シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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終わった
TVアニメをシンジ君と同じ14歳で見てきた僕も40歳になりました。今作を観終わった時、僕の青春がやっと終わったんだな…と思い涙が止まりませんでした。高校生の頃、旧劇場版を観た帰りに友達と「ほぼ総集編じゃん!」と怒った事。社会人になって、新劇場版を観た帰りに「これが観たかったんだよ♪」と興奮した事。中年になり、新劇場版Qを観た帰りに「何でだよ庵野さん!」と怒った事。今までの全ての想いが無駄じゃなかった。全部拾って昇華させてくれた庵野さんや製作陣に感謝しかありません。生きてこの作品の終わりを見届けられた僕は本当に幸運でした。
屁理屈、ご都合主義、楽屋落ち、トラウマ。
何度か観るうちに、段々と違和感を感じてきた。
●「何とかの槍」と繰り返されても、「家は仏教だから」と新興宗教の勧誘を断る感覚。
今どきのエヴァファンには、糞みそに叩かれるだろうが、TV版から観てきた者には、
こんな屁理屈はいらない。「分かってないな」と言われて結構。
ひたすらユイに会いたかった、という感情には共感できるが・・・。
●ヴンダーの各種スイッチは、予め想定されていたの?
そうでなければ短期間に、よく準備できたと感心。都合良すぎない?
そもそも「ヴンダー」は「ブッタ(仏陀」」だと思っていたよ。
キリスト教に対抗する、精神世界の象徴だとね・・・。
●撮影現場、コンテ・・・。各種の楽屋落ちは情けない。
「銀魂」のビデオを思い出した。庵野君、こういうのは止めてくれよ。
(最後の最後は、良かったのに残念。)
●不勉強で、良く知らないのだが、庵野君には、「首無し」のトラウマがあるの?
気持ち悪い。
皮肉ではないが、庵野君。好きなように最後の二作を作れてよかったね。
私としては、序、破の世界を継承した最後が観たかった。
アスカが戦艦(?)を踏みつけたり、戦車部隊が砲撃するようなワクワク感。
哲学アニメが観たかったのじゃない。(初期の頃の後半もカウンセリングアニメだったな。)
子供の感想?O.K.!読みが甘いのなら、いくらでも謝る。
結局、「いままでのエヴァンゲリオン」と冒頭部分が、一番良かった。
次は、「第三村」の描写。
最初に観た時は、感動したが、複数回観たら、ぬるいビールを飲んでいる感覚。
多分、庵野君が描きたかっただろう後半部分にはついていけない。
庵野君。結局、君自身がゲンゾーなんじゃないかな。
それ自体の偉大さ
テレビシリーズをほぼリアルタイムに見てきて、エヴァが終わるというので重い腰を上げて観てました。
内容うんぬんよりも、碇シンジや綾波、アスカが多くの人の心の中に20年以上も生き続けてきたという奇跡を思いました。こんな不思議な奇跡を起こした庵野さんは凄いと内容うんぬんは別として思いました。
「内容うんぬん」については正直、もはやどうでも良いように思いました。
このキャラクターたちが多くの人達の心の中に在り続けた事。心にひっかかり続けた事。
それ自体が偉大すぎて、何をやってもそれ程の意味はないとすら思いました。
結末はハッピーエンドです。
必然性があろうとなかろうと、私たちが顔を上げて生きていくためにハッピーエンドでなくてはならないし、庵野さんはそれに応えてくれました。
世の中はままならないものですから、正直あまいと思いましたが、最後はハッピーエンドである必要がある、そんな映画だと思います。
庵野さん私たちに魅力的なキャラクター達を植え付けてくれてありがとうございます。あなたが作り出した彼ら彼女らは私たちの心に生き続けていきます。おそらく墓場に入るその日まで(!)それは本当に奇跡です。
