テルマエ・ロマエのレビュー・感想・評価
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日本の風呂文化を学ぶ古代ローマ人を描いた王道喜劇
古代代ローマと現代日本という異質な国と時代を舞台にしたユニークな作品である。
主人公は古代ローマの公衆浴場設計者であり、現代日本へのタイムスリップを繰り返しながら、古代ローマの大衆浴場に日本の銭湯文化、科学技術を取り入れて成功を収めていく。古代ローマと現代日本を大衆浴場という接点で結びつけてしまった着想に脱帽したが、主人公の真面目さが堪らなく可笑しい。
国を超え、時空を超えても、主人公は古代ローマの大衆浴場設計者として大真面目に振る舞う。現代日本を同時代の平たい顔族(日本人)の国だと信じて疑わない。また、特に、古代ローマの部分は建物、街並みのセットも立派で、主人公以外も真剣に演技をしている。歴史上の人物(皇帝)も登場するので歴史劇を観ているような雰囲気がある。
喜劇の王道は、本作のように、場違いな場所、状況で、役者が真面目、真剣に振る舞うことだと言われる。邦画では『男はつらいよ』が典型である。主人公である寅さんは、いつも大真面目で恋愛をしているが、それが叶わぬ恋であること、寅さんの気持ちが一方通行であることを観客は熟知してる。故に、寅さんが大真面目になればなるほど、観客は爆笑する。観客を無理に笑わせようとして可笑しなことをしたり、突飛な行動をする必要はないのである。
また、主人公はウォシュレットも古代ローマに取り込むが、自動化、電化したものは、奴隷がやっているだと誤解した結果である。しかし、主人公の誤解に無理はなく納得してしまう。意図的か否かは分からないが、自動化、電化といっても、所詮、人間が手動でやってきたことの置き換えにすぎないという科学技術に対する痛烈な皮肉になっている。
友人に勧められるままに、事前情報を一切収集出来ずに観たが、想像以上だった。王道の喜劇をベースにしながら、歴史劇、科学技術への問題提起を盛り込んだ傑作であった。
「テルマエ・ロマエ」はラテン語で「ローマの浴場」のこと。
2012年4月公開
原作・ヤマザキマリ
監督・脚本:竹内英樹
主演:阿部寛、上戸彩
NHKのBSで観ました。
観たのは10年ぶりです。
10年前の印象はただひとつ。
「阿部寛の肉体美」でした。
今回の再見では確かに阿部さんの全裸・入浴シーンが多いのですが、
ムキムキではなくてごく自然な肉体美という印象で、
その後に観た鈴木亮平の「変態仮面」の彫像のように美しい肉体とは違い、
ボディビルなどで特に鍛えてない自然な・・・という意味です。
内容は古代ローマ人がタイムスリップして現代日本の銭湯に現れる。
ここまでは覚えていましたが、
これ程頻繁に何回も行き来していたとは?
タイムスリップの度に黒服のパバロッティを普通にしたような
変な外人がオペラを熱唱。
BGMにはテーマ曲の「誰も寝てはならぬ」以外にも多数のオペラ曲が、
・・・「蝶々夫人」なども使われています。
紀元前138年古代ローマ。
浴場設計技師のルシウス(阿部寛)がローマ皇帝ハドリアヌス(市村正親)に
公衆浴場の設計を任されて、アイデアに詰まる度に現代日本に、
現れてアイデアを頂き、その斬新なアイデアが皇帝に痛く感心される。
まあ2000年以上の文化の差があり、驚くのも当然なのですが、
ウォッシュレットのトイレに驚いたり、泡風呂や、シャワーの他、
子供が石鹸の泡に目が染みないように使う
シャワーキャップとかフルーツ牛乳などの小ネタも多い。
古代ローマ人を日本人俳優が演じたことで、
「濃い顔」を「よくぞこれだけ揃えた」
と当時の観客たちに言われたそうです。
濃い顔の人とは、
阿部寛、北村一輝、市村正親、宍戸開、竹内力。
ねぇ、やはり濃いですねー。
実は彼らは市村(上半身)以外、ローマ風呂に入らないのですね。
それは意図したらしく、日本人も、お風呂に入るのは、
全員ご老人ばかり。
目の保養にはなりません。
そのため余計に、阿部寛の濃い顔のイケ面ぶりが目立つのは、
多分意図して区別化したのだと思います。
10年前の上戸彩ちゃん。
今現在の好感度満点の美しさからすると、かなりイモ姉ちゃん。
(すいません!!)
