ジェーン・エア
劇場公開日 2012年6月2日
解説
これまでにも繰り返し映像化されてきたシャーロット・ブロンテの不朽の名作を、「アリス・イン・ワンダーランド」「永遠の僕たち」のミア・ワシコウスカ主演で映画化。監督は、長編デビュー作「闇の列車、光の旅」(2009)が高い評価を受けた日系米国人のキャリー・ジョージ・フクナガ。悲惨な子ども時代を過ごした孤児のジェーン・エアは、教師の資格を取り、ソーンフィールドという屋敷で住み込みの家庭教師の職を得る。晴れて新しい生活を手したジェーンは、屋敷の主人ロチェスターと恋に落ちていくが、ロンチェスターにはある秘密があった……。ロチェスター役に「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「SHAME シェイム」のマイケル・ファスベンダー。
2011年製作/120分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:Jane Eyre
配給:ギャガ
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2020年5月24日
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静かなんだけど、雰囲気が良くて思わずジェーンの歩む道の先が気になってしまうドラマ作品。
原作の小説は未読だが、何度も映画化されたのも納得の作品。主人公ジェーンエアが送った、時にツラく、時に平和で、時に想い揺れる中でも、彼女が自身の心に正直に生きる様を繊細且つ丁寧な演技とカメラで追ったドラマ作品。
今見るとかなり豪華なキャスティングと彼らの静かな名演、一人一人の感情をつぶさに伝えるカットとその表情に引き込まれる。あまり古典文学作品には触れてこなかったが、これを機会に新たな作品群にも触れてみたいと思った。
ジェーンエアは震えるような寒さの中、教会に助けを求める。そんな彼女が歩んできた人生が静かに紐解かれていく…
過去と現在が少しばかり交互しながら進んでいくストーリーではあるものの、見易く作られている。
どこからか逃げるように彷徨い教会に助けを求めるジェーン。そこから彼女の過去が明かされていく物語だ。
幼少期、自らを嫌う叔母に対するジェーンの強い気持ちがこの時点から漂うし、寄宿舎での仕打ちや友との悲しい別れを乗り越えて彼女は家庭教師として働くことになる。
そこで出会うのが家の主人ロチェスターだ。出会いからなんとも言えないこの2人の静かに言葉を交わしながら惹かれあう様が繊細かつ文学的と言えば良いのか、淡くじんわり思いあっていく様子が儚く美しい。
しかし、ロチェスターが隠していた秘密にジェーンの心は揺れる。彼には妻がいたのだ。しかも妻は精神的に病んでおり…そこから逃げ出してきた処から冒頭へとリンクしていく。
助けてもらった牧師から求婚されるジェーンだが、自らを呼ぶ愛する人の元へと改めて向かうジェーン。そして、妻が起こした火事で盲目となったロチェスターと再び愛を確認するのであった
ザックリまとめればこんな話なのだが、前述の通り、役者陣の細やかな演技や表情、会話の流れなどが魅力的だし、その表情を捉えるカメラも丹念な感じで好感が持てる。時代設定ゆえの火の灯りもこれまた良い。
丁寧な演技や繊細な表情など、全体的に静かに進む物語の中に登場人物たちの人間模様がフワリと詰め込まれた美しい作品。
何度も映画化されるだけあって、普段この手の作品を見ない自分も引き込まれた作品だ。
若干ストーリーを知らないとわからなくなるところもあるが、
クラッシックな貴族の暮らしと女性が一人では生きていけなかった頃の生き様を感じる映画。
2017年10月25日
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高校生の頃に大好きだったジェーンエア。映画は初めてだけど、こんなハッピーエンドだったかな?
ジェーンエアがまさにその通り。当時はその時代のことや歴史、英国特有の身分制度などほとんど分かっていなかったのに何で好きだったのかな。物語のもつ普遍性で面白い。ハドンホールが想像ついて、そこにいるかのような息づかいが感じられた。
あれ?映画の詳細みたら、みたのはこの人たちの映画じゃない!私がみたのは、シャーロットゲンズブルグとウィリアムハートのものだ!
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ほんのちょっと
ハンマースホイかと思ってびっくりした
いいハッピーエンドだった
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