公開終了間際、観てきました。
良かった。
構造的には旧作の造り替えなんだけど、
下手に旧作との物語としての直接的な関連はなくて新劇場版の世界としてちゃんと独立したストーリーになってたのが良かったです。
だから今作でのアスカはこういう設定なのね、と素直に納得できたし。旧作からのファンに強烈に時間の経過を感じさせていて、そこら辺が感慨深かった。
旧劇場版は最終的には自分と向き合いつつの母親との邂逅なんだけど、今回はそこのリフレインにならないように徹底的にシンジとゲンドウを向き合わせていました。結局今まではっきりとはやってこなかった部分だから長年の心のつっかえが取れました。
旧劇場版でのシンジの心理を開始40分で乗り越えさせて、同じハマり方をしているゲンドウとぶつけるのは良い変化。
実際エヴァに乗る乗らないみたいな部分に関して言えば破で終わらせているので、立ち直りが早かったのもある程度納得できます。
尺の都合で今回も一気に覚悟決まりすぎてる感はあるけど笑
14歳が一気に28歳に成長してましたね。
旧作だとTVも映画もゲンドウの思惑は最終的に一個も達成されていないのですが、今回は多大な温情がかかけられていました。
庵野さんも歳をとったんだな、と思います。もちろんいい意味でね。
むしろ丁寧すぎるぐらい一個一個の物事を説明と消化をしてて、庵野さんにしてはかなり商業的に作ってると感じました。思えば新劇4作は最初から明確にエンターテイメント性を強くしてましたね。
ちょっと残念だったのはエヴァの戦闘シーンが新劇場版で回を重ねるごとに3DCG感が出過ぎてて、ふと冷めちゃう瞬間があるところ。
終盤の背景をわざと特撮セットにしてエヴァ本体の動きのアニメ感の無さを薄めようとしてるんだけど、若干ゲームとかMMD作品見てるようなチープさを感じて笑ってしまいました。
裏宇宙で13号機が待機してる姿がカヲルくん初登場ポーズで、ゲンドウ≒カヲルを印象付ける遊びなんだろうけど、ゲンドウさんそんなポーズします?な部分も地味にツボ。
終盤の連続で槍にブッ刺さるシーンは多分わざと笑わせに来てる。
あと全編通して冬月先生が超人すぎますw
L結界の中で生身でギリギリまで耐えてたのもだし。
Qの時からずっとヴィレの人達が100人単位でなんとかやってる作業を全部一人でやってるよね。
振り返ってみると4作品通して綺麗にまとまってるいい作品でした。と同時に、旧劇場版があれで完璧に完成された作品だったと再認識。
新劇場版はなんとか同じにはしないように頑張った結果、清涼感のある作風になったのかも。
所々に散りばめた旧作っぽい構図は物語上の意味はそんなに無くて、単純にファンサービスなのかな。
なので最後の駅のシーンも漫画版のオマージュでありオマケなんだと思ってます。
マリのモデルは多分やっぱり庵野さんの奥さんなので、そこは自分にサービスしたのかな笑
100億突破おめでとうございます
興行成績が100億を突破したという事で、戦略的に取りにいったのでしょうが、作品としても、事業としても大成功ですね。これで、また素晴らしい庵野作品を見る機会が増えたかと思うと、ワクワクします。
テレビシリーズを再構成し、分かりやすくした事で、あのラストで正解だったんだ、と改めて感じました。
色々な作品のオマージュを感じますが、差し詰め、第3村はジブリのオマージュですかね。宮崎さんが好きそうな原始共産社会は一旦、この文明がリセットされた後なら出来そうです、という事かも知れません。第3村では誰もが仕事を持っていて、シンジ君は最初からエヴァに乗れてしまった天才なのですが、ここでは釣りをやらされます。「大きなカブ」を見ていたせいか、あー、これって、風立ちぬの声優の件かな、なんて想像していました。
他にも色々考えましたが、以下略。素晴らしい作品でした。
