血と肉

解説

ルイス・D・ライトン氏の原作に基づき「還境の力」等と同じくアーヴィング・カミングス氏が監督製作したもので、主役は「オペラの怪人(1925)」「ノートルダムのせむし男(1923)」等主演のロン・チャニー氏で、ジャック・マルホール氏、エディス・ロバーツ嬢、ノア・ビアリー氏、ラルウ・ルイス氏、山本冬郷氏等が助演している。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:Flesh and Blood

ストーリー

親友たる中国人リーの情けある手配りでウェブスターは脱獄して中国街に身を潜めていた。彼は妻と娘とを尋ね隠家を出て昔の住家を訪ねるとちょうど妻の葬式の日であった。彼は男泣きに泣いた。そうして彼は冤罪で牢に送らせたバートンに復讐することを誓った。彼の娘は或る教会を司会して不幸な人々に天使の如く慕われていた。娘には恋人があった。運命の悪戯かバートンを訪ねて総てを白状した書面を書かせ署名をさせる。折しもテッドと娘とはバートンの許に結婚を許してくれと嘆願に来る。事情を察したウェブスターはバートンに二人の行く末を頼んでバートンの白状書を破り棄て再び刑務所に帰って行くのであった。

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