0011ナポレオン・ソロ 地獄へ道づれ
劇場公開日:1966年2月12日
解説
ディーン・ハーグローブの脚本をTVのジョセフ・サージェントが監督した「ソロ」シリーズの第3作目。撮影は「消された顔」のフレッド・コーネカンプ、音楽は「わかれ道(1963)」のジェラルド・フリードが担当した。出演はロバート・ヴォーン、デイヴィッド・マッカラム、レオ・G・キャロルら「ソロ」シリーズのレギュラー、「シンシナティキッド」のリップ・トーン、「おかしな、おかしな、おかしな世界」のドロシー・プロバイン、「キッスン・カズン」のイボンヌ・クレイグほか。製作はデイヴィッド・ビクター。
1965年製作/アメリカ
原題または英題:One Spy too Many
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1966年2月12日
ストーリー
米軍化学研究所で、嗅ぐと戦意を喪失するというガスが盗まれた。秘密組織UNCLEが調査に乗り出した。軍に多く化学薬品を提供する会社を招いてのガス発表式のときのその中の1人アレキサンダー(リップ・トーン)という男が怪しいと睨んだが、証拠はなかった。ただ、現場に8の字と古代のギリシャ文字の刻まれた石板が発見されただけである。ソロ(ロバート・ヴォーン)がアレキサンダーの動きを探り、イリア(デイヴィッド・マッカラム)は8の字の秘密を暴くためギリシャに飛んだ。アレキサンダーは強力な実業家だが、彼の素性に明るいものはいない。ソロはホテルに張り込み中、トレイシー(ドロシー・プロバイン)という彼の別居中の妻と知り合った。彼女の言によるとアレキサンダーは今様アレキサンダー大王と思い込む狂気の男という。彼に提供した財産をとり戻そうと追いかけているらしい。ソロは彼女から、彼が今頃はギリシャにいることを教えられイリアの後を追った。ところが、訪ねた先の考古学者はアレキサンダーの部下で、ソロたちは石牢の奥深く閉じ込められた。8の字は十戒を破っていって最後の1つを破ったとき世界をわがものにすると信じていた、その8番目の盗みの戒をおかした証拠に残すと同時にアンクルに注目させる手段だったのだ。ソロらは島を運よく脱出、ニューヨークに帰った。ワシントンの一角にアレキサンダーのヘルス・サロンがあるが、そこに乗り込んだトレイシーは、バージニアの農場へ拉致された。まずアジアから魔手を伸ばそうとするアレキサンダーはあるアジアの大使館のパーティに出席、彼はこの席上で大統領を刺殺するつもりだったがソロらの努力で、見事滅ぼされた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョセフ・サージェント
- 脚本
- ディーン・ハーグローブ
- 製作
- デイヴィッド・ビクター
- 撮影
- フレッド・コーネカンプ
- 音楽
- ジェラルド・フリード