アイアンマン3のレビュー・感想・評価
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トニー・スタークという人間を描いた異色作
『アイアンマン3』は、アベンジャーズ後のトニー・スタークの「人間性」にフォーカスした、これまでとは一線を画す作品です。スーツを脱いだトニー、そして“ヒーローではない時の彼”を描こうとする姿勢は新鮮で、ヒーロー映画としてよりも“人物ドラマ”としての側面が強い一作に仕上がっています。
不安障害に苦しむトニーの姿は、神や怪物に囲まれた世界の中で唯一の「人間らしさ」を際立たせており、シリーズとしての深化を感じさせます。また、多数のアイアンマンスーツが飛び交う終盤のアクションは迫力満点で、ビジュアル的な満足度も高いです。
一方で、賛否両論を呼んだ“マンダリンの正体”の扱いや、中盤のテンポの緩さなど、ストーリーテリングにおいてやや混乱を招いた点は否めません。また、スーツに頼らないトニーの活躍を見せたい意図は理解できますが、「アイアンマン」を観に来た観客の期待とは少しズレていた部分もあるでしょう。
とはいえ、「スーツがなければ何もできない男ではない」というトニーの成長を描いた点は評価すべきであり、シリーズとしての挑戦と方向転換は意義あるものでした。
総合評価は3.5。ややクセはあるものの、記憶に残る問題作でもあり、ヒーロー映画としての幅を広げた一作です。
トニースタークがヒーローの原点に立ち戻る名作。だが少し物足りない...
最近マーベルを一から見始めた初心者マーベルオタクです。
今作の特徴はとにかくアイアンマン、そしてトニースタークの内面描写に重きを置いたストーリーにあります。なので、「ド派手でかっけぇスーツの戦闘シーンが見てぇ!」と言う方はあまり満足できないかもしれません。
あらすじの通りトニーは前作アベンジャーズでの敵の侵攻により精神が不安定になってしまいます。新たな敵に怯え、色んなスーツを乱造しまくりますが、新たな敵によってスーツの大半を破壊されてしまいます。
前作2ではパラジウム中毒に悩まされていましたが、
今作では違う悩みに振り回されます。それは「心」です。パニック障害を患い、英雄と持て囃された彼が子どもの前でパニックを起こしうずくまってしまう意外な姿が印象的でした。
そんな色んなことが起きて彼は作中を通して未完成のポンコツスーツを仕方なく使用しています。
そして今までで1番大きなハンデを背負いながらヒーローとしての心を育てていきます。良くも悪くも彼の印象を覆すシーンが多く見られ、協調性が無く省みる事が無い彼の口から「私が悪かった」「君は大切な人」とダイレクトにポッツに言っているのはとても衝撃でした。
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しかしアイアンマン123に共通する文句なのですがせっかくいい題材なのに敵対するヴィランがショボいのがうーんと言う感じです。後ラストの大事な治療シーンをダイジェストは勿体無いと思いました。
まぁあんまり敵の規模がデカすぎるとなんでアベンジャーズを呼ばないんだって言う矛盾が出てきちゃうんでしょうね... 1.2はトニーのアイアンマンの後追い、3はただ火が吹けるだけの全身アチアチ人間なのは微妙な所でした。
しかし弱いのは3のトニーも一緒です。手や足だけスーツを着けて殴る、蹴る、時には銃を乱射、単身でステルスなど泥臭くもスタイリッシュなトニースタークそのものをありありと感じれるのもこの作品の醍醐味です。
最後にこの作品を見た後、スパイダーマンホームカミングを見る事を強くお勧めします。時系列はかなり飛びますがこれによってトニーのセリフが3倍近く重く聞こえますw
MCU第7作目‼️
「アベンジャーズ」でのニューヨーク決戦がトラウマとなってしまったトニー・スタークは、より最新のスーツ製作を進める・・・‼️遠隔操作と自動装着の実験シーンがメカ大好きな男の子心をくすぐる‼️トニーの自宅がヘリの総攻撃を受けるスリリングなシーン、ラストのアイアンマン軍団勢揃いもワクワクさせてくれる‼️そしてトニーとハーレー少年の友情‼️ハーレー少年が成長し「エンドゲーム」のトニーの葬儀に参列してたのには涙が出そうになりました‼️ただ敵であるテンリングス、特にマンダリンの正体にはガッカリさせられるし、エクストリミス・ソルジャーに簡単に破壊されるアイアンマンスーツに、正直 "ショボい" との感想を持った私なのでした・・・‼️
「アイアンマン」トニー・スタークよ永遠に!
