シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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納得できない
劇場は貸し切り状態。1日で6回以上リピート上映され、感染対策も万全で座席は1個あけて満席でも50%しか入れない。そんな対策も杞憂に終わる。一人しか入場してないのに、ディスタンスもへったくれもない。どうやら口コミの効果も無く、世間の関心から置いて行かれているようだ。
そりゃそうだろう。だって世界中がウィルスに振り回され、これ以上ないディザスターが起きているのに、アニメの世界で人類の危機なのか福音なのかよく分からないシロモノを見せられても、しょせんは作りごとにしか思えない。
今回、劇場まで足を運んだのは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で描かれた、この世界が展開する可能性について少し興味がわいたのと、好意的なレビューによるものだ。始まりのTVシリーズで何とも消化不良になり、のめり込んで見続けた劇場版で謎は余計に深まり、『シン・ゴジラ』にまで足を運ぶようになった身。「その落とし前をつけるにふさわしい」というようなレビューには期待をそそられた。
しかし、見事に期待を裏切られた。
ストーリーは非常にシンプルで、かつてネルフを指揮していた碇ゲンドウが目論む人類補完計画を遂行するための、フォース・インパクト発動への一連の活動と、それを阻止すべく敢然と立ち向かう葛城ミサト率いる謎の組織(もはや組織名とかバックグラウンドとかどうでもよくなってしまった)チルドレンたちは反ゲンドウの側について命がけのミッションをこなし、シンジくんは相変わらず体育座りのまま誰ともコミュニケーションがとれない。しかし、ゲンドウの息子であり、母親はエヴァの依り代でもあることから重要なキーパーソンであり、後半、人智を超えた活躍をして世界を救う。または滅ぼす。
生理的に受け付けないような気味の悪さも味わった。さらに、教室のセットの中で暴れる着ぐるみのようなエヴァンゲリオンや、色指定の原画のようなものまで見せられ、デジタルで作画されるであろう現在のアニメに昭和の時代のテイストを醸している。以前、劇場でスクリーンに客席を映して、現実への回帰をうながしたように、所詮はアニメなんですよと言いたいのだろうか。
精緻の髄を極めた画像や、印象的な音楽。もともと魅力のあったキャラクターは深みを増していたと思う。前作までは存在しなかった赤ん坊の存在は、アニメオタクの世代が子育てをするようになったことを示すのだろう。そうなると、チルドレンたちが貞操を保ち続けることに無理性が生じる。アスカが腰をよじって股間を露出してもそこに発情を伴わない無機質な記号にしか感じない。
全ての演出はそれらしく見せるための特殊な効果と言えよう。
かれこれ20年ほど続いた一連のシリーズも、これでおしまいなのか。とても納得できない。だからってこれ以上続けられても…
2021.3.22
◎ ・いままでちゃんとエヴァのシリーズを観ていてば、間違いなく感動...
◎
・いままでちゃんとエヴァのシリーズを観ていてば、間違いなく感動できる作品
・映像のクオリティーがとても高い
△
・作品単体で観たときに、理解ができない部分が多すぎる
コアなファンにとっては神
シンエヴァのレビューをみると1と5で二極化しています。1をつけてる人は「意味不明」「序破までは良かった」と言った意見が目立ちます。序破までは起承転結がしっかりしてあまり詳しくない人も楽しめたかと思います。ただ、Qからの構成の方がエヴァらしいし、本来の姿だと思います。コアなファンに受ける理由は調べたり考察したりすればするほど味が出るから。強い言い方するなら1をつけている人はじゃんるはちがいますがトランスフォーマーの方が面白いと感じると思います。
こう終わらせるしかなかった作品
シリーズの話を無理やり終わらせるにはこうするしかなかったんだろうなって作品。
とっ散らかった伏線や説明はなんとなく言葉で済ませて…たのか?さまざまな人達が前作までで行ってきた考察も虚しく…って感じ。
庵野監督は最近の客は謎に包まれたものを好んでないみたいなことを言ってたけど、さっぱりわからないものをおもしろいっていう方が変だと思うなぁ。変であっても考察できる方がおもしろいじゃん?
