テルマエ・ロマエのレビュー・感想・評価
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Thermae Romae:ローマの銭湯
昭和から普通にある銭湯がローマ帝国の銭湯設計技師にはまるでドラえもんのひみつ道具のように映る所から作品が幕開け。銭湯にある当たり前過ぎる光景がそんなに感動するものかと思う。ホテルの大浴場ならスタイリッシュだが下町にあるような銭湯なんてとてもじゃないが行く気になれない。銭湯なんだから清潔に決まってるがイメージとして無理(苦笑)。ちなみに温泉法に基づいて経営される温泉と公衆浴場法に基づいて経営させる銭湯、日本列島は法治国家だと実感する瞬間ですね。
日本のコメディーも上手くなった(面白くなった)と思わせる作品。阿部寛にここまでコメディアンとしてのセンスがあるとは思わなかった。残念なのはエンディングでの 市村正親扮する皇帝の決め台詞。これが日本映画らしい悪趣味なのが残念(そう簡単には変わらないか)。独断と偏見の濃い顔リスト 松本潤・長瀬智也(ジャニーズ事務所)、平井堅(アーティスト)、ゴリ(お笑いタレント)、本並健治(元ガンバ大阪GK)、石原良純(俳優)、鈴木亜久里(元F1)、藤岡弘(俳優)、その他。
秀逸な設定だがあくまでコメディ
「テルマエ・ロマエ」は2012年4月28日公開。阿部寛主演作品。監督は「翔んで埼玉」で日本アカデミー賞を受賞した武内英樹です。原作はヤマザキマリの同名漫画です。
設定が秀逸なのは原作の通りですね。
キャスティングも阿部寛、北村一輝など濃い顔の日本人をあえて起用し、古代ローマの雰囲気を違和感なく再現しているのは見事であります。
あくまでコメディとして気を抜いて見る映画であり、ストーリーは稚拙で退屈です。場転の謎な演出もサブいです。家族で笑ってみるもので本腰を入れてみるものではないですね。
原作は好き
映画化には不安しか無かった。
当然、出演するキャスト、演出、脚本、監督…と入れ込まれる要素で原作から違うものになることもある。
興行作品としては楽しめる佳作と言うべきだろうし、この作品でテルマエ・ロマエを知った人にはこれで良いと思う。
しかし私の中でヒロインは上戸彩のイメージではなかったので、なんじゃこりゃ?とは思う。
阿部寛はいい意味でよく似合っていると思う。
海外の俳優を使うとコスト的にどうか?と思うが、あのゴチャゴチャ感には阿部寛でよい。
お風呂への拘りは面白いので、もっとそこを頑張ってくれれば良かった。
平たい顔族とは言い得て妙
原作愛読者です。
2000年頃に漫画蔵書が1万冊を超えてしまい「もうコミックスは余程の傑作以外は増やさないぞ!」と誓って削減に入ったにも関わらず買ってしまった思い出深い作品です。
果たして映画化は?と問えば、充分に満足できる出来でした。
唯一の不満はヒロインかな。
原作ヒロインさつきは、ルシウスが月の女神ディアナに例えるほど聡明で清楚で美しい女性。東大の院卒、オックスフォード大にもツテのある古代ローマ史研究者。英・伊・仏語に加え古代ラテン語も操る才媛。
彼女の魅力があればこそ、ルシウスとの淡くも、じれったい関係が読者の応援意識を呼び起こします。
そんな「さつき」が、まるで別人格の「漫画家志望OL」の真実に変更されてしまった事は受け入れ難い。大幅減点の理由はここだけですね。
(その分、内田春菊出演は驚いたし、感動ものだったけど)
阿部くんの演技は見事でした。原作のトピックを非常によく表現してくれて感謝です。(主人が高校の同級生で、休み時間にプロレス技を掛け合う程度の友人だったので、我が家では阿部くん呼ばわりw向こうが覚えていてくれてるかはわからないけど)
ルシウスは日本の風呂文化にカルチャーショックを受けましたが、私は作者ヤマザキマリ女史の経歴にカルチャーショックを受けました。
齢14にしてフランスやドイツ一人旅、17では単独イタリアで一人暮らしってんですから。
私より少し年上ですが、世代的には大差ないので「そんな10代を送っている同世代がいた」事が激しいカルチャーショックです。こちとら、中学生の頃なんて英語も学校で習い始めたばかり。行動範囲は学校で定められた学区内程度ですよ。まったく羨ましい!
そんな訳で、自分の子供達にはヤマザキマリ女史と似たような体験が可能になる育て方をしてみましたw
地球上、人の住む文化的なエリアならばどこに放り出されても生き抜いていけるか、或いは何とか自力で日本に帰国出来るだけの語学と家事能力と胆力は15歳時点で習得していると思います(笑)
ともかく、ヒロインの大幅改変以外は、諸手を挙げて絶賛出来る良作でした。
日本人のキャストの映画なのに日本人に見えない!
元々目鼻立ちがはっきりしていて日本人間慣れしている阿部寛がもうローマ人にしか見えないです!
他のキャストも選りすぐりの顔濃い俳優さんをそろえての映画だったので、リアリティがすごくてよかったです。
話題のわりに・・・
10年くらい前の作品ですが、当時結構話題になってたので、気になって視聴。
前半の古代ローマ人(阿部寛)×現代の風呂という組み合わせはとても楽しませたもらいましたが、
後半は観るのが辛かったです・・・
阿部寛の演技力で2.5、という感じですかね
悪い映画ではなかったが、コメディにしては笑いどころが少なく、恋愛ド...
悪い映画ではなかったが、コメディにしては笑いどころが少なく、恋愛ドラマとしてはそれほど深いラブストーリーではなく、感動や印象はやや薄く、阿部寛、上戸彩の演技それぞれ絵になっていたな、という印象だけが後に残る感じ。
武内英樹監督の人気漫画実写化作品を大ヒットさせる手腕が披露された記念すべき第1作
この作品の大成功から「テルマエ・ロマエⅡ」 そして、「翔んで埼玉」でもまさかの大ヒット。高いハードルを軽々と乗り越えた監督の手腕に脱帽である。どの作品もとても面白い。
<各作品のパンフレットを購入された方はご存じだろうが、この三作のパンフレットのデザインがほぼ同じトーンであるというのもニッチな喜びであった。>
<2012年4月30日 劇場にて鑑賞>
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