役柄も漫画家志望の傍ら派遣社員をする山越真美の役。
衣装がまたヘンテコ。
でもルシウスをモデルに漫画を書こうと、ラテン語を猛勉強。
オマケに真実(マミ)まで古代ローマにタイムスリップ。
真実はルシウスに恋心を持つのですが、残念ながら
恋には発展しません。
しかしタイムスリップの定番とも言える、
真実は紀元前138年当時のローマ帝国史を知っているけど、
ルシウスは当然未来を知らない訳です。
それで歴史を改変しないように真実がサポートする。
という訳です。
この映画は大ヒットを記録。
日本各地の温泉地ロケに加え、
イタリアのチネチッタでのオープンセットで1000人のエキストラによる
2週間に及ぶ撮影が行われたそうです。
(今では考えられない贅沢で潤沢な資金力)
キャッチコピーは、
「ひとっ風呂、タイムスリップしませんか。」
「時空を超えた入浴スペクタル」
それにしてもイタリア在住30以上で夫もイタリア人で、
しかもローマ古代史オタク。
ローマ皇帝やローマ帝国史の登場人物の名前が日常的に
会話に飛び交う一家だそう。
そんなバックボーンがリアリティを生むのでしょう。
(ヤマザキマリさんは、テレビでよくお見かけします)
とりあえず銭湯へ行こうか。
ゆるっとコメディ、でもちゃんとした盛り上がり、面白かったです。
金曜ロードショーで鑑賞。小学生の子供は大事なところが見えそうで見えないと面白がって大騒ぎ。
少し気まずくなるシーンはありますが、さら~っとなのでまあ幼い子供もみれると思います。
(子供にはあんまり見せたくないな~というシーンがさら~っとありますがその辺は大人の判断で…)
阿部博さんいいですね。日本人なんだけど、ローマ人と言われれば違和感ない。どっちもいける。
ローマ人役の俳優さん、濃い顔集めてるんだ~と思ったら面白くて。
ゆるいコメディがみたいなあ~って思ってたので今の自分にはちょうど良かった。
コメディらしいコメディというわけではないんだけど、ちょいちょい「ふっ 笑」という笑いが入っていて、癒された。
真面目なシーンもバッチリ入ってますが、さらっとしてそんなに重くないので、見やすいと思います。
おっさんたちがなんかかわいいな~って癒されちゃった。まさか竹内力さんに癒される日が来るなんて。
みんなで協力したりするシーンも素敵だな~ってじ~んわり。
最後の見せ場も、ちょっと感動が入っていて、なんかよかったなあ~って。
温泉みたいに、なんか、ゆ~ったり、心穏やかに見れました。
今の自分にぴったりでした。
前半だけなら非常に高得点でした
風呂の幸せは時空を超える
阿部ちゃんが好きなので。 阿部ちゃんの濃い顔がローマ人役に合ってま...
