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劇場公開日:

解説

学園紛争と自由奔放な“愛”がテーマの作品。製作・監督は日本初見参のリチャード・ラッシュ、ケン・コルブの原作をロバート・カウフマンが脚色、撮影は「イージー・ライダー」のラズロ・コヴァックス、音楽ロナルド・スタイン、編集モーリー・ワイントローブ。主演は「M★A★S★H(マッシュ)」のエリオット・グールド、「パリのめぐり逢い」のキャンディス・バーゲン。その他、ロバート・F・ライオンズ、ジェフ・コーリー、マックス・ジュリアンなど。

1971年製作/アメリカ
原題または英題:Getting Straight
配給:コロムビア
劇場公開日:1970年12月12日

ストーリー

教育学部4年生のハリー(エリオット・グールド)は教師になるつもりだった。恋人のジャン(キャンディス・バーゲン)は現在の教育制度を否定する反体制派の学生である。ハリーの当面の問題は金の無いことだった。授業料も滞り、家賃も収めていなかった。しかし、活動的で明るいジャンは、愛を楽しんでいればそれは気にならなかった。だが、下宿を追い出され、ジャンの所へころがり込むが、愛を金に換算しているとジャンに疑われ喧嘩してしまう。学園ではハリーの友人の黒人エリス(マックス・ジュリアン)をリーダーに学園改革運動が展開していた。ハリーも以前は反体制的な思想をもち、そのために一度学園を去って、6年間のブランクをおき復学したのだったが、現在のやり方には批判的だった。ハリーの悩みはもう1つあった。教育学部長ウィルハント博士(ジェフ・コーリー)に、ハリーの自由主義すぎる考えと行動は教師に不向きだと言われたことである。しかし彼の教育実習は人気があった。ジャンとの仲は、学園紛争の闘争方針をめぐり本気で喧嘩してしまう。紛争は拡大していった。ハリーは卒業試験を友人ニック(ロバート・F・ライオンズ)に頼んだことがバレて、ウィルハント博士から教師の資格は与えられないが、大学院へ行くなら退学処分はしないでおこうと言われたのだ。失望して下宿にいると、デモに痛めつけられたジャンがやってきて、他の学生と結婚すると言い出した。州兵まで出動して学生を鎮圧している風景を見ながら、ハリーは大学院への修士試験を受けた。学生たちの泣き声、叫び声、銃声が耳に入る。教授たちはそれを傍観しながらくだらない質問を問いかけている。ハリーはしだいに怒りがわいてきた。突然!彼は机に立ち上がり教授を罵倒し、修士試験をぶっ壊した。数分後、暴動の最高潮の中でジャンを見つけたハリーは、お互いにまだ愛し合っていることに気づき、信頼をこめて抱擁を交わし合うのだった。

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