最強のふたりのレビュー・感想・評価
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どっちに軍配?
リメイクというのは、元の作品に感動して作る「リスペクト」か
あるいは、俺だったら、ハリウッドだったら、
もっと良い作品を作れるぞという「自慢や奢り」か
もしくは、大ヒットにあやかってこっちでも儲けちゃおうという「姑息」か
他にもあったら、教えて欲しい
フランス版からわずか7年しか経っていないのに、
大きく違うのが電話! 家電とスマホ
他にも、アレクサの登場!
そして1番ビックリしたのは
彼女がデートに来なかった設定と、デート中の会話で関係が破綻する設定の違い
フィリップの苦痛が胸に押し寄せてくるのは、フランス版かな
絵で手に入れたお金を自宅購入に充てたデルにはぐっときた
下のお世話をしなくてはいけないのだという現実的なシーンは、リメイク版が +ポイント
描いた作品では、明らかにデルよりもフランス版:ドリルの方が +ポイント
誕生日パーティーでのダンスも、ドリルに +ポイント
他の参加者のダンスも、フランス版に +ポイント
パラグライダーでの怖がる演技もドリルに +ポイント
今まで実行できなかったことのストレスを
お酒を投げ割ったりすることで解消する発散方法はリメイク版に +ポイント
フィリップの上品さというか気品の高さもフランス版に +ポイント
エンディングに流れる曲はフランス版に +ポイント
秘書的な役割のイヴォンヌを、リメイク版で美し過ぎるニコール・キッドマンにした違和感は、どんでん返しのシーンで納得
同じ”True Story”を元にしていながらも、こんなに違った脚本にするなんて面白い
そしてどちらも感動的だなんて!!!!
個人的にはフランス版に軍配を上げるけれど、逆の意見があっても全然おかしくないね
PS ハングライダーは死ぬまでに是非とも乗ってみたい いや飛んでみたいと
改めて思った バケットリストには書いているのだけれど
シリアスとジョークのバランス
大好きな映画
私は介護士を目指す学生です
手離しで称賛してしまいたい。が・・・
リメイクも多く普遍的に愛され続けるフランス発ヒューマンコメディ
嫌な意味で裏切ってくる展開もなくとても気持ちの良い作品なのは間違いないが、「ステレオタイプが過ぎる」などの否定的な意見にも耳を傾けたくなる
パリの大富豪フィリップは全身麻痺である自身の介護人を選ぶための面接会を開いていた
そこにやってくる黒人のドリス。粗雑でデリカシーに欠ける言動も多い彼だが、そこが逆に印象に残ったのかフィリップに新しい介護人として選ばれることに
境遇も性格も趣味嗜好も全く異なる二人だが、それよりも大切な部分で噛み合った歯車が小さくも美しい物語を動かしていく・・・
リメイクも含めて初見の私は『グリーンブック』を思い出した
富豪で黒人の金持ちピアニストとそこに雇われる白人。ちょうど真逆の設定だからだ
個人的にはどちらも手離しで称賛してしまいたいくらい好きな作品だ
しかし、これはあくまで人種差別を直接的に感じず生きてこられた一日本人の感想
そうでない意見にも触れ考えを巡らすこと、それも忘れてはいけない大切なことだろう
介護する立場になって思う
病気や体のハンディーキャップを、ある意味偏見なく健常者と同じように扱うこと簡単じゃない。
あれやったら危ない、これも危ないって思うもん。
介護される側は嬉しいと思う。場合によってはその家族も。
おもしろかったが最後まで見れず。
25.3.22 ネトフリ
面白い
人間の暖かさを感じれた
家でにやにやしながら見るのが楽しい
タイトル通り最高の組み合わせだったね
好きなシーンはつまらないパーティを最高のパーティにするところとフィリップが娘を叱るところかな
終盤のフィリップがタバコ吸いたがるシーンとかドリスが芸術を語れるようになってるシーンはたまらんね お互い影響を受けてていいよね
名作だと思う
特別視しない対等な関係
障害者だから、富豪だからと特別扱いの態度を取らない。
犯罪者だから、黒人だから、無職の放浪者だからと特別視しない。
二人は対等な関係で、だからこそ心から心地良く分かり合えたのではないかと思う。
実話に基づくというのが素敵でした。エンドロールで実在の人物の近況を聞けて嬉しくなりました。
違和感ばかりが残った、“最強のふたり”
『最強のふたり』、世間では絶賛されてるけど、私にはちょっと違和感が強かった。特にドリスの言動にはかなり疑問がある。
確かにフィリップがドリスの遠慮しない態度を気に入って、障害者を腫れ物扱いしない描写は評価できる。でも、それだけでこの映画を高く評価できるかは別の話。
ドリスは粗暴で口も悪く、面白くないジョークを言ったり、人の物を盗んだりするし、秘書のマガリに対するセクハラや性的な加害も許せない。
例えば「風呂に一緒に入らない?」とか、拒否されたのにしつこくキスを試みたり、「舌は入れないよ!」と追いかける場面は加害行為そのもの。
そんなことをされて気分が悪くならない人なんていないと思う。
フィリップの意思を無視して、やめろと言っていることをやめないのも問題だし、友情を描くならこんな行動はダメだと思う。
「人種や階級を超えた友情」をテーマにしているのは理解できるけど、だからってドリスの問題行動を正当化していいわけじゃない。
友達は選ばないといけない。
この映画のどこがそんなに評価されるのか、私には正直よくわからない。
障害者を腫れ物扱いしない描写だけは良かったけど、それだけじゃ私の中での評価は低い。
この作品を観て後悔したし、気分が悪くなった。
皆が絶賛しているのを見ると、どうしてそう感じるのか本当に疑問に思う。
違いを笑って、受け入れて、認め合える関係っていいな。
『最強のふたり』は、久々に観終わってあたたかい気持ちになった映画。
育った環境も考え方も全然違う2人が、ぶつかりながらも心を通わせていく。
なんか理屈じゃなくて、「こういう関係、いいな」って素直に思った。
自分も、事業を通していろんな人と関わる中で、「違うからこそ面白い」って感じることが多い。
背景も価値観もバラバラでも、ちゃんと向き合えば信頼って築けるんやなって、この映画を観て改めて思った。
重たいテーマのはずなのに、ユーモアと前向きさがあって、笑える場面も多い。
ああいう空気感、すごく好き。
人との関係に疲れたときに、また観たくなる一本。
カラッとした映画!
