静かなる対決
劇場公開日:1952年12月6日
解説
ジュールス・レヴィが製作し、「カナダ平原」のエドウィン・L・マリンが監督した西部劇1946年作品。アーネスト・ヘイコックスの原作小説より、「海の無法者」のハロルド・シューメイトが脚色、アーチー・スタウトが撮影した。主演は「カナダ平原」のランドルフ・スコット、「腰抜け大捕物」のロンダ・フレミング、「われら自身のもの」のアン・ヴォーザーク、「真昼の決闘」のロイド・ブリッジス、エドガー・ブキャナン、ヘレン・ヘイズら。
1946年製作/アメリカ
原題または英題:Abilene Town
劇場公開日:1952年12月6日
ストーリー
南北戦争後のテキサス州アビリーンの町は、牛を売りにくるカウボーイたちが酒場屋や賭博場を荒し回って、治安が乱れ、一方町外れには平和を願う開拓民が、農地の開墾に従事していた。酒場“プライド”を経営するチャーリーは賭博のボスで、そこの歌手リタ(アン・ヴォーザーク)は、保安官ダン・ミッチェル(ランドルフ・スコット)と恋仲だった。ダンは常にリタに酒場から足を洗えとすすめていたが、2人は顔を合わせば争っていた。そしてこのダンに、商人の娘シェリー(ロンダ・フレミング)が密かに思いを寄せていた。町はカウボーイのボス、ライカーが、部下を殺された復讐のため、必ず襲撃をすると言いおいて去って行き、入れかわりに、列車強盗ジェット・ヤンガーの一団が入って来るなど、大混乱。チャーリーは開拓民の勢力がつよくなることをおそれて、ジェットに開拓村を焼きうちさせてしまった。ダンはジェットを捕らえたが、再びのがしてしまい、やがて町はライカー一味の襲撃があるとの噂で、その防御策に大わらわになった。開拓民の先頭に立って土地を守ろうとする若い農夫ヘンリー(ロイド・ブリッジス)の力強い姿にシェリーは新しい愛情をもつようになった。ライカー一味は牛の大群を暴走させて町を破壊したが、ダンはライカーに立ち向かって、これを倒し、子分たちも開拓民と町民の協力で逃げ去って行った。平和のよみがえった町でダンとリタ、ヘンリーとシェリーの結ばれる日も間近い。
スタッフ・キャスト
- 監督
- エドウィン・L・マリン
- 脚色
- ハロルド・シューメイト
- 原作
- アーネスト・ヘイコックス
- 製作
- ジュールス・レビ
- 撮影
- アーチー・スタウト
- 美術
- ダンカン・クラメール
- 音楽監督
- ナット・W・フィンストン