猿の惑星:創世記(ジェネシス)のレビュー・感想・評価
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想像を超えた進化っぷりと表現力
面白かったです。猿達の想像を超えた進化っぷりや表現力に驚きです。シリーズを繋げる説明口調が無かったのも、良かったです。
知らなくても楽しめるだろうと思いますがこれから鑑賞するつもりなら、私は旧シリーズ先を推奨いたします。
ストーリーは解りやすく、絵空事ではすまない恐ろしさがありました。充分な準備が出来ていれば、ほんの一押しで種は劇的にステップを上るものかもしれないと思わせます。
次々と知性と感情を獲得していく猿に対するのは、ちょっとステレオタイプな人間クサい人間達。まぁ、主役は猿だから。野卑な飼育員をトム・フェルトンがヤスヤスと演じているのは印象的でした、上手いです。
人類は1人の女性が起源と聞いたことがあるけれど、彼女だけに起こった一押しはなんだったんだろう、帰り道にそんなことを思いました。
猿暴れすぎ
猿の成長物語がとても丁寧に描かれていて、しかも表情やしぐさや行動で心理を表現するなど志が高いと思った。しかしその反面、暴動以降の描写が、イメージが先行した表現になってしまい残念だった。猿が暴れすぎて、逆に人間を応援したくなった。看守のバカっぽい、猿しか威張る相手のいなそうなお兄ちゃんがとてもよかった。
昔の猿の惑星とは違う
この作品についてはCMでの宣伝が詳しくやりすぎたかほとんど思った通りの流れだった。
シーザーは大きくなるにつれて自分とは何か
と問うようになる
それはごく自然なことで私がゴリラ?なら同じように疑い本来の自分を見つけ仲間を助けようとするでしょう
ちゃっかり人間を殺さずに森へ帰ろうとしたところが好き
しかも友情というものもをかんじさせられる場面があって(デカイゴリラがシーザーを助けたところ)ではやるなぁこのゴリラと思ってしまった。
私自身あまり興味がなかったから評価が低いけどこれが始まりだったとは~
それから映画とは関係ないけどジェームズフランコがますます味出てきたなと思う
目は口ほどにものを言う
1作目はメイクで驚かせた。メイクだから猿のサイズはあくまで人間並み。今はエモーション・キャプチャだからサイズも表情も自由自在。チンパンジーの赤ちゃんから大人まで、オランウータン、ゴリラなんでもOK。
シーザーは成長するにしたがい目で気持ちを表現するようになる。オリに入れられチンパンジーとしていたぶられることにより目に怒りがこめられる。「目は口ほどにものを言う」みなさん、目力を鍛えましょう。
シーザーが保護施設でボス猿に攻撃されるが、野生の猿ではすぐに攻撃されることはないらしい。ボスは声や大きな音で相手を威嚇してビビらせる。それでも向かってくれば決闘になるが、闘えばお互い無傷ではいられない。無用な争いを避ける猿知恵なのだ。人類も見習うべきだろう。
シーザーは生来の知能ですぐに群れのボスになる。ウィルが「お前を守る。家に帰ろう」と言っても、ウィルに自分は守れないと悟ったシーザーはウィルに背を向ける。ラストはALZ113ウイルスに感染したパイロットがウイルスを世界中に拡散するという暗示で終わる。ウイルスの即効性は気に入らないが、猿はとてもうまく表現されていた。この作品はそれができれば成功なのだろう。
チンパンジーを見る目が変わった
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 を観てきました。かなり映画を観ているのですが、猿の惑星シリーズは観たことがなかったんで、正直楽しみにしてました。
さて、タイトルからもわかる通り、猿に支配される物語なんですが、新薬だとか遺伝だとかでチンパンジーが人間を超える能力を身につけます。元々、人間とのDNA差は1~4%程度と言われているんだから、ちょっとしたきっかけで超えられてしまうのかもしれませんね!
