のんきな叔母さん
解説
「女は真っ平(1931)」「陽気な中尉さん」のチャールズ・ラグルズが主演する映画で、かつて映画化されたことのあるブランドン・トーマス原作の小説及び舞台喜劇に基づいて、F・マッグルー・ウィリスが脚色して台詞を書き、クリスティー・フィルム社社長で喜劇映画界一方の覇者たるアル・E・クリスティーが監督、製作した。助演者は「おしゃれ牧場」「連隊の花形」のジューン・コリアー、「海行かば(1930)」のドリス・ロイド、「雷親爺」のハリウェル・ホップス、ヒュー・ウィリアムスらで、カメラはガス・ピーターソン担任。
1930年製作/アメリカ
原題または英題:Charley's Aunt
ストーリー
チャーリー・ワイクハムとジャック・チェズニーはオックスフォード大学の学生であった。彼らにはそれぞれ恋人があって婚約する機会を狙っていたが、その恋人達の後見人であるスティーブン・スペッティグ老人はいつもそれを邪魔するのだった。ある日ブラジルから帰ってきた金持ちの未亡人でチャーリーの叔母に当たるドンナ・ルシアが訪ねてくるという知らせを受け取ったチャーリーはジャックと相談の上、叔母さんに紹介した上、昼飯をご馳走するという口実で娘達を招くことしした。ところがその日になってドンナ・ルシアは差支えが出来て急に来ないことになった。そこでチャーリーは困った揚げ句学友のバップス事ファンコート・ババーリーをお婆さんに変装させて叔母さんの身代わりをやらせる事とした。そこへチャーリーの父親と娘達の後見者スペッティグ老人も訪ねて来た。スペッティグ老人はドンナ・ルシアが金持ち後家と聞いて早速野心を起してドンナ・ルシアに化けているバップスを追いかけ回した。そこでバップスはそれを巧みに利用してスペッティグ老人をだましてチャーリーとジャックとその恋人の娘達との婚約を承諾させた。そこへ本物のドンナ・ルシアとバップスの恋人エラが訪ねて来たので一騒動持ち上がろうとしたが、結局万事まるく納まった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アル・E・クリスティー
- 脚色
- F・マッグルー・ウィリス
- 原作
- ブランドン・トーマス
- 原作戯曲
- ブランドン・トーマス
- 台詞
- F・マッグルー・ウィリス
- 撮影
- ガス・ピーターソン