「アベンジャーズ」で大盛りあがりした後の「アイアンマン3」。期待も大きかったんですが、それを上回る面白さです。
映画館で初めて観た時も楽しませてもらったんですが、続けて見たらより一層魅入っちゃいました。
本作品では、ハッピーの存在も大きいですね。まぁ、今までの作品にもチョコチョコ登場してたんですが、全く記憶にありませんでした。自分の中では、後にスパイダーマンと絡んでるところの印象が強くて、こんな前から出てたんだということに改めて気付かされ驚きました。
そして、前作に引き続き今回も悩めるヒーローの登場です。
アベンジャーズの後の話なんで、宇宙人との戦闘の恐怖が染み付いちゃってるんですね。パニック障害まで起こして・・・。
恐怖を抑える為に、新しいスーツを開発し続けるってところもすごいんですが、後でその設定が生きてくる展開も素晴らしい。
そのうえ、本作品では、トニー・スタークが大活躍。アイアンマンのスーツを着けない状態でのアクションがバリバリです。
おまけに、敵も複雑で楽しめます。一見、謎のテロ軍団との戦いかって思わせておいて、実は・・・
このストーリーも面白かった~。
トニー・スタークの家が破壊されるシーンも大迫力で見応え十分。終始、ワクワクの緊迫感で魅入っちゃいました。
でもそこは、さすがのアイアンマン。要所要所のお笑いどころはしっかり掴んで、楽しい事この上ない。
【ネタバレ】
「アベンジャーズ」の大成功の後の「アイアンマン」三部作の完結編。見事に最後を飾ってくれました。
アイアンマンのスーツ軍団がド派手に暴れ回るのは大興奮です。
最後には、スーツが全機破壊され、嗚呼これで終わりなんだな・・・
な〜んてね。
例えスーツが破壊されても、アイアンマン=トニー・スタークは不滅です。この後のMCU作品でしっかり復活しますからね。
そして、サノスとの最終決戦に向け、さらに盛り上がっていくから、ホンっとすこい!
本作品はトニー・スタークのナレーションから始まり、オマケ映像で話しているところが映し出されます。ハルク変身前のブルースに話してるみたいなんだけど・・・
聞き始めて直ぐ眠っちゃったようです。
1〜3で「成長の物語」であり「行って、帰る物語」でもある本作。
監督が1,2のファブローから、「リーサル・ウェポン」の脚本で知られるシェーン・ブラックに交代した本作。
1〜3を通してみると、「スタークの成長」が描かれているのが分かる。
平たく言えば「クソ野郎」からペッパーを愛し、我が身を犠牲にして世界を守ろうとする男に。
しかしその負担、重圧が彼を蝕んでいくが、最終的にはその重荷を下ろすところまでを描く。
要は1〜3をあわせ「行って、戻る物語」ということ。
(結局3のラストがなかったことになり、アイアンマンに戻っているのは御愛嬌だ)
あと、映像的には、従来の「2次元」ではなく、高さを加えた「3次元」になっているのは良い。
飛行機から落下するヒトを助けるシーンとか、ラストの港での戦闘シーンとか。
あと、スーツがなくとも「アイデンティティが保てる姿」を描いたのも良かった。「ありのままで」ではないが、「スターク=アイアンマン」ではなく、「スターク=スターク」だぞ、と。
そういう意味でも1〜3で「成長」を描いた作品として、上手く完結させている、と思う。
3作の中で一番好き
パニック障害を起こすトニーにアメリカ映画みを感じる。アメリカ映画て精神を蝕まれたキャラがカウンセリングを必要とするというストーリーが多い気がする。
フューチャリストとはいえ己だけ先が見えすぎるのも厄介か。
そして毎度ながら敵を作ってて笑った。お家芸。
子供相手に大人げなさ過ぎるトニーも声出して笑った。
「分かるよ、だって通じ合ってるから」の顔煽りすぎで好き。
キリアンもゲイリーもヤバかったし変な人に好かれる才能があるのか。
エクストリミスペッパーかっこよかったので元に戻ったのはちょっと残念。
やっぱりアイアンマンのアーマーはガチャガチャと組み上がるシーンが好き。
オーバーテクノロジーってのは分かるんだけど。
相変わらずアーマー装着の描写はすごいです
MARVEL・MCU作品7作目
「アイアンマン3(Iron Man3)2013」を観ました。
冒頭で「アイアンマン」に出てきたインセン博士が登場!!