能力を超えたチンパンジーが街に繰り出していく中で、とこどころでやさしさを見せる点が、
知能向上=人間らしさ
を表現したかったのでしょうか?あくまで攻撃されなければ攻撃しないという点は、悪いのは人間の方だといってるようでした。この映画でもそうですが、人間が神の領域に手を出してしまっている描写があります。核と一緒で制御出来なくなるなら最初から手を出さない方がいいといっているようにも感じます。
最後に猿の惑星というわりには、ぜんぜん猿に支配されないから、タイトルを変えた方がいいんじゃないの?と思ったら、エンドロールで理解できました。これからこの映画を観る方はエンドロールまで観てくださいね!エンドロールを観ないと消化不良になりますから…
評価低すぎだぁ・・
始めからラストまでずっと童心に戻って興奮して見れました。
個人的には良く出来たストーリーで、何の矛盾も感じなくて、子供の頃に見た「猿の惑星」にしっかりと継りました。
久々にいい作品に出会えました。
1,800円は高いかも
もちろん第1作がショッキングな名作だったので期待して見ました。
たしか人間は生きていたように記憶しています。
無理にお話を作った感があります。
シーザーが主役で素晴らしいけど、涙、涙とは
いきませんでした。
イルカの日を連想しました。
そのラストの方が涙でました。
ラストが微妙・・・。
猿の惑星シリーズで考えたら微妙・・・。
シーザーの心の葛藤?が薄い気がする。
主人公の兄ちゃんも人殺し薬作っておいて何も無し?
猿は森に帰り、人間は自分で作った細菌兵器で死ぬ。
無難なラスト。
猿がどんな感じで文明を築いていくのかとか、どうやって人間を奴隷にして行くのかとか、チンパンジー、オランウータン、ゴリラの格差がどのタイミングで出来てくるのかとか、期待していたので残念。
普通に面白い映画でした。
慈悲を忘れた生き物に生命を繋ぐ価値はあるのか
観た事の無い人さえオチを知ってるSF映画『猿の惑星』の前日譚。
僕は1、2作目と、悪名高いリメイク版しか観た事が無いが、
本作はあの有名なオチさえ知っていれば誰でも楽しめる映画だと思います。
さて……
何はともあれ猿である。
兎にも角にも猿である。
VFX大作をさんざん観てきた人間でも驚愕するレベルの精緻なCGは必見。
猿の叛乱を流れるように追い続けるダイナミックなカメラ演出も◎だ。
そして何より見事なのは、ほぼ台詞無しにも関わらず、豊かでエモーショナルな主“猿”公シーザーの表情。
図らずも人を傷付けてしまった時の戸惑い。
迫害者に向けた静かなる激怒の眼差し。
特に、シーザーが初めて言葉を発するシーンには少なからず恐怖を覚えた。
抑圧され続けた者の怒りが、遂に爆発したあの瞬間。
観客は皆、彼がCGである事など途中から忘れてしまっていただろう。
ところでシーザーの名前の由来となった『ジュリアス・シーザー』はシェイクスピアの著作。
同じく彼の著作『リチャード三世』にはこんな台詞がある。
『どんな冷酷な獣にも僅かばかりの憐れみの心はあるものだ』
『ところが私はそれを知らぬ。ならば私は獣ですら無いな』
憐れみも知らない生き物に、生命を繋ぐだけの存在価値が果たしてあるのか。
この物語で起こった事は、慈悲を忘れた人類への天罰だったのか。
そして、
人を傷付けることを嫌いながら、最後に無慈悲さを見せつけるシーザー。
底知れない狡猾さを感じさせる不気味な猿・コバ。
負の感情に流されてゆく彼等も、いずれは同じ破滅の道を辿るのだろうか。
そんなテーマをうっすら感じさせる内容なだけに、
全人類のエゴを拝金主義の会社重役と陰湿な保護施設の兄貴(また君か、マルフォイ君!)、
そして隣近所の短気なオッサンだけに集約させた点が悔やまれる。
近所のオッサンがあの重要な役割を担う羽目になる展開は象徴的ではあるが……
いかんせん出てくるのが小悪党ばかりだもんなあ。もっと嫌なヤツがたくさん出れば、
叛乱の動機にも説得力が出て、より重厚な物語になったんじゃないかと。
しかしながら十二分に楽しめました。
物語が展開される空間こそ狭いが、
実際以上のスケールに見せてしまうだけのテーマ性と画力を持った映画。
それにしてもシーザー役、アンディ・サーキスが今回も素晴らしい!
何でも良いから、誰か彼に賞をあげたげて!
