アフリカ大空輸
劇場公開日:1969年6月14日
解説
ハロルド・リビングストンのストーリーを、彼とハルステッド・ウェルズが脚色、テレビ出身のジョセフ・サージェントが監督したアクション。撮影は「ボー・ジェスト(1966)」のバッド・サッカリー、音楽は「夜の大捜査線」のクインシー・ジョーンズが担当。出演は「戦争プロフェッショナル」のロッド・テイラー、「サンタモニカの週末」のクラウディア・カルディナーレほか。製作はスタンリー・チェイス。
1967年製作/アメリカ
原題または英題:The Hell with Heroes
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1969年6月14日
ストーリー
戦争中アメリカ空軍の英雄だったブライニー(ロッド・テイラー)は、終戦後アルジェリアで戦友マイクとともに空輸事業を始めた。ある日のこと、2人は得体の知れない紳士リーに頼まれて、エジプト綿布の空輸をした。だがこれは密輸タバコであった。2人は見破り、運賃の要求を要求。怒ったリーは腹いせに、彼らの飛行機に内緒で麻薬を積み、諜報局のウィルソン大佐に密告という報復に出た。この頃ブライニーは、リーの情婦エレーナ(クラウディア・カルディナーレ)に出会い、彼女に惹かれるようになった。彼女はヨーロッパ貴族の出身であるが、今では落ちぶれ、各国を渡り歩く高級娼婦になっていた。ブライニーは、なんとか彼女を救おうと決心し、一方、彼女もブライニーによって初めて本当の恋を知った。こうした2人の交際、そしてエレーナの協力で、次第にリーの正体が暴かれていった。リーはヨーロッパ中に手を広げた密輸団の巨頭だったのである。ブライニーは再びリーの仕事をした。だが、仕事が終わったら、リーは、ブライニーを殺そうと思っていたのである。この策略を見破ったマイクは、ウィルソン大佐に、リーの正体すべてを伝えた。これを聞き知り、怒ったリーは機上でマイクを射殺した。弟とも思って可愛がっていたマイクを殺されたブライニーの怒りは爆発した。不時着し、猛烈な射ち合いが始まったときウィルソン大佐の一行が来た。そしてリーは捕らえられ、ブライニーを見つめるエレーナの目には、初めて幸福な日がやってきたようだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョセフ・サージェント
- 脚色
- ハルステッド・ウェルズ
- ハロルド・リビングストン
- 原作
- ハロルド・リビングストン
- 製作
- スタンリー・チェイス
- 撮影
- バッド・サッカリー
- 美術
- アレクサンダー・ゴリッツェン
- ジョン・J・ロイド
- 音楽
- クインシー・ジョーンズ
- 編集
- ハワード・エプステイン