ル・アーヴルの靴みがき

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ル・アーヴルの靴みがき

解説

「浮き雲」「過去のない男」のアキ・カウリスマキ監督が、フランスの港町ル・アーブルに生きる人々の姿を描いた人情劇。北フランスの港町ル・アーブルの駅前で靴磨きをして暮らしているマルセルは、妻アルレッティと愛犬ライカとともにつつましい生活を送っていた。そんなある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着し、マルセルは警察に追われていた1人の移民の少年イングリッサと出会う。そしてその頃、アルレッティは医師から余命宣告を受けており……。妻のアルレッティ役にカウリスマキ作品常連のカティ・オウティネン。

2011年製作/93分/フィンランド・フランス・ドイツ合作
原題または英題:Le Havre
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2012年4月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 カンヌ国際映画祭(2011年)

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コンペティション部門
出品作品 アキ・カウリスマキ
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(C)Sputnik Oy photographer: Marja-Leena

映画レビュー

3.5カウリスマキオールスターの共演

2024年12月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

弱者とは、そこに手を差し伸べることとは、を描こうとした作品で、グローバル経済(自分たちの「外」に搾取する対象を置くこと)への深い絶望はベースにありながらそこを上手く消化できずにファンタジーになってしまった作品とも思えました。 決して駄作とも失敗作とも思わない、なんなら観ている間は楽しめてしまったわけですが、この次の作品で一度引退宣言も、あとになると辻褄が合うというか。 壁やフェンスの青い色のイメージの連続はこの作品を思い出すときにキーになるものですが、それはやはり温かい色ではなく、どこか断絶をイメージさせるのに対して、最愛の妻のイメージカラーは赤、温かい黄色、といったところも勿論コントロールされていて、信頼が置けるのは間違いないわけです。 しかし、きっとアキ・カウリスマキのバイオグラフィー的にはきっとグローバル社会への深い混乱期の作品ということになるのではないでしょうか。 最後に、アキ・カウリスマキ作品の常連さんたちをたくさん見れて私は幸せでした。

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あした

4.5流れがゆったりで昭和っぽい感じがした

2022年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

萌える

いい人ばっかりが集まった映画。犬までいい奴で最後までいごごちが良い。 お人好しで憎めなくてお互いが理解していて素敵な町だ。 おまけに警部まで一役買っている。 善行を続けていたら不治の病も治してしまったという奇蹟まで起こすといいたかったのだろうか?(妻曰く近所では奇蹟は起こってなかったらしいが) 少年のこれから先が心配も去った後も街はおだやかな時が流れていくだろうと思わせる。 とは言っても難民をかくまって逃がしたらそれは犯罪だし、警部まで加担していた。 善行を重ねていたんじゃなくて悪行を重ねていたのだ。(見終わった後に気づく) それを感じさせないぬくもりがこの映画にはあった。 見て損はない映画やねえ。

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♪エルトン シン

3.5不法移民

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022年7月3日 映画 #ル・アーヴルの靴みがき (2011年)鑑賞 #アキ・カウリスマキ 監督がフランスで撮った作品 途中までシリアスで悲惨な結末を危惧していましたが、できすぎたハッピーエンドとなりました。個人的には悪くはないかなとおもいました。

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とし

4.0大切にしたい作品

2018年10月10日
PCから投稿

鍛え抜かれた優しさは、ときにユーモラスに、ときに頑固に隣近所に伝染していく。 凹凸のない平凡な画像ですが、静かに心に伝わってくる。 とても大切にしたい作品。

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miharyi