劇場公開日 2011年10月7日

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「目は口ほどにものを言う」猿の惑星:創世記(ジェネシス) aceさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5目は口ほどにものを言う

2011年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

1作目はメイクで驚かせた。メイクだから猿のサイズはあくまで人間並み。今はエモーション・キャプチャだからサイズも表情も自由自在。チンパンジーの赤ちゃんから大人まで、オランウータン、ゴリラなんでもOK。
シーザーは成長するにしたがい目で気持ちを表現するようになる。オリに入れられチンパンジーとしていたぶられることにより目に怒りがこめられる。「目は口ほどにものを言う」みなさん、目力を鍛えましょう。
シーザーが保護施設でボス猿に攻撃されるが、野生の猿ではすぐに攻撃されることはないらしい。ボスは声や大きな音で相手を威嚇してビビらせる。それでも向かってくれば決闘になるが、闘えばお互い無傷ではいられない。無用な争いを避ける猿知恵なのだ。人類も見習うべきだろう。
シーザーは生来の知能ですぐに群れのボスになる。ウィルが「お前を守る。家に帰ろう」と言っても、ウィルに自分は守れないと悟ったシーザーはウィルに背を向ける。ラストはALZ113ウイルスに感染したパイロットがウイルスを世界中に拡散するという暗示で終わる。ウイルスの即効性は気に入らないが、猿はとてもうまく表現されていた。この作品はそれができれば成功なのだろう。

ace