愛は心に深く

劇場公開日:

解説

「いつも心に太陽を」「招かれざる客」の黒人スター、シドニー・ポワチエの原案を、「グラン・プリ」のロバート・アーサーが脚色、「電撃フリントGO!GO!作戦」のダニエル・マンが監督したラブ・ロマンス。撮影は「下り階段をのぼれ」のジョセフ・コフィー、音楽は「夜の誘惑」のクインシー・ジョーンズが担当している。出演は、シドニー・ポワチエ、ジャズ・シンガー出身のアビー・リンカーン、「ある戦慄」のボー・ブリッジス、ブロードウェー出身のナン・マーティン、ローリー・ピータースなど。製作はエドガー・J・シェーリックとジェイ・ウェストン。

1968年製作/アメリカ
原題または英題:For Love of Ivy
配給:松竹映配
劇場公開日:1968年10月5日

ストーリー

9年間メイドとして勤めてきたアイビー(アビー・リンカーン)が突然辞めると言い出したので、オースチン家の人々は大騒ぎである。アイビーは、アパートに住み、秘書の学校に通い、中産階級の生活をしてみたかったのである。オースチン百貨店の社長である主人のフランクや妻のドリスも困ったが、もっともあわてたのは、娘のジーナと息子のティムである。ジーナにとってアイビーは家族にも打ち明けられないことでも相談できる友達であり、ヒッピー・スタイルのティムには、父親と自分とのかけ橋的存在であった。ティムとジーナは、アイビーが内心不満としているのは、ボーイ・フレンドが1人もいないことと判断、彼女に恋人をみつけてやることになった。ティムの発案で運送会社に働く、ジャック(シドニー・ポワチエ)かビリーがいいと決まった。ティムは早速、ジャックに電話、昼食に誘い出して、ジャックに、アイビーをデートに誘い出すようにと頼んだ。ジャックはしぶった。だがティムは、彼の弱味につけこんで、その晩オースチン家の夕食会に来ることを承諾させた。ジャックは正装して夕食会に来た。が、夕食会は退屈でつまらないものとなった。ティムは再び2人をひき合わせたが、2人ともお互いに結婚については触れようとしなかった。何日か過ぎたある夜、アイビーはジャックの事務所を訪れた。中ではジャックが大勢の女の子と賭け遊びをしていた。驚くアイビーを、ジャックはアパートへ連れていった。アイビーはジャックの隠された世界を見て、彼への理解が深まった。その翌日、アイビーは、ジャックとのことはティムとジーナの企みであったことを知り、怒り傷ついた。これでこの家にとどまる理由もなくなったアイビーは、ジャックが来るまで待って、出ようと考えた。しかしジャックに彼女はなだめられた。ジャックはギャンブルの相棒ビリーともコンビを解消した。この成り行きをオースチン家の人々は静かに見守っていた。今までほど、華やかな暮らしはできないが、アイビーはジャックと一緒になろうと決心した。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 アカデミー賞(1969年)

ノミネート

主題歌賞

第26回 ゴールデングローブ賞(1969年)

ノミネート

最優秀助演男優賞 ボー・ブリッジス
最優秀助演女優賞 アビー・リンカーン
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映画レビュー

4.5この映画をどう鑑賞するかは個人差がある。

2022年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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