エリジウムのレビュー・感想・評価
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俄然、現代性を持ちだした今こそ観るべき映画
豊かな国アメリカを目指す不法移民達の群れ、それを排除しようとする米国は長大な壁を本当に建設しているところだ
米国内の不法移民を一斉検挙し強制送還したニュースについ先日目にした
SF映画の体裁でありながら、語ろうとしているテーマは今日における不法移民の問題であるのは一目みれば明らかだ
主人公の幼なじみのフレイはヒスパニック系であり、舞台はロサンゼルスだ
主人公が頼るスパイダーの一味はロサンゼルス周辺に多く住むチカーノと呼ばれるヒスパニック系不法移民の若者達を思わせる刺青や出で立ちだ
そして敵側の下請けのクルーガーは東欧風の顔立ちと言葉の訛りなのだ
本作では、不法移民とヒューマニズムの着地点を模索している
SF映画がやるべき仕事を真っ正面から取り組んでいるのだ
これこそ正統的な本当のSF映画と言えよう
本作ではヒューマニズムの勝利でエリジウムは開放される
人間は全て平等なのだ
だかエリジウムはそれで永遠に維持されるのだろうか
ローマ帝国の崩壊を見る思いだ
帝国は崩壊し長い暗黒の中世が続くのだ
果たしてこの結末が本当のハッピーエンドだったのだろうか?
不法移民問題は米国だけではない、欧州もまた移民に音を上げはじめている
世界中で起きていることなのだ
日本はどうか?
同じだ、いや日本こそエリジウムだろう
では私達エリジウムの住人たる日本人は、全ての貧しい外国の人間に無制限に日本を提供することができるのか?
なに隔てなく日本人と同一に無制限に受け入れることができるのか?
問われているのは私達だ
ではジョディ・フォスター演ずる長官が正しいのだろうか?
何故地球が荒廃してしまったのか?
何故地球をより良い環境に出来ないままに放置されているのだろうか?
様々な思いが去来し、そして重い
正解はない
SFのガジェットや描写も、所々怪しいところは有るものの、多くはSFファンの目に十分耐える素晴らしいものだ
脚本が雑であることが残念でならない
だが甘いヒューマニズムの勝利に流れてしまうのは、監督の逃げではないだろう
このラストで本当に良いのか?正しいのか?
そこを考えてみてくれというメッセージであったと思いたい
【ニール・ブロムカンプ監督の独特な世界感満載のエンタメSF作品。】
分かりやすいハリウッドSF
製作陣とキャストとのバランスの悪さ
マット好きなのに
マットデイモン好きで、SFが好き、
でもこの映画はどうも、、
細かいところが雑なのかな。
富裕層と貧困層がまったく違う世界にいて、貧困層の人間がそこに憧れながらも
地上イコール貧困の荒れ地、から逃れられない、というのは面白い設定。
いまの世界の、あるいはアメリカ?の縮図のようでもあり。
しかし、、戦闘シーンががさがさ多すぎるし、グロいシーンもある。
同じマットデイモンでも「オデッセイ」の良さを思うとねぇ、、
かつての美人女優ジュディフォスター、まだ綺麗じゃん?
なんて思ったり。
とにかく残念な気持ちでした。
マット、いい俳優なんだけど、、
面白いが色々無理がある
スートリーもビジュアルも面白いとは思うのだが、設定まわりに無理が有り過ぎる。
特に再起動コードがあれば支配者を変えられるというのは噴飯物で、そんな脆弱な仕組みにするはずもないし選挙があるという設定とも整合しない。再起動コードでエリジウム市民とそれ以外の人の分類を無くすというのは技術的にあり得るし、娘さんの病気を治せるところまでは良いのだが、世界に平和が訪れたり皆が幸せになったりするかのようなエンディングには無理があると思う。エリジウムにそんなキャパはないだろう。
富裕層、貧困層
地上から400㎞上空にあるエリジウムに行くためには市民IDが必要。不法移民を移送する悪党もいるのだが、成功率はかなり低いようだ。しかし5日しかない命のマックス(デイモン)には背に腹は変えられない。そこで、かつて車泥棒をやっていたマックスを刑務所送りにしてしまったスパイダー(ワグネル・モウラ)に頼らざるを得ない。しかし、条件として金持ちの誰かの脳内データをダウンロードしなければならなくなった・・・そこで、彼を工場事故へと導いた会社の社長カーライル(ウィリアム・フィクトナー)をターゲットにした。単純に銀行口座やパスワードを盗むつもりだったのだが、ことはそう単純ではなかった。
エリジウムのデラコート長官(フォスター)は警備面などの問題で総裁と対立し、議員たちへの不満を抱えていた。その巨大なコンピュータのシステムを変えれば総裁をクビにできると考え、設計者でもあるカーライルを呼び寄せ、リブートシステムを設定させたのだ。そんなややこしい状況下で、マックスたちはカーライルを襲い、脳内データを彼の頭の中にダウンロードしたのだが、仲間が勢い余ってカーライルを射殺。デラコートは衛星映像によりすべてを把握していたが、カーライルの頭の中のことはクーデタに匹敵する私的任務。子飼いであるエージェント・クルーガー(コプリー)を使い、マックスを追わせるのだった・・・
