トリシュナ Trishna

解説

「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム監督が、イギリスの作家トマス・ハーディの名作「テス」の舞台を現代のインドに移して映画化。田舎町の貧しい家庭で育った少女トリシュナは、イギリスから来た裕福な青年ジェイと出会う。ひと目でジェイに気に入られたトリシュナは、ジェイの父親が経営するホテルで働くことに。ふたりはやがて惹かれあい、幸せな日々を送るが……。ヒロイン役に「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント。2011年・第24回東京国際映画祭コンペティション部門で上映。

2011年製作/117分/イギリス
原題または英題:Trishna

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映画レビュー

3.5男女の始まりと終わり

2020年11月22日
PCから投稿

インドを舞台にした、あるカップルの始まりから終わりまで。
あぁ、わかる、と思ってるうちに衝撃的な最後にたどり着く。
文化背景は驚きでも、男女間のこの感じは馴染がある。
しかも、主人公の二人があまりに美しく、それだけで見ていられる。

インド映画にしてはスマートだなと思ったら、イギリス制作でした。
納得。

インドのいろんな街を見られるのも楽しい。

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UNEmi

2.5愛の彷徨

2018年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

古典『テス』を、マイケル・ウィンターボトムが現代のインドを舞台に置き換えて翻案映画化。
『テス』はその昔、ロマン・ポランスキー監督作を見た事あるが、ほとんど覚えておらず、これはこれで鑑賞。

貧しい家庭のインド人少女トリシュナは、富豪のイギリス人青年ジェイと出会う。
気に入られ、彼の父親のホテルで働く事になり、恋に落ち…。

夢のようなシンデレラ・ストーリー!…とは程遠い。
恋に落ちて幸せも束の間、相手の要求に流され続ける。
ある事をきっかけに、関係にヒビが。
裏切り。
そして…。
愛に翻弄され、悲劇的な運命を辿るヒロイン。
インドの貧富の問題も織り込む。

ドラマチックだが、暗い話なので後味は苦い。
また、ヒロインが何故最後衝撃的なあの行動に至ったか、今一つ感情の描き込みや動機も弱い。

インドの雰囲気と、フリーダ・ピントの美しさは良かっただけに。

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近大