かつて会ったはずなのにトニーは覚えていなかったと言っていましたが、
ここでその伏線が回収されました。
遠隔操作でアーマーが飛んできて装着!
結構衝撃が強そうだし、マスクだけは自分で着けたいと自分で顔に装着。
……痛いんだろうなぁ~と同情せざるを得ませんでした(笑)
マスコミに住所を番地を含めて全部言ってしまえば
テロリストが襲ってくるだろうと思っていましたが、本当に襲ってきました。
当たり前だよ~とツッコミです。
それに対して何の対策をしていなかったトニーは危機感ゼロ……。
地下のアーマーは無事だろう……と思っていたのでしょうか。
ホームセンターにあるような機材で武器を作ってしまうところは良かったです。
自分もできるかな?と思ってしまった人は多分多いはずです(笑)
全てのアーマーを召喚し、自分が装着しているアーマーが壊れると
他のアーマーを装着するスピード感、迫力がありました。
でも残ったアーマーを花火のように自爆させるとは思っていませんでした。
傲慢なところだけが際立っていた時の面影はなく
いろいろな悩んで不安定だったトニー。
アーマーを装着してのアクションはやや少なめでしたが
面白かったです。
分からんわ
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何か色々やってたみたい。
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1も2もあんまり覚えてへん。
続編映画はつまらんと言われるが、おれにとってはそれが最大要因。
この手の作品に内容を求めちゃアカンとは分かってはいるけども。
完結編
シリーズ3部作の完結編
謎の薬で燃える最強人間になれる奴らが敵。というか超人になる以前に、組織として強すぎる気はするけど。
そんな奴らと戦うアイアンマンだが、アイアンマンのスーツ着てなくても割と強いので、アイアンマンのスーツでどんぱちがあまり見れなくて残念。生身の人間で戦う時間がかなり長い。スーツも何度も何度も壊れるし、完全な状態がほぼない。
いろんなスーツに取っ替え引っ替えなので、それはそれとして面白いけど、やはりアイアンマンとして戦って欲しいというのが正直なところ。
最後はスーツを全て破壊して終了。潔い終わり方でした。
思春期男子のノリ炸裂★★★ 爆笑★★★
機内で日本語吹き替え版を鑑賞。シリーズ1と2、アベンジャーズと原作は観ていません。 楽しめました。
もう何もかも自分の中の子ども心をくすぐる。ぐだぐだ悩んでいるけど、テンポが速いからいつの間にかストーリーの疾走感に巻き込まれて、あれ悩んでいたんだよな、なんて感じ。とても軽妙。
「俺は愛する人を守れるのか」等哲学的な要素も散りばめられているのに、軽快なテンポで話が進んでいく。深刻ぶっている、否、スタークにとってはパニック障害になるほど深刻なんだけど、ね。思春期の頭でグルグル考えている悩みそのもの(大人は考え込む前にやらにゃあならんのよ)。しかもスーツが壊されて無力感の極致にいるとき、偶然相棒になった少年ハ―レイの言葉「あなたメカニックでしょ。だったら作っちゃえば」に「あ、そっか」となる。この軽妙さ。この言葉で吹っ切れる程度の悩みかいって突っ込みたくなるけど、重要な場面。この辺も観客の少年達にとっては美味しいところじゃないでしょうか。自分達と同世代の子がアイアンマンに知恵を授けているなんてねえ。
元雇用主のスタークと元ガードマン・ハッピーの関係も思春期そのもの。ハッピーにわがまま言い放題のいじめっ子駄々っ子キャラ・スタークですが、実はハッピーに依存しているのはスターク。で、ハッピーの知らないところでは「俺の親友がこん睡状態なんだ」とハッピーが親友であることを認めているし。
うさぎのぬいぐるみのプレゼントのセンス!!!1と2観ていないからペッパーの趣味とか知らないけど、普通あり得ないでしょ。大きければいい、兎のようなかわいいものなら女子は喜ぶ、ぬいぐるみ最高って、女を良く知らない思春期男子がやりがちな痛選択。本当に女たらしなの?