マックスは幼馴染のフレイ(アリシー・ブラガ)と再会するも、彼女には女の子がいて、しかも白血病の末期であるという。一緒にエリジウムに連れていってほしいと懇願されるも、看護師である彼女に自分の怪我を治させるだけ(笑)。偶然にもクルーガーが彼女たちを連れ去ったために一緒にエリジウムに行くことになったのだ。
貧困層と富裕層の描写はここまでやるか!と感じるくらい描いているし、ロサンゼルスだってここまで荒廃するんだと訴えてくる。ヤクザな商売をしているスパイダーもコンピュータ技術だけは優れているし、マッドマックス的な世界観も面白い。クライマックスの死闘には総裁になれるかもしれないと野望を持ったクルーガーが参加。飛行艇ではマックスの投げた手りゅう弾で顔がふっとんだのに、これも医療ポッドで治るというすぐれものだった。さらに、デラコートに反感を持っていたカーライルはシステムの最後に“死”を選ばなくてはならないなんてのも・・・
地域限定物語の感は否めない
地球の下層階級と、宇宙ステーション「エリジウム」の超富裕層との対比が見事です。でも、この手の設定でよくある地域限定(この場合はロサンゼルス限定)のローカルストーリーで、全世界的な広がりは感じられません。それに、いくらシステム作成者による改変であっても、世界の基幹を成す大切な構造が脆弱すぎるでしょう。これならいつでも核兵器が使用できる世界になってしまいます。
また、名優ジョディ・フォスターの扱いが雑。最後の結末も「マット・デイモンだからたぶんこうだろうな」と予想される通りで、意外性はありません……等々。と、突っ込みたくなるところは満載ですが、最後まで飽きさせない展開で楽しめたのも事実です。
余談ですが、洋画の「子供時代」は本当にそっくりさんを厳選していますね。そこは日本映画も見習って欲しい。子役が全然似ていなくて興ざめする事が邦画では多いですから。
おもしろい。SFではあるけれど、富裕層VS貧民層みたいなところにテ...
おもしろい。SFではあるけれど、富裕層VS貧民層みたいなところにテーマがいってて、そういう部分で監督っぽさがすごくでてる。
コロニーと地球との間には、富裕層側が作った壁がある。なにかの比喩。
手術のシーンとか見せ場は結構あるもののストーリーはオーソドックスで盛り上がりにかける。ラストもそのまんまだった。
喉から〇〇
視覚効果がうまく使われていて、臨場感は満載。ただストーリー自体には捻りもなく全体的に浅い。わざわざ映画の初めに、エリジウムに到達するのがいかに大変かを描いていたのに、後半あまりにもあっさり乗り込めたりするので笑える。あの犠牲はなんだったんだ。子供の病気を治すために乗り込んでる人もいたけど、そのあとどうするのかを考えてなさすぎる。無計画特攻隊か。主人公の犠牲のもと、最後はプログラムを書き換えることで地球の人をエリジウム市民にしたけど、たぶんプログラムを書き換えられる人は他にもいるから意味ないんじゃないかと思ったが、それだと悲しいので考えないことにする。地球の人々が貧しさゆえに苦しんでいるのはわかるんだけど、その分エリジウムの生活との対比が不十分に思えた。でもマット・デイモンが喉から触手みたいなコードをズルズルっと出すのが観られるのでオールオッケーです。
タイトルなし(ネタバレ)
近未来、汚染による環境悪化で、少数の富裕層は豊かな自然に囲まれ、高度な医療技術によって病苦から解放されたスペースコロニー「エリジウム」で暮らし、地球は貧困にあえぐ大勢の人々で溢れていた。前科者の工場労働者マックスは作業中の事故で被曝、余命5日と診断され痛み止めの錠剤を渡されて解雇されてしまう。絶望したマックスはエリジウムへの密航を決意、闇商人スパイダーからエリジウム在住のVIPを誘拐し脳内に保存されている個人資産にアクセスするためのパスワードを奪う仕事を請け負うが誘拐のターゲットに自分を解雇した会社社長のカーライルを選んだことから想定外の危険に晒される。
病気を治すためにパワードスーツでスペースコロニーに潜入する、ファーストガンダムの第1話ミーツ銀河鉄道999みたいな快作。アパルトヘイト由来の虐げられし者の反乱と解放というテーマが根底にあり、近未来SFというエクスキューズの裏で現代社会を痛烈に風刺しながら血みどろの大殺戮を経てファンタジーに帰結する手腕は見事。『エリート・スクワッド』2作に主演したヴァギネル・モウラ他ブラジル勢の注目株も起用したグローバルキャスティングも効果的に物語に重厚さを添えていました。
貧富がすべての世界
インパクトが薄い
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