ずっとおすすめされててウォッチリストには入っているが、、の映画をやっと観れた!
サムネの笑顔に惹かれて、ポジティブになりたいなとこの作品を選ぶ。
何か大きなアクシデントがあるわけではないが、流れる映像に集中してしまいました。フランスの街並みがとても綺麗。
ドリスの大口を開けて笑う姿がとても良かった。
オペラを観ながら、近くの観客の視線は気にせず吹き出してしまうシーン。普通ならありえないところですが、そんなドリスの飾らない明るさに常識人のフィリップは救われていたんだろうと思いました。
障害を持った人が出てきて、暗くなりがちな話題かと思いますがそれをあまり感じさせないところがこの作品が伝えたい、「分け隔てなく」の部分なのかなと思いました。
何かあった時も、「何も聞かない方がいい?」と説明要らずで会ってくれる、そんな友達が1人でもいれば無敵になれるのだなと改めて思いました。
まさしく最強
埋まらないはずの溝
鑑賞中ずっとニヤニヤが止まらなくてやばかったです。
特に好きなのが目一杯オーケストラの演奏を聴いたあとに、「今度は俺が」とノれる音楽と共に踊りだすシーン!
空気感というかなんというか、もう、最高。いや最強。
身障者と健常者の間には、関わる上で仕方のない、埋まらない溝があると考えていましたが、今作を観てそんな考えは吹き飛びました。
ドリスは、ひとの肩書やどういうひとかをみていませんでした。
フィリップも、周りから忠告されようとも、宝石強盗の前科のあるドリスを信用しました。
生きる世界も、感性もちがうふたりの、唯一の隠れた共通点はそこだったんだなと気づきました。
肩書、感性、身体的特徴、性感帯(笑)、その他いろいろ、身障者と健常者ではうまく噛み合わない部分、埋まらないはずの溝を、ドリスは気にすることなく…というか、そこは重要ではないと言われた気がしました。
大事なのは介護者と要介護者という関係じゃなくて、ふたりで笑いあえる関係性にあるのだと。
そういう意味では、序盤の面接ではドリスだけきた目的が違いました。他のひとは介護者としてやってきて、フィリップを要介護者として見ていましたが、
ドリスにとってはサインがほしかっただけであり、身体障害をみても「厄介だな」と軽くあしらい、のちにはブラックジョークまで言い放ちました。
溝など最初からないかのように接する、いや、そもそも溝なんてなくて、僕が勝手にそう思い込んでいただけなんだと思います。
埋まらない溝なんてない。
大事なことに気づけました。コメディタッチでありながら、裏に隠れたメッセージに胸を打たれるいい映画でした!
追記
木が歌い出して爆笑するところとか、ずっとひっぱってた書紀の女性との顛末とか、写真とか、まさにドリスが盗んだイースターエッグのように、ところどころにある笑える要素が面白くて、2時間があっという間でした。
ちょっと説明不足なシーンが多いなと感じましたが、もしかしてフランス映画ってそういうもので、余白を自分で想像して、楽しむものなんですかね?
なら楽しかったからよし!最強!
心まで障害者になるな!
首から下がマヒした大富豪のおっさん
素行の悪い刑務所帰りのスラム出身の青年
ひょんなことからヘルパーとして生活を共にする
交わるはずのない二人が交わり、それぞれの足りない部分を吸収し
互いの人生に影響を与え合う。
障がい系ってどうしても雰囲気が陰鬱になるイメージなんですけど
この作品は結構前向きでよかったですね。
介護される側もはれ物に触れるように丁寧に丁寧に気を使われると
息が詰まるものなんですかね。
だからこそ青年の気を使わない扱いを楽しんだのか。
どのような状態であろうと人の心の持ちようで人生は変わるものなんですかね。
気の持ちようってのは結構大事なのかもしれないですね。
ほんと、前向きに生きていきたいもんです。
いい映画とは
よく名作と言われる映画は「感動」できるとか、「泣ける」要素があるとか、そういうのを前提にあると思う。実際、自分が見た中で名作だ、と思えた評価の高い映画の全てはそういった要素があった
なので、名作とよく言われるこの映画も「泣ける映画」なのだろうと思って見始めたが、最後まで泣くことはなかった。泣けなくても「いい映画」と思えるものもあるんだ、と実感できる。そういう映画
もちろん、別に泣ける訳じゃなくても「名作」っていう括りはたくさんあるとは思うけど、この友情が尊いもので、互いが互いに、一緒にいると笑顔になれて、「二人が一緒なら最強だ」と思える。その時間を見れる事がこれほどのエンターテインメントになる、というのは中々にすごいことだと
正直フィリップが死んで悲しさ乗り越えて〜的な陳腐なENDだったら星1にしてたかも知れないけど、ただ雇用主ではなく一人の友人の為にデートをセッティングして、笑ってその場を去るドリスでこの映画が終わったことに何よりも意味があると思う
もっと早く見ればよかった〜!
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