良かったです。
悲劇的なラスト
旧劇版の後、離れてましたが、序、破、Qを見てから完結編を見ました。まとめての感想です。
初号機が覚醒したら何故かサードインパクトが起きたり、Qからいきなり別アニメのようなシーンになってたり、シンジは何も悪くないのにクルーから酷い対応をされたり、加持がスーパーマンみたいな役割を生前に果たしてたりするのに違和感を感じましたが、とにかくサード、フォース、アナザー、アディショナルの各インパクトの条件が複雑で訳が分からない、各キャラも正体不明な人物ばかりだし、正直途中から理解しようとする気がなくなってしまった。シンジの成長が物語の本筋というのなら、その視点でもっと描くべきでは。Qと完結編の大部分でシンジは傍観者だった。各キャラの抱えるトラウマや精神の補完がすべて完了してシンジは大人になり、大団円でハッピーエンドという点で大満足な意見も多いのだとは思いますが、現実的には親の説得なんかうまくいかないことが多いものだし、主人公が実質48歳のバアサンを押し付けられるのでは、これはこの上ない悲劇的なバッドエンドだと思います。旧劇版のラストの方が美しかった。
アニメ映画の集大成
エヴァンゲリオンシリーズが始まって約26年。
私が初めてエヴァンゲリオンを見たのは去年のYouTubeでの無料配信だったが、どっぷりと沼に浸かってしまった。
延期を何度も繰り返してようやく本作「シン・エヴァンゲリオン」の公開。
作品の内容はもちろん、制作技術がとても素晴らしいと思った。作画はもちろん、CG、アニメ映画史上初のプリヴィズでの撮影。とにかく生活感が出るような風景には感動した。
庵野監督はとにかくシネスコの使い方が上手い。今作品はおそらくシネスコアニメの見本となるだろう。
個人的にはとても満足だが、監督の意図を理解できずに「CGが下手」「意味わからない」のように賛否分かれる作品だと思う。観る人を選ぶかもしれないが、戦闘シーン、BGMと興奮が止まないので是非観てほしい。
個人的に文句なし
100億突破おめでとうございます!!
これでお終い?
全部見てきたので惰性で見てきました(^_^;
ごめんなさい。
マニアな方々には色々と伏線回収かなされた様ですが良く分かりませんでした。
シンジが最後生意気になってたのが気に食わなかったです(笑)これってネタバレ?(笑)(笑)
こんにちは全てのエヴァンゲリオン
1.以前J:COMの放送で旧劇場版を見て以来エヴァがトラウマになってたので新劇場版シリーズを避けてきたが、Amazon primeで新劇シリーズが無料配信してたのでせっかく無料だしと序と破を見てみる。
2.破にドはまりして5回見る。そして勢いでQも見るが内容が中々理解出来ず結局Qも5回見る。
3.結局内容は理解出来なかったがこうなったら最後まで見届けるぞと今作を劇場で見る。 凄まじい映像美とそっくりさんの可愛らしさに打ちひしがれる。
4.視聴後大きな感動の余韻があった反面結末の内容に納得がいかず大きな喪失感に打ちひしがれる。 これで本当に終わりなのか…とまるでリアルタイム放送時から今日に至るまでエヴァを追ってきた人の様な気持ちになる。
5.シンエヴァは好きだ。だから結末にも心からちゃんと納得したい。 そんな思いからTVシリーズと、今後の人生2度と見ることはないだろうと思っていた旧劇場版も含めたエヴァのコンプリートBlu-rayBoxを定価で買う。
6.自宅に届くまでの間YouTubeでエヴァのストーリー解説動画を見漁り更にエヴァの世界にハマる。
7.覚悟してたがやはり旧劇場版で心がへし折られる。
8.このままでは終われないと漫画版に手を出す。そして漫画版に救われる。
