マードックの拳銃
劇場公開日:1964年10月15日
解説
ロバート・ルイス・テーラーの原作を「ターザン三つの挑戦」バーン・ギラーが脚色、「暗黒街の野獣」のボリス・シーガルが演出した西部劇。撮影は「古城の亡霊」のジョン・ニコラウス、音楽は「底抜け棚ボタ成金」のウォルター・シャーフ、「独立騎兵隊」のハリー・サックマン、「不思議な世界の物語」のリー・ハーラインたちが担当した。出演は「テキサスの四人」のチャールズ・ブロンソン、「ハートでキッス」のスーザン・オリバー、「ヤング・ヤング・パレード」のカート・ラッセル少年、ほかにジャン・マーリン、レイフォード・バーンズなど。製作はボリス・イングスター。
1964年製作/アメリカ
原題または英題:Guns of Diablo
配給:MGM
劇場公開日:1964年10月15日
ストーリー
マードック(チャールズ・ブロンソン)は、医師マクフィーターズや、その息子ジェイミー少年(カート・ラッセル)と共に幌馬車隊を導いて、カリフォルニアへ向かっていた。その途中物資の補強のために一行は、ある町へたちよった。町には人影もなく、何かに脅えているようだった。マードックはホテルの酒場で、思いがけなく、死んだと思った昔の恋人マリア(スーザン・オリバー)に会った。5年前、マードックはマリアを愛したが、彼女をめぐって、牧場主の長男ランス(ジャン・マーリン)のうらみをかい、マードックは、ランスら3人兄弟を相手に決闘した。マードックの銃弾はランスの右腕を撃ち抜き、兄弟らを制圧した。しかしその流れ弾がマリアにあたった。マードックは、マリアが死んだというランスの言葉を信じて、旅立ったのだった。が、マリアは生きていた。マードックを失い自暴自棄になったマリアは、ランスと結婚した。そして今、マリアは再びマードックとめぐり会った。昔のことを根に持つランスは、まずマードックの右腕を射ち、左手で拳銃を拾うように仕向けた。しかも相手は3人。しかしマードックはあえて死地に向かった。が、突然横手からマードックを援護する銃声が起こった。ジェイミー少年が、親しくなった老人にせがんで援護をたのんだのだ。マードックの拳銃は素早く3人を倒した。西へ向かう幌馬車隊の中に、幸福そうな、ジェイミー少年とマリアの姿があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ボリス・セイガル
- 脚色
- バーン・ギラー
- 原作
- ロバート・ルイス・テイラー
- 製作
- ボリス・イングスター
- 撮影
- ジョン・ニコラウス
- 音楽
- ウォルター・シャーフ
- ハリー・サックマン
- リー・ハーライン