飛行機から落ちた人を助ける場面でも「ほうら、あの猿のおもちゃの要領で」って、遊んだことがある人なら受けまくりです。
女子が強いのも最近の傾向?あの場面でペッパーが締めるかぁという感じです。
しかも最大のサプライズはビン・ラディンのパロディ。あの出来事をあんな風におちょくっちゃって大丈夫なのかしらと内心心配しつつ、こんなことを考え、ストレートに表現しちゃうのも思春期だし、思春期だからこそ許される行為だよねと思いながら観ていました。パロディなんだけど”私達が知らされるニュースは操作されているかもしれない”って事実をあからさまにもしている。こんな真実を含んでいるのが本当のパロディ。しかもキングスレイ氏の怪演によって、なおさらそれが際立ってきています。
壮大な世界観、スーツ総出演、etcとアドレナリン大放出。私の狭い家のコレクションに加えるのは考えるけど、上映されていれば観に行くかなということで★3つ。某紙ジャンプ系の漫画が好きな方ならはまるのじゃないかなと思います。
私的には『ホテル・ルワンダ』のドン・チ―ドル氏が出ていてびっくりでした。グウィネスさんもこういう役やるんだとこれもびっくり。
スタークの日本語吹き替えが良かった。突き放した言い方なんだけど、ちょっとじめじめして。でも軽妙で。
熱にやられて壁に姿だけ残った場面は原爆投下を思い出して目をそむけました。
アイアンスーツを捨てる
無責任な約束
アイアンマンシリーズ、最高傑作だった。めちゃくちゃ面白い。1.2とは全然違う、超シリアスアイアンマン。アベンジャーズの後日譚として素晴らしい出来上がりです。
アベンジャーズのせいでトラウマを抱え、不眠症となってしまったトニー。この設定が非常に面白く、一気に引き込まれました。冒頭から山場。こんなアイアンマンが見たかった!を叶えてくれました。監督が変わるだけでここまで違うものになるんだな。3で起用して大正解です。最終章にしてトニーがより好きになった。
スーツの活用もとても秀逸。今までの集大成的映画として、見事な着地点です。悪役もシンプルながらに面白みがあり、前作以上とまではいかないものの、なかなか良かった。今作はなんたって、ペッパーが大活躍。トニーとペッパーとラブストーリー、最終章としても素晴らしい出来でした。
雰囲気も音楽も最高にいい。見応えもすごくあるし、シリーズの中でリピートするなら本作。結構グッとくるシーンもあって、すごく好みだった。ただ、相変わらず粗は目立っているし、2同様にキャラの多さが追いついていなかったように思えた。子どもとの絡みも、もうちょい上手くできたような気もしたし。
今後、アイアンマンの単独作品はもう出ないのかな。そう思うとちょっと悲しい。子どもたちの夢が詰まったシリーズ。彼に憧れを持った人々は、今日も心の中でこう呟く。
I'm Iron man.
アベンジャーズのその後。 遠隔操作をしたり、たくさんのアイアンマン...
スーツも主役だろ?
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