以上。映画のレビューに全くなってないけど、少なくとも卒業するどころか自分にとってはエヴァの世界に飛び込むきっかけになってしまった作品でした。 破がきっかけの様な気もするけど、シンエヴァ見た後のあの喪失感がなければあのBlu-rayBoxも漫画版も全部揃える事も無かっただろうな…。
さよならはまた会う為のおまじない。こんにちは全てのエヴァンゲリオン
謎は残るが良かったと思えた作品
最初に大まかな感想を述べるとしたら「いやぁ終わったなぁ……良かったなぁ…………えーと、つまりどういうことだってばよ?」という感じだった。
上手く日本語が使えないが以下感想
一応アニメ、貞本エヴァ、ゲーム、旧劇、新劇、パチスロと大体は見てきた。だからこそ今作の終盤は見てて「あのシーンのリメイクか!」という場面がいくつかあった。1例としてゲンドウの旧劇とシンエヴァで共通のセリフがあったのだがそこで旧とシンでゲンドウの結論が変わったのはかなりグッときた。
また、ミサトにも同じものがある。ここは興奮が抑えられないのでネタバレありで書くが旧劇ではミサトはシンジに「いってらっしゃい」と言い送り出し、散った。
それがシンエヴァではシンジと話し、「いってらっしゃい」と言い、シンジは「いってきます」と言った。ここだけで泣いた同士は多いはずだ。多分。ミサトはシンエヴァでも同じく散ってしまうがシンジに世界を託し、2人の母として、美しく散った。泣いてまうやろこんなん。
ここから少し感情的な文が目立つやもしれん。そこは優しい目でスルーして欲しい。
本作のキャッチコピーでもある「さらば、全てのエヴァンゲリオン」だが最後のシーンを見る限り全然サラバしてないエヴァンゲリオンがいるような気がする。
エヴァシリーズや4号機、甲、乙号機達はどこへ行ってしまったのだろうか。
仮にこれが「サラバするのは新劇のエヴァだけです」だったとしても胎動するエヴァ8号機さんはどうなったのだろうか。まぁ話の流れ的にはエヴァ8号機になったと考えるのが妥当だろうが。そこまでのストーリーはどうなったのだろうか。
というか新劇はアニメ版のリメイクのはずだのにジェットアローンがほぼほぼ出ないではないか。いやまぁ新2号機の1部となっていたが。なぜジェットアローンをそのままの姿で戦わせるなり出すなりしてくれなかったのだろうか。尚これは完全なる私怨であり正直完全にスルーで構わない。
最後に、わたしは穏便派LAS厨である。
これは私が「観るべき」映画
エヴァの作品をリアルタイムに劇場で見るのは、これが初めてだった。序破Q、テレビ版、旧劇場版を見た上で、シンエヴァは劇場で「観るべき」だと思った。公開後1週間程経ってから観に行った。
シンジ君は大人になっていた。いつの間に、あれほど成長したのだろう。夏休みに二人で篭ってゲームをしていた友人が、いつの間にか企業して社長になっていたような感覚だった。私は置いていかれたのだと感じた。
その後、2回目、3回目を観に行った。すると次第に、シンジ君に対する見方が変わって行った。彼は私の隣を歩くことをやめて、私の前を走ってくれる存在になったのだ。私の行く先に彼の背中がある事が、とても頼もしく、安らかな事であると気づいた。
「シンジ君は成長した。だから、君たちにもできる」私はシンエヴァから、こんな言葉をもらった。
エヴァって感じ
見終わったあと、ちゃんとストーリーが分かった人がどれくらいいるのか疑問。
上映後の映画館の雰囲気的に、誰もあまり分かってない印象だが、それこそエヴァな気もする。
全体のストーリーは何となく分かるけど、細かい部分は相変わらず説明されないし、前作から今作の間にも状況が変わっているものもある。
同じように疑問を持った人も多いようだが、ネット上での質問の回答も、結局細かい描写はなかったとか、想像ですが、とかの前置きのある解答が目立つ。
序、破、までのストーリーはそれなりに分かりやすいが、Q、シン、は哲学的要素が多すぎて正直よく分からない。
