スパイ大作戦 薔薇の秘密指令

劇場公開日:

解説

TVで好評のシリーズ物の映画化。監督はポール・スタンリー。脚本はウィリアム・リード・ウッドフィールド、アラン・バルチャーの合作。撮影はミシェル・ユーゴー、音楽はラロ・シフリン、編集はデイヴィッド・ワージェスが担当。製作はジョセフ・ガントマン。出演は「テキサス」のピーター・グレイヴス、「ネバダ・スミス」のマーティン・ランドー、バーバラ・ベイン、黒人俳優のグレッグ・モリス、ピーター・ルーパス。そのほか、ロバート・フィリップス、ポール・スティーヴンス、エドアルド・シァンネッリが助演。

1969年製作/アメリカ
原題または英題:Mission Impossible vs. The Mob
配給:パラマウント
劇場公開日:1969年11月21日

ストーリー

フェルプス(ピーター・グレイヴス)ら秘密調査員の今度の仕事は、アメリカ犯罪組織の巨頭ウェイン(ポール・スティーヴンス)の帳簿を奪い一味の活路を断つことだった。フェルプスを先頭に、ローリン(マーティン・ランドー)、黒人のバーニィ(グレッグ・モリス)、ウィリー(ピーター・ルーパス)、女調査員シナモン(バーバラ・ベイン)の5人は、さっそく活動を開始した。シナモンが整形を施し、ウェインに扮装したローリンは、まんまと彼とすりかわり敵の中に入り込んでしまった。ローリンの完璧な扮装と演技に、用心棒のジョニー(ロバート・フィリップス)さえも感づかなかった。そして、組織の幹部ビト(ヴィンセント・ガーディニア)等の忠告で、ローリン扮するウェインは整形手術をうけて、警察の目をごまかそうと企んだ。女医に化けたシナモンの手で、やがてローリン本来の顔が現われた。一味は手術が成功したと思い、安心した。翌朝、フェルプス扮するディリー捜査官がウェイン一味に、脅しをかけた。ローリンはジョニーに、ディリー暗殺を命じた。だが、事前にバーニィとウィリーが細工をしてあったので、フェルプスはすばやく人形と入れ代わった。一方、フェルプス殺害を知った幹部達は、忠告に背いたローリンをボスの椅子から降ろすべく抹殺命令の白バラを彼の胸にさした。だが、ローリンは危機一髪で、彼の顔に扮装させたウェインと、エレベーターの中で再びすりかわった。ジョニーはそれとも知らず、本物のウェインを撃った。だが彼も、かけつけた警官に射殺された。ほかの一味も、ローリンの写した名簿で逮捕は時間の問題となった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0TV放送前後エピソードの再編集原語字幕版で同じ内容

2023年9月24日
iPhoneアプリから投稿

この作品情報に誤りあり。

「黒の壊滅命令」前後編と同内容で、劇場用に新作として作られたものでは無い。

従って、TV版オリジナル・メンバーによろ、劇場用新作のオリジナル作品は制作されていないという事。

それからこの回の劇中の全編の音楽担当は、ジェリー・フィールディング氏で、ラロ・シフリン氏はいつものタイトル部分の曲のみです。

当時はTV放映では原語版でのオンエアーはなかったという点では、字幕版のこの作品に於いてのみ、初めて“オリジナル音声版のノーカット”状態での鑑賞が叶ったという点については、ファンとしては貴重だったとも言える。

それから、今ではイメージできないと思うが、これはカラーTV普及割合との関係もある。
まだまだ白黒TV率も高かった時代背景としては劇場公開は、「いつもの番組をカラー映像で初体験」という図式になるからである。

少なくとも、日本での放送時にはどの作品も、時間枠によってはNHKでさえ数分間はカット何施されているのでノーカット状態でのものは、後年の映像ソフト化の時代になって初めて実現された(知った)という経緯いがある。

ヨーロッパではこの手法で良く公開されている。
「0011ナポレオン・ソロ」シリーズは前後編8作全て、日本でも劇場公開された。

海外では
「ダンディ2」
「謎の円盤UFO」
「刑事コロンボ」
など

特にイタリア辺りはこのやり方が顕著。

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アンディ・ロビンソン