バニーレークは行方不明

劇場公開日:

解説

イヴリン・パイパーの小説を、イギリスの夫妻チーム、ジョン・モーティマーとペネロープ・モーティマーが脚色、「危険な道」のオットー・プレミンジャーが製作・監督したミステリー・ドラマ。撮影はデニス・クープ、音楽はポール・グラスが担当した。出演は「リサの瞳のなかに」のキア・デュリア、「枢機卿」のキャロル・リンレイ、「嵐が丘」のローレンス・オリヴィエのほかに、ノエル・カワード、マーティタ・ハント、アンナ・マッセイなど。

1966年製作/アメリカ
原題または英題:Bunny Lake is Missing
配給:コロムビア
劇場公開日:1966年7月9日

ストーリー

ロンドンの昼さがり。アメリカから来たばかりのアン(キャロル・リンレイ)は、ロンドン駐在の記者をしている兄のスティーブン(キア・デュリア)と、この日新しいアパートに入った。そしてアンは4つになる私生児の娘バニーを保育園に迎えに行ったが、バニーの姿はどこにも見えなかった。どの先生もバニーという子供など見たこともないという。アンはヒステリックになりスティーブンを呼び、スコットランド・ヤードのニューハウス警部(ローレンス・オリヴィエ)に捜索を依頼した。しかし、どこにもバニーはいなかった。アンの証言によると、料理婦に頼んで置いてきたというのだが、その料理婦の姿もみえなかった。アンが家へ戻ると、思いがけないことにバニーの服や玩具など、彼女のものがすべてなくなっていた。ニューハウスは、バニーは最初から存在していなかったのではないかとさえ考えた。その上、アンは子供の頃、バニーという空想上の女の子をつくったこともあったという。ニューハウスは船会社を訪ねたが、アンがアメリカから渡って来た日の乗客名簿に母娘の名は見当らなかった。バニーの実在を証明するために、アンはバニーの人形が修繕屋に出されている事を思い出し、深夜ひとりで出かけた。人形はあったが思いがけないことに、そこに現れたスティーブンが人形をとりあげいきなり火をつけてしまった。幼い時から、ことさら仲の良かった兄妹だったが、この時アンは兄に疑惑の目を向けた。スティーブンはアンをなぐり気絶させたうえ、精神病院に入院させてしまった。ひそかにそこを脱出したアンは、アパートに引っ越す前の住居にかけつけた。案の定、スティーブンはいた。そしてバニーは彼の車のトランクの中に隠されていた。罪の意識などないかのように、やさしくアンをいたわるスティーブン……。庭のブランコにのったアンは思いきり彼に押させた。じきに警部も来るだろう……。2人の奇妙な笑い声が、大都会の谷間にこだました。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0登場人物全員が怪しい

2023年9月21日
iPhoneアプリから投稿

次々と怪しい人物が出きて、この人が犯人か?それとも…と展開を想像しながら見れるモノクロの良きミステリー映画。
この映画が撮影された1966年では、あの登場人物の背中を追う長いショットのカメラワークはすごい技術なのでは?ブレもほとんどない。
終盤に明かされる兄妹の関係性、ブランコのシーンはインパクトがあり印象的。映画のエンドロールで切り絵が埋められるところもお洒落。
古き良き名作。見て良かったサイコホラーでした。

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arom

3.5受け手に優しい

2022年1月28日
iPhoneアプリから投稿
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因果

2.5真相を知ればアンがなぜ騒いだのかわからない。真っ先に気づくと思うけ...

2021年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

真相を知ればアンがなぜ騒いだのかわからない。真っ先に気づくと思うけど…
映像としてはオープニングや長回し、ゾンビーズなどとっても斬新でした

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いもけんぴ

4.0見応えのあるサスペンス

2021年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

真相がわかってからの後半がちょっと長くて退屈してしまいましたが、そこまではなかなか見応えのあるサスペンスで面白かったです。

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光陽

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