純粋に楽しめたかは別として、エヴァの世界観的にはそれでいいと思うし、一応それなりに終わったと思う。
今更何を
コアなファンでは無いしパチンコもやらないし、ストーリー展開もいまいちピンと来ていない外連味だけが好きなニワカですが、そんなニワカがどう評価しても嫌な顔されない所にエヴァと言う作品の懐の深さを感じます。
寧ろこうした自身も含む鑑賞者達の様々な考察や憶測やそれぞれの感想などを互いに意見交換するような一連のムーブメント自体が、エヴァのストーリーの神髄(あくまで私はそう感じるだけ)である他人との干渉をポジティブ化するシステムのメタファーになっているように感じました。
物語が終盤に向けて進んでいくにつれ、シンジの意思と共に虚構から現実味のある世界へと変化していくリアルな絵の演出や描写が、現実の世界に、それぞれの人生に各自が起結する構造は総監督である庵野監督の決意でもあるようにまた感じました。
本当に庵野監督様ご苦労様でした。
続く実写立て2本の映画が本当に楽しみで仕方がありません。
絶望的な終わり方
自分は2000年ごろエヴァをレンタルで見てハマりました。
エヴァのブームも去った頃で、エヴァについて語る人も周りにいなかったですがそれでも好きでした。
20年好きだったエヴァの一番最後の映画ということで、シンエヴァはとても楽しみにしていました。
ですが、結果は残念極まりなく、
自分はこれを機にオタクをやめようと思いました。
冒頭はエヴァらしい軽快な戦闘シーンで始まります。
ですが、その後の第3村のシーン。
とにかく長い。長すぎる。
黒レイが主役かと思うほど農業のシーンやら子どもをお世話するシーンやら図書館に行くシーンやら風呂に入るシーンやらが続きます。
そして、落ち込んで寝込むシンジ。
とにかく長い。長すぎる。
ずっと寝込んでる。
この時のシンジは失語症になっていたとどこかで見ましたが、映画内で失語症への言及はなかったと思います(2回見ただけなので見落としたかもしれませんが)。
そして、アスカは裸でシンジの前に現れ、それに対し大人になったケンスケがアスカにタオルをかけます。
アスカは何故かケンスケをケンケン呼びです。
男女の関係があることを、さりげなく匂わす演出です。しかし、結局アスカとケンスケが恋人同士であったかは最後まではっきりしませんでした。
何故監督がこのような、ケンスケとアスカがカップルであることを匂わせるような脚本を作ったのか全く理解できません。
加持リョウジという少年がでてきます。
ミサトと加持の息子です。
14歳です。
あれから14年経った世界でミサトの息子が14歳と言うのなら破のラストの時点でミサトのお腹が大きくなっていなければおかしいと思うのですが14歳です。
加持リョウジ少年は良い子そうでした。
しかし、加持リョウジ(親のほう)の去り方は尺の都合なのかあまりにもあっけなく、加持リョウジ(親のほう)の扱いがあまりに雑で可哀想になりました。最後の方でもまた扱いが雑で可哀想になります。
途中の諸々について。
アスカは昔、シンジのことが好きだったと告白に行きます。でも私の方が先に大人になっちゃった、とも告げます。
個人的な意見ですが、『シンジを好きなアスカ』を好きだった私にとってはこのシーンは悲しくも、良いシーンだったと思います。
そのぶん、序盤のケンケンとアスカは、こんなのアスカじゃないと目を覆いたくなりました。
ちなみにアスカの告白の前に、『だーれだ?』とマリがシンジに後ろから目隠しし、『ヒント、乳のでかい、いい女』と言います。
これがまさか最後のクソみたいなエンディングの伏線になるとはこの時思いもしませんでした。
シンジによる補完計画が始まります。
シンジが登場人物ひとりひとりに語りかけます。あなたは本当はこう思ってたんだよね。僕はこう思っていたよと。
