勇者の汚名

劇場公開日:

解説

ケネス・パーキンスの原作からトム・ブラックバーンが脚本を書き「赤い砦」のアンドレ・ド・トスが監督した西部劇。撮影は「平原の落雷」のバート・グレノン、音楽は「サンチャゴ」のデイヴィッド・バトルフ。主演者は「捨身の一撃」のランドルフ・スコット、「機動部隊」のウェイン・モリス、「コマンド」で売出した新人ジョーン・ウェルドン。

1954年製作/アメリカ
原題または英題:Riding Shotgun
配給:大映洋画部
劇場公開日:1957年3月16日

ストーリー

駅馬車用心棒ラリー・デロング(ランドルフ・スコット)が今日も駅馬車に乗り込み西部を行く。丁度ディープウォーターの町近くに来たとき、彼は街道ギャング、メラディの子分を見つけたので馬車を降り単身これを追跡した。ところがメラディの右腕ピントらの伏兵にあって縛り上げられてしまう。ラリーは、これが一味の策略で、ピントの一隊が駅馬車を襲い保安官が気を取られているすきに、メラディの本隊が町の賭博場を襲う計画だと知った。やっと縄を切ったラリーが、駅馬車襲撃で大騒ぎの町に掛けつけた。早速、ギャングの策略を話し防衛隊を組織するように進言したが町の人々は、ラリーが襲われる寸前、駅馬車を離れたことから彼を犯人の一味と思い、憎悪の挙句、激昂して保安官に逮捕を迫った。その中で賭博場の娘フリン(ジョーン・ウェルドン)と当の保安官でラリーの親友マーフィーだけはラリーの潔白を信じたが群衆は彼を酒場に包囲した。折しも賭博場襲撃に乗り込んできたが、ラリーの苦境にほくそ笑み更に群衆を扇動した。群衆は酒場の中のラリーに一斉射撃を浴びせた。が、ラリーは物陰に隠れ難を逃れた。彼は屋根裏伝いに脱出、賭博場の前にいたメラディ一味を、激しい拳銃戦の末に射ち倒した。汚名をそそいだラリーはフリンと結ばれた。

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