割と原作に忠実
いい湯だな、アハハ
いや〜、たまにはこういうのもいいですね。
何も考えず、世代年齢関わらず楽しめる映画です。
阿部寛をローマ人にするとは考えたものだ。
日本人を平たい顔族というのもまたよく考えたな。
配役が良くて、絵に飽きが来ない。阿部寛も絶妙な演技で、身振り素振りで笑えてしまう。結婚できない男に似ているな笑
古代ローマから現代日本に移動すると、今まで日本語で喋っていた阿部寛がローマ語で話すようになるというのは、非常にわかりやすくて面白かった。これはさぞかし、原作がよくできているんだろうなぁ。映画がなかなか良かっただけに、原作が気になりました。素晴らしい実写化だ。
前半がかなり面白かったのもあって、後半の失速感と見応えの無さにはちょっとガッカリ。完全に面白味を失い、今までの楽しさも欠けた。んー、なんだろうか。少し受け入れにくく、あまりしっくりこないシーンが多かったからかな。上戸彩との関係性も「ん?」って思ったし。
ま、でも、何も考えずに映画を楽しみたい方にはぜひともオススメしたい作品でした。阿部寛、やっぱりいい役者だ。
Thermae Romae:ローマの銭湯
昭和から普通にある銭湯がローマ帝国の銭湯設計技師にはまるでドラえもんのひみつ道具のように映る所から作品が幕開け。銭湯にある当たり前過ぎる光景がそんなに感動するものかと思う。ホテルの大浴場ならスタイリッシュだが下町にあるような銭湯なんてとてもじゃないが行く気になれない。銭湯なんだから清潔に決まってるがイメージとして無理(苦笑)。ちなみに温泉法に基づいて経営される温泉と公衆浴場法に基づいて経営させる銭湯、日本列島は法治国家だと実感する瞬間ですね。
日本のコメディーも上手くなった(面白くなった)と思わせる作品。阿部寛にここまでコメディアンとしてのセンスがあるとは思わなかった。残念なのはエンディングでの 市村正親扮する皇帝の決め台詞。これが日本映画らしい悪趣味なのが残念(そう簡単には変わらないか)。独断と偏見の濃い顔リスト 松本潤・長瀬智也(ジャニーズ事務所)、平井堅(アーティスト)、ゴリ(お笑いタレント)、本並健治(元ガンバ大阪GK)、石原良純(俳優)、鈴木亜久里(元F1)、藤岡弘(俳優)、その他。
秀逸な設定だがあくまでコメディ
原作は好き
平たい顔族とは言い得て妙
原作愛読者です。
2000年頃に漫画蔵書が1万冊を超えてしまい「もうコミックスは余程の傑作以外は増やさないぞ!」と誓って削減に入ったにも関わらず買ってしまった思い出深い作品です。
果たして映画化は?と問えば、充分に満足できる出来でした。
唯一の不満はヒロインかな。
原作ヒロインさつきは、ルシウスが月の女神ディアナに例えるほど聡明で清楚で美しい女性。東大の院卒、オックスフォード大にもツテのある古代ローマ史研究者。英・伊・仏語に加え古代ラテン語も操る才媛。
彼女の魅力があればこそ、ルシウスとの淡くも、じれったい関係が読者の応援意識を呼び起こします。
そんな「さつき」が、まるで別人格の「漫画家志望OL」の真実に変更されてしまった事は受け入れ難い。大幅減点の理由はここだけですね。
(その分、内田春菊出演は驚いたし、感動ものだったけど)
阿部くんの演技は見事でした。原作のトピックを非常によく表現してくれて感謝です。(主人が高校の同級生で、休み時間にプロレス技を掛け合う程度の友人だったので、我が家では阿部くん呼ばわりw向こうが覚えていてくれてるかはわからないけど)
ルシウスは日本の風呂文化にカルチャーショックを受けましたが、私は作者ヤマザキマリ女史の経歴にカルチャーショックを受けました。
齢14にしてフランスやドイツ一人旅、17では単独イタリアで一人暮らしってんですから。
私より少し年上ですが、世代的には大差ないので「そんな10代を送っている同世代がいた」事が激しいカルチャーショックです。こちとら、中学生の頃なんて英語も学校で習い始めたばかり。行動範囲は学校で定められた学区内程度ですよ。まったく羨ましい!
そんな訳で、自分の子供達にはヤマザキマリ女史と似たような体験が可能になる育て方をしてみましたw
地球上、人の住む文化的なエリアならばどこに放り出されても生き抜いていけるか、或いは何とか自力で日本に帰国出来るだけの語学と家事能力と胆力は15歳時点で習得していると思います(笑)
ともかく、ヒロインの大幅改変以外は、諸手を挙げて絶賛出来る良作でした。
日本人のキャストの映画なのに日本人に見えない!
元々目鼻立ちがはっきりしていて日本人間慣れしている阿部寛がもうローマ人にしか見えないです!
他のキャストも選りすぐりの顔濃い俳優さんをそろえての映画だったので、リアリティがすごくてよかったです。
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