映像、音楽はとても良かったと思う。
冒頭でも述べたが話自体の流れとしては正解と言って申し分ない。
ただ意味もなく複雑化して、意味のない難解用語を陳列する必要はあったのだろうか。
とりあえずこの映画を評価してる人がどんな映画を観てきているのか気になる作品。
監督はアダルトチルドレンのままだった
大人になったとか語る人がいるが監督の感性は子供かつオタクのまま変わってなかった。
キャラクターが一切成長しないのは作り手が成長していない為で自己投影が強すぎて私小説の域を出られなかった。
4部作なのに過去のシリーズと矛盾が生じる点が多い。
マリはモヨコ氏ですね
理解が追いつかない
完全に理解はできないですがクオリティは高いです。作画、演出、ストーリーも素晴らしいと思いました。
ただ、アニメではなく芸術作品に近いです。2回目鑑賞で更に理解できなくなりました。エヴァに関しては褒め言葉です。
主観です
最後はテレビ版と同じだけど、大して意味を持たせてなかったテレビ版のストーリー背景やら書き割りが人気出すぎたせいで監督の中では終わった作品をここまで作らされたからか、テレビ版の主旨が薄くなって変わりに視聴者や製作関係者に対する恨みつらみを新劇版4作目にしたって感じかな。
特に最後の方の実写背景や稽古場というか撮影スタジオの背景は、テレビ版回帰とテレビ版の終わり方に納得出来なかった人達に対する当てつけかと思いました。
CGは相変わらず綺麗なのですが、シンジとゲンドウが戦うところからしばらくは、それまでのCGと比べて安っぽいというかクオリティが下がります。
まぁ、一番の感想は、アニメなんだからテレビ版も新劇場版も深く考えずに見たままを楽しめばいいと思うよ。
見なくてもよかった
リアルタイムに見てきた世代ですが、そこまでのファンではありません。今作はまあ…こんなもんだよな…という終わり方でした。エヴァの最後ということで見に行きましたが、期待しすぎた感はあります。
なんだろう。他の方も書いていますが、最後の最後に伝えるのがそれ?という感じ。綺麗に終わってはいますけどね。そこはすごい。
映像に関しても昔の作品でかっこいい!と思っていたところがことごとく改悪されていて悲しい。あとCGが…うん…。
まぁ、エヴァに熱狂していたおじさんたちへの別れの挨拶ってとこです。庵野さんお疲れ様でした。ファンじゃない自分としては見なくてもよかった。ご祝儀評価はしたくないので本心の評価をさせてもらいました。
内容が浅い。
やはり最終作の脚本は庵野で無い方が良い。と言い切れるほど内容が浅い。
ネタバレはしたくないので本質を"抽象"に置き換えた形でレビューします。
思想・思考が合わない方もいるのであまり読まない方がいいです。
過去シリーズでは主に人間の本質・真理とは何か?というぼんやりとしたテーマを宗教観に沿って割と解りやすくストーリーが進んでいたと思います。
特に過去作では真理を求める過程を物語に置き換える手法が素晴らしかったです。
今作では庵野が真理を得たのかな?とワクワクして観ましたが、到達していません。
自己確立という意味では十分に到達しています。問題はその先です。
自己認識の中でのいわゆる神という座標は十分に表現されていると思いますが、最終到達点である真理には程遠く、前作からの数年の進歩が全く感じられませんでした。
もしかすると"老舗の変わらない味"みたいな事を求める方向性に変わったのかもしれませんが。(完全に物語を終わらせるつもりが全くないのかも)
個人的な満足度としては、続作を前提とすれば40%位です。
真理というのはなかなか発見する、又は知る事はかなり可能性が低いというのは重々承知しておりますが、庵野には真理を表現して欲しかった。
マリの言動に真理に近い所が多々あるのでそこが見どころとなるのではないのでしょうか。
もし、真理について本当に知りたいのであれば個人的に教えます。
キーワードは青緑と黄色と30です。探してコンタクトしてください。
見る前はちょっと不安だったけれど、
ちゃんと完結していて安心した。…というか、感慨深かった。テレビシリーズから見てる人。新劇場版の「序」から見てる人。最近になってDVDや何かで「序」「破」「Q」を見てきた人。それぞれで感じ方が違うんだろうな。そんなことを思いながらエンドロールを見ていた。
最後のエヴァらしく、キレイな終わり方だったと思います。エヴァといえ...
最後のエヴァらしく、キレイな終わり方だったと思います。エヴァといえば深い考察をする楽しみもありますが今作は考察抜きに映画として素晴らしかったです
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