この時、唐突に渚司令という存在が加持リョウジ(親のほう)と一緒に出てきます。
渚司令は碇シンジを幸せにすることで自分を幸せにしたかったと言い始めます。加持に対して『カヲルって呼んでよ、リョウちゃん』などと言います。この人は一体誰なんだろうと思いました。
渚カヲルは、使徒であり、
碇シンジのことを好きな少年であったはず。
しかしここに出てきたのは、謎の渚司令という人物でした。
クライマックス。
旧劇に続きまたしても巨大綾波。CG丸出しの巨大綾波。旧劇の巨大綾波の方が美人だったと思います。
首のないマネキンの行進。そして、天から降り注ぐ人々。猫を抱きしめて微笑んでる女性やらなんやら、色々な人間が空から降ってきます。誰なんだよ。
急に駅のホーム。これは庵野監督の地元の駅のホームだそうです。庵野がさっさとエヴァから解放されて実家に帰りてーよアピールなのでしょうか。理由はわかりません。
スーツを着た、社会人らしいシンジっぽい男が、後ろから『だーれだ?』と目隠しされます。
『胸の大きい、良い女』と答えます。
誰なんだよ、お前は。
碇シンジはそんな奴じゃなかっただろう。
そもそも、声、神木隆之介じゃねーか。
26年シンジを演じてきた緒方恵美さんに対して申し訳ないと思わないのか。監督ってきっと、人の心が無いんだね。
そしてもはや面影すらない、薬でもキメてんの?ってくらい目を見開いた大人シンジらしき神木隆之介が、マリの手を取って行こう!と階段を駆け上がります。
そして監督の地元の駅(何故か実写映像)から飛び出すマリとシンジ。
流れ出すエンディングテーマ。
いったいなんだったんだろう。この映画は。
黒レイは農作業を散々させられた挙句、シンジに名前もつけてもらえず、ネルフから離れたら生きられないとかなんとかいう理由で消滅させられ、
ケンスケとアスカはカップルにさせられて、
シンジはマリルートエンドみたいになってて、
いったい何を伝えたかったんでしょうか。
これが、90年代に社会現象を巻き起こしたアニメの最後なのか。
エヴァをずっと好きだった私の気持ちは何だったのか。
極め付けにとどめを刺してきたのは、入場者特典の公式の薄い本でした。
作画監督のとある人物がカヲレイ夫婦と子供のシンジのイラストを描いてネットで大炎上したあげく、
ラジオに出演した緒方恵美さんにこれはあくまで同人誌です、とフォローさせていました。
いや、同人誌って、そんなにポピュラーなものですか?
同人誌ってオタク界隈のみで楽しむ物ですよね?
エヴァって、大人から子供まで楽しめるエンタメみたいなツラしてのさばってるのに、同人誌を入場者特典にしちゃうんですか?
シンエヴァはどうしても100億行きたいのか、舞台挨拶だの入場者特典だの必死にやってますね。最後の悪あがきに。
どうして100億行かないのか、関係者さん、誰もわからないんですか?
この映画が、エヴァオタクにとって期待外れだったから。ただそれだけです。
私は現実に帰ります。もうアニメは一切見ないです。
監督の気分一つで、いくらでもキャラクターの性格が変わるなんて、もうこんな気分は味わいたく無い。
ありがとう。現実に帰してくれて。
一刻も早く、エヴァというクソアニメの存在が消えるくらいの大ヒットアニメが生まれてくれますように。
エヴァファンの皆様、卒業おめでとうございます。
かと言って、私も卒業。
新世紀時代からずっと変わらぬテーマ。
『大人になろ』
『ニートやめて、仕事しよ』
2度目、観賞後…
テーマは、
『妻への愛』
マリが鼻歌で歌ってる『世界は二人のために』が全てを物語っているように思いました。
愛妻家って素晴らしい。
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