人間狩り(1971)

解説

大自然を相手の射撃の名手がひきずりこまれる人間の殺伐とした殺し合い。製作はロン・ロス、監督はドン・テイラー、脚色はメイヤー・ドリンスキー、原作はウェイド・ミラー、撮影はベンジャミン・H・クライン、音楽はスタンリー・ウィルソン、編集はハワード・G・エプスタインが各々担当。出演はTV「インベーダー」のロイ・シネス、サンドラ・ディー、アルバート・サルミ、ソレル・ブック、ウィリアム・スミスなど。

1971年製作/アメリカ
原題または英題:The Man Hunter

ストーリー

猛獣狩りの名手デビッド・ファロー(ロイ・シネス)は意外な依頼を受けた。ファローが多額の借金をしている銀行家セント・クレア(デイビッド・ブライアン)からの依頼で、仲介人は彼の簿記係のカール・アッシャー(ソレル・ブック)であった。ファローはルイジアナに帰り、さっそく事件のあらましを聞いた。セント・クレアの銀行に強盗が入りクレアの息子ステフィンが殺された。殺したのは強盗団の1人クレル・ボコック(ウィリアム・スミス)だと判明しており、彼自身負傷して身を潜めているというのだ。セント・クレアはファローに、クレル・ボコックの射殺を依頼するというのだ。クレル・ボコックの家を訪れたファローは、殺人者クレルの妻マーラ(サンドラ・ディー)を試してみたが、彼女は固く口を閉ざしたままであった。しかたなく近くからクレルの家を見張っていたファローは、クレルの弁護士ラフェ・オーグスチン(アルバート・サルミ)の来訪を認めただけで、手掛かりをつかめず、ニューオルリンズにいるクレルの女、娼婦のテレサを訪れた。ファローの後に従ったマーラとテレサの案内する場所へ向かったファローは、仕組まれた罠を危機一髪脱した。待ち伏せていたのはアッシャーとオーグスチンだが、2人は同志討ちで死んだ。オーグスチンの最後の言葉でクレルの居所を聞いたファローは、セント・クレアを呼び、マーラと2人でクレルを追った。クレルの母親を発見し、後をつけて山小屋に閉じこもっているクレルを発見したファローは、凄絶な射ち合いの末倒した。だが、セント・クレアが息子の仇と銃をむけるスキにマーラがクレルに銃を手渡し、クレアは肩を射抜かれ、ファローに銃を向けたクレルにファローの正確無比なライフルが火を吹いた。ファローにとって、この人間の醜い争いは、あまりにも殺伐とした事件であった。

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