配給:ワーナー
劇場公開日:1968年12月

ストーリー

脱獄したばかりのジノは仲間を集め、スコルスキー(リー・J・コッブ)の経営する現金輸送会社の車を強奪する計画を立てた。だが電子頭脳をはじめとする近代科学の粋を集めた現金輸送車にかなうはずがなく、あえなく全員殺されてしまった。スコルスキーの会社は難攻不落を誇る全米一の現金輸送会社なのだ。独占企業に近い。ところでジノの壮絶な死を知った弟のトニー(ゲイリー・ロックウッド)は、ひそかに復讐を誓った。彼の職業はラスベガスのカード配り。綿密な計画のもと、まずスコルスキーの秘書兼愛人のアン(エルケ・ソマー)に近づき、関係を持つようになった。そして彼女から現金輸送の綿密なコースなどを聞き出したのである。一方、財務省調査官のダグラス(ジャック・パランス)も、別の観点からスコルスキーをあらっていた。というのは、現金輸送車が、他人をよせつけないのをいいことに、金の密輸をしている疑いがあったからだ。ところでトニー一味はラスベガスの砂漠の真ん中に巨大な地下壕を掘り、そこに車もろとも誘導させるという作戦を成功させた。突如、消えてしまった現金輸送車。このサスペンスに全米がわく。あわてふためいたのはスコルスキーとダグラスである。しかし一方、地下壕では仲間割れの騒動が持ちあがり、血で血を洗う銃撃戦が展開。生き残ったトニーは電気仕かけの扉を開け、札束と同時に、密輸の金を見つけ出した。そしてアンに連絡。だが彼女がトニーのもとに駆けつけた時、すでに彼女にも捜査の手はのびていた。尾行がつく。犯人捜査の地図は徐々にせばめられ、砂漠は遠まきに警官たちが囲んでしまった。その時である。ひん死のトニー一味が、バーナーでは、らちがあかないとばかり、ダイナマイトを使って、輸送車を爆破したのは。地下壕に札束が舞い上がる。しかし、時すでに遅く、多くの警官が乗り込み、全員逮捕されてしまた。だが、トニーだけは狂気のように笑い出した。多分、見事に兄の仇をとり、スコルスキーの金密輸を、結果的には、あばいたからであろう。

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