ふんだりけったり

劇場公開日:

解説

底抜けコンビ、マーティン&ルイスのおなじみ喜劇。デーモン・ラニョン(「野郎どもと女たち」の原作者)の原作を「画家とモデル(1955)」のハル・カンターと、ジェームズ・アラーダイスが翻案、カンターが脚本を書き「豹の爪」のジョージ・マーシャルが監督した。撮影監督は「のるかそるか」のダニエル・L・ファップ、音楽は「無法の王者 シェシイ・ジェイムス」のリー・ハーライン。主演は「のるかそるか」につづいてディーン・マーティン、ジェリー・ルイスのコンビに、同じくパット・クローリー、新人マージ・ミラー。

1953年製作/100分/アメリカ
原題または英題:Money from Home
配給:パラマウント
劇場公開日:1957年11月3日

ストーリー

ブロードウェイに巣食うノミ屋の1人"くどきや"ネルスン(ディーン・マーティン)は、仲間の"ごぶさた"小僧の親分ジャンボーに借金のことで脅され、メリーランド州のタリートンの障害レースで、"前へ進め"という馬を勝たせる奸策に使われることになった。障害レースの本命は"私のシバ"という馬で、持主はフィリス(マージ・ミラー)という美しい娘。フィリスに取り入って"私のシバ"を出場させないようにというのが"くどきや"に言渡されたジャンボーの命令である。断れば命はないと再三脅された"くどきや"は従弟のヴァージル(ジェリー・ルイス)を誘ってタリートンに出かけた。ヴァージルは獣医の見習で、"くどきや"は"私のシバ"に一服もらせようと考えたのだ。タリートンへの道の途中、2人は旅費をなくし自動車を拾うことにしたが、やって来たのはバーティという英国の騎手、"私のシバ"に乗るためフィリスに招かれての途中だったが大酒飲みで正体もなく酔っている。これ幸いと2人はバーティを監禁、彼の洋服をさらってヴァージルが騎手に、"くどきや"がそのマネジャーに化けてフィリスの前に現れた。その夜のダンス・パーティで"くどきや"は早速フィリスに働きかけたが、その美しさにすっかり魅かれてしまった。次の夜"くどきや"はフィリスに愛を告白、ジャンボーを裏切っても"私のシバ"を勝たせようと決心した。一方、ヴァージルはふとしたことで近くの動物病院の女獣医オータム(パット・クローリー)と仲が良くなった。ところがこのオータム、病院を建てる計画をもっており、全貯金を"私のシバ"に賭けて建築費を作ろうとしているとヴァージルに語ったので、彼もまた"私のシバ"を勝たせなければならない。こうした2人の裏切りを監視にきた"ごぶさた"が嗅ぎつけ親分に報せたから、早速ジャンボー一味が乗りこんできた。だがレース当日"くどきや"とヴァージルは大活躍の末ジャンボーの妨害をしりぞけ"私のシバ"を優勝させたうえ、フィリス、オータムをそれぞれ獲得した。

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