日本沈没(1973)

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劇場公開日:

解説

小松左京の同名ベストセラーを映画化し、社会現象を巻き起こした特撮パニック大作。小笠原諸島のとある島が突如として姿を消した。小野寺の操縦する潜水艇に乗って調査に向かった田所博士は、海底に重大な異変が起きているのを発見し、近いうちに日本が海底に沈むという恐るべき予測にたどり着く。やがて、日本各地で大地震や火山の噴火が起こりはじめ……。黒澤明ら名匠たちの下で経験を積んだ森谷司郎がメガホンを取る。

1973年製作/144分/日本
配給:東宝

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オソレゾーン

映画レビュー

4.0享楽的な日本人への警告

2023年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

小松左京は、SFの形をとっての中にも哲学的な深い意味合いを持たせた作品が多い。

これは、読む前に、BS映画で2度みたが、右肩上がりの当時の日本への警告に感じた。

50年前の映画だけれど、よくできていると思うし、日本人の本質は変わってない。

日本は生ぬるい国で、世界はシビアでクールであることを知っていた方がいいと思う。

まあただ、いつ何があってもいいように、悔いのない人生を日々追いくることが大事だね。

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藤崎敬太

草彅剛版や小栗旬版のオリジナル

2023年1月27日
PCから投稿

日本沈没という異常事態に対しての説明が不十分。
原作は地質学に基づいた専門的な内容だが映画版は人間ドラマを重視してる。 潜水艦を使った海底調査で分かった異変、地質学に基づく分析、 そして日本沈没という最悪のシナリオ、という壮大なドラマが原作の売りなのに、 人間ドラマを重視するが為に他の箇所を省いた為に何故沈没するのかという根本的な説明が不十分。
何故、日本が沈没するのか曖昧過ぎて映画のテーマを潰してる。
当時ですらこのレベルなら草なぎ剛主演のジャニーズ映画なら更に酷いのは間違いない。

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HILO

3.0私がこの映画を初めて観たのは5歳の時。 当時の私には「クソつまらな...

2022年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

私がこの映画を初めて観たのは5歳の時。
当時の私には「クソつまらなかった」(笑)
あれから約50年、改めて見返してみると「そこそこおもしろかった」。
ウルトラマンのような特撮はちょっと古いが味がある。
地震や火災での混乱はなかなかの迫力。
ただ、国民が海外に移住する過程がかなり端折られていることや、不安いっぱいのラストシーンは個人的には今一つ。

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省二

3.5沈没ブームが起こったと聞く

2022年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1973年の東宝映画。
小松左京の原作「日本沈没」が1973年に刊行されて数ヶ月後の同年映画は完成して、
お正月映画として公開されたと言う。
この大作がオールスターキャストで数カ月で完成したとは驚きです。

小松左京の原作は460万部のベストセラー。
日本が沈没してしまう・・・
「沈没ブーム」に沸く日本になんとなく空恐ろしさを感じたものでした。

特撮パニック映画。
小笠原諸島の、とある島が突如として姿を消した。
一万メートルまで潜れると言う潜水艦に乗って調査に向かった田所博士(小林桂樹)は、海底に重大な異変が起きているのを発見して、一年のうちに日本が海底に沈むと予言する。
予言通りに、日本各地で大地震や火口の噴火そして津波。
都市は、高速道路がへし折れ、ビルが倒壊し、火災で家屋は燃える。
正に地獄絵でした。
(ただし、家もビルも高速道路もミニチュア・・・チャチです)
しかしエキストラの数は半端なく日本の文化とも言える「突貫工事」並みの早技と腕っ節の強さに驚きました。
総理大臣(丹波哲郎)は一億の国民を海外へ避難させるべく奔走。
(一億民の海外避難とは、桁外れ!!・・・難民かあ〜、・・・)
と、ガックリきましたが、パレスチナ難民キャンプとか、
2011年からのシリア難民は1100万人にのぼると言う。

それにしても「天地創造」であるまいし日本全土が「沈没する」とは、
にわかに信じがたい設定が、そんなに支持された要因は、
地質物理学(東大教授)竹内圴
耐震工学(東大教授)大崎順彦
海洋学(東大教授)奈須紀幸
火山学(気象研究所・地震研究部長)諏訪彰
と日本の最高峰の科学者が、スタッフに名を連ねているからか?
と、ツッコミを入れたくなる。

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琥珀糖
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