<2011/10/9鑑賞>
「猿の惑星」シリーズじゃなくてもいいな
別にこの作品はシリーズ作品という位置付けじゃなくても、単体として完成されているかな。実際過去シリーズを知っていようが、知っていまいが、全く影響ありません。ただ過去作品を見ている者からすると突っ込み所が満載です。そういう意味からすると、この映画で初めて猿の惑星見る人の方が楽しめるかも。
でも何ていうかこの作品はレビューが難しいというか、ぶっちゃけ何の印象も残ってないんですよね。先週見たばかりなのに、もう細かい内容を忘れ始めてます。
まぁそれなりには楽しめたという事でこの点数ですかね。
なんか・・・
いろんな事考えさせられちゃいました・・
人間って怖い、身勝手だよな(*_*)
シーザーが脱出する前あたりから、かっこいい一人の男性に思えてきてしまった。あそこまで仲間を思ったり、冷静でリーダーシップのある男がいるのかって(笑)
J・フランコあんたも身勝手過ぎるよ。
J・リスゴー私は久々に観た気がしました。懐かしかった・・まだ俳優さんやってたんですね(*^^*)
F・ピント相変わらず綺麗でした。
エンドロール前のラストを観て、小さい頃観た猿の惑星のラストを思いだし、鳥肌がたちました(*_*)
しかし、皆さんなぜエンドロールも出てないのに席をたつんでしょう(--;)まだあるよって言いたいくらいです。トイレ我慢出来ないのかな(笑)
類人猿の豊かな表情に見入る
飼育係がチンパンジーの妊娠に気がつかないわけがない。類人猿の保護施設にあれほどの数のチンパンジーたちがいたはずがない。類人猿の暴動に対し、アメリカが軍を動かさないはずがない。そもそも類人猿を煽動するチンパンジーの誕生は「新・猿の惑星」(1971)のラストで暗示されている・・・などツッコミどころはあるのだが、それでもこの作品はよくできている。
1968年の「猿の惑星」のとき、そのメーキャップの精巧さに驚いたものだ。撮影のたび、何時間も掛けて猿の顔を作ったと聞いた。意外なラストも話題を呼んだ。
その後、続編やリメイクが繰り返されたが、先の「新・猿の惑星」以外、面白いものがない。その点、今回の作品は、ストーリーに説得性があり、シーザーを筆頭に類人猿たちがよく描けている。モーションキャプチャーを使ったCG処理の発達で、類人猿の動きや表情の豊かさが格段に向上した。
もはや遺伝子操作は夢物語ではない。類人猿に喜怒哀楽の表現が与えられたからこそ、ストーリーが一層現実的なものになる。
壁に描いた窓枠の絵を消し去り、人間への報復を決意したときのシーザーの目は圧巻だ。役者の演技が下地になっていればこそだ。
仲間に一目置かれ、仲間から命を賭けて守られるまでに成長したシーザー。ひときわ高い大木の上から眺める先に、人間文化が創造した大都会ロサンゼルスの全景が広がる。
そのロサンゼルスから、1作目「猿の惑星」の舞台となる東海岸にどうやって飛び火したのか、しっかりラストに仕掛けが用意してある。
人類のために開発した薬品によって人類の滅亡を迎える。科学とはなんとも皮肉なものだ。
シーザーの眼が怖い
はじめ、あまり興味はなかったが、予告を見て見に行きました。これは本当に人間に対する警告の映画だと思いました。試験薬で利巧にになったシーザー。はじめはペットみたいな存在だったが、しだいに違和感を覚えるシーザーの眼は怖かった。CGの成果なんでしょう。猿が人間を襲うシーンはあまり猿がいすぎて気持ち悪い感じがしました。最後はお決まりの森に帰るシーンでまとめあげましたね。
良く出来たCG、物足りない位な尺・・・
2時間あっという間に観せてくれますが、
少々物足りなさが残る。
ありがちなクリフハンガー式の幕引き・・・・
まあしょうがないかと思いつつ、
欲深の不満がね↓
アンディ・サーキスのモーション・キャプチャー職人技すぎて
リアルながら
人間のような猿でなく、猿の着ぐるみ着た人間位に進化しすぎた感も
猿、猿、猿
約2時間(正確には106分ですが)これだけウホウホ、キーキー言ってる映画はないでしょうね(笑
とにかく猿、猿、猿。
…当たり前か。
アンディ・サーキス演じるシーザーの感情表現は素晴らしいです。
悲しみ、戸惑い、そして絶望からの怒り。
全体としては、ほぼ予想通りの展開。
過去シリーズはティム・バートン版しか見ていないので、そこまで思い入れと知識がなかったから気がつかなかっただけで、いろいろつながるネタがあったんでしょうか?
ラストはもっと進んでほしかった。ウィルスが拡散していく様子がエンドクレジットでちょっと提示されているだけで、物足りない。
地球が「猿の惑星」と化していく…んでしょうけども。
途中、ロケット打ち上げのシーンがさりげなく挿入されてたりしたので、そこも何かあるかなぁ…と思ったら特になし。
全米で結構ヒットしたからシリーズ化はされそうなので、今後に期待でしょうか。
この作品だけで観れば…。
オリジナルとか関係なく、この作品だけで観れば、なかなか面白かったように思います。
シーザーの切ない気持ちもよく表情に現れていて良かった。
ストーリー的には単純だけど、自分は楽しませてもらいました。
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