カナダ平原

劇場公開日:

解説

「決闘カリブ街道」と同じくナット・ホルトが製作し、エドウィン・L・マリンが監督に当たった1949年作品で、カナダ太平洋岸鉄道敷設当時を背景にしたシネカラーによる活劇。「追いはぎ」のジャック・デイヴィットの原作を、デイヴィット自身とケネス・ガメットが脚色し、撮影は「決闘カリブ街道」のフレッド・ジャックマン・ジュニア、音楽は「真昼の決闘」のディミトリ・ティオムキンの担当。出演者は「拳銃45」のランドルフ・スコット、「硝煙のカンサス」のジェーン・ワイアット、「ボー・ジェスト(1939)」のJ・キャロル・ナイシュ、「決闘カリブ街道」のヴィクター・ジョリー、「武装市街」のナンシー・オルソン、ロバート・バラット、「赤い家」のウォルター・サンドら。

1949年製作/アメリカ
原題または英題:Canadian Pacific
配給:映配
劇場公開日:1952年11月17日

ストーリー

トム・アンドリュース(ランドルフ・スコット)はカナダ太平洋鉄道の建設工事に従事していたが、工事はカナディアン・ロッキーの峠にさしかかって難儀をきわめ、恋人セシル(ナンシー・オルソン)との結婚もあきらめようとしていた。毛皮商のダーク・ローク(ヴィクター・ジョリー)はこの工事に反対で、しかもセシルに気があった。ある日、トムがダークと大格闘を始め、彼を打ち負かした後で、セシルに工事完成まで結婚を待ってくれと申し入れたが、彼女は誤解して2人の間はまずくなった。トムはダークの仕掛けたダイナマイトで大けがをし、女医エディス(ジェーン・ワイアット)の献身的な看護で一命を取りとめた。その頃、ダークはインディアンが鉄道敷設隊を襲撃する計画に乗じて鉄路をダイナマイトで爆破しようと企てていた。これを知ったセシルは、トムに知らせるため馬を走らせた。途中出逢ったダークは、彼女にトムがエディスと恋に落ちたと告げ口したが彼女は相手にしなかった。セシルが工事現場に到着してみると、労働者の給料が遅れがちで暴動の気配さえあった。トムは彼女の報告に感謝した。インディアンの攻撃が始まり、ダークは反対にインディアンのために殺された。うしおのように押し寄せるインディアンの攻撃で、鉄道建設隊の敗色は濃くなったが、その時、救援列車がばく進してきた。インディアンは逃げ去り、鉄路は無事確保された。トムはセシルと仲直りしてあらためて結婚を申し込んだ。

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