群衆の中の殺し屋

劇場公開日:

解説

ジョン・クレアリーの原作をウィルフレッド・グレイトレックスが脚色、「キッスは殺しのサイン」のラルフ・トーマスが監督したサスペンス・アクション。撮影は「キッスは殺しのサイン」のアーネスト・スチュワード、音楽を「しのび逢い」のジョルジュ・ドルリューが担当。出演は、「戦争プロフェッショナル」のロッド・テイラー、「トリプルクロス」のクリストファー・プラマー、「偽の売国奴」のリリー・パルマー、「マッケンナの黄金」のカミラ・スパーブなど。

1968年製作/アメリカ
原題または英題:The High Commissioner
配給:松竹映配
劇場公開日:1969年7月8日

ストーリー

刑事マローン(ロッド・テイラー)はオーストラリア高等弁務官クェンティン(クリストファー・プラマー)を殺人の罪で逮捕するためイギリスに来た。政府は数年来の敵ニュー・サウス・ウェールズの首脳がクェンティンを殺そうとしている事実を知り、彼を帰国させ裁判するためマローンを派遣したのだった。空港に着いたマローンはさっそくクェンティンを訪れ、その目的を話すと、クェンティンは重要な世界会議があるので、それが終了するまで待って欲しいと頼んだ。そしてその日までマローンはクェンティンのボデーガードとなることにした。会議が開催されるまでの数日間、クェンティンもそれに付き添うマローンも、しばしば身の危険にさらされた。そうした中でマローンはクェンティンの妻シェイラや親しい友人マダム・コロンなどを知った。クェンティンが17年前最初の妻を殺したというのは、本当は事故だったのである。しかし、マローンがその事実を追求したことにより、クェンティンの地位は崩壊、妻シェイラとマダム・コロンは死んだ。

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