猿の惑星:創世記(ジェネシス)のレビュー・感想・評価
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映像技術の進歩に驚き!でも第1作目を越える面白さは出来ないのかもしれない
映画は総合芸術、どこを評価するかが賛否の分岐点。シリーズ物の難しさがしのばれるが、これは長い~ 長~いと終わりばかりが気になってしまった!
かつてリバイバル上映された1作目を学生時代に映画館で観た時の衝撃が忘れられない私にとっては、全く面白味の無いのが今回の作品の正直な感想だ。
しかしではこの作品は駄目!?と言う事でも無いと考える。映画の今の時代は、3Dなど画像処理技術の面白さを楽しんだり、純粋にストーリー性を楽しむ事や、俳優や監督に興味を持つ、或いは衣装や、音楽とかセットとかロケ地などを楽しみ疑似体験旅行をしてみるなど、実に映画の楽しみ方は多岐に渡る。映画の楽しさを自分がどこに求めるかにより評価の分岐点が有ると同時に、その映画を観た時代や、本人の生活環境に因ってもその時々の評価や、好みは多様化する。
私が今回この映画で、注目すべきはJ・フランコ(今年とても楽しめた映画の一つで、『127時間』や大好きな『ミルク』に出演の彼は素晴らしかったのでこれらの作品を未だ観ていない方は是非観て頂きたい!)や、『スラムドッグ$ミリオネア』のF・ピントらが熱演している事だ。
そして肝心要のサル君シーザーの表情はホンマに恐い程に、目は口程にもの申すと言う格言を地でいっていた!これが全部CGの作り者のお猿さんと言うのはびっくりで、「映画館に急いで行くで、ごザール」バザールでなくても行って観る価値は有るのかも知れない。
ウィルが自宅に連れ帰り一緒に生活しているところでの、躍動感溢れるシーザーの鉄棒競技さながらのアクロバティックな動きの数々は目を見張る!
それと映画は世相を反映していると言う点である。初めて『猿の惑星』が制作され公開されたのが、68年だから40年以上前の事だけれども、この時代はアメリカのヴェトナム戦争が激化する一方で、宇宙開発の競い合いが進む時代にあって、そんな時代の進み方に警鐘を鳴らすがごとく当時大ヒットした小説を映画化した作品だ。
その話しのラストでは人類の文明が滅亡し、猿の文明が人間のそれに取って代わっていたが、そのハプニングはどうして起きたのか、理由は何故か?とその小説では決して語られていない前の話しの部分を強引に制作しなければならないと言う点で、どうしても観ていて、終点に合わせて逆算されたストーリーには、何か自由で豊かな発想と言うものが欠けてしまっていた様で、観ていて面白さに欠ける気がしてならない。
そう言えば今年の初頭に『スプライス』と言う映画が公開され、人類の不治の病を優秀な科学者達の研究チームが新たな遺伝子操作に成功し、新しい生命体の誕生に成功すると言う、この『創世記』と全く同じストーリーの作品があった。この作品も、俳優陣は期待出来る役者を揃えているにも関わらずB級C級と言っても可笑しく無い駄作であったが、本作品も、ストーリーなどに、新しさも、斬新な切り口などの新たな解釈も全く感じられない点で俳優達の芝居の見せ場も少なく、人を活かしきれていない点も残念でならない。
科学者である息子ウィルが認知症になった父に最初に新薬を投与するが、その効果が予想以上に絶大で、大いに嬉々とした認知症の父も、新薬に対する抗体が出来てしまい、更に病状が進化し、一機に体調の悪化した時に、再びウィルが新薬の投与を試みるが、その時に父が、認知症を患っているにも関わらず、それを拒否し、自らの死期を受け入れると言う判断を下すシーンが有る。人間には絶対に老いて認識力が落ちても尚この様に判断力は確かに一部分では、残存機能しているのも現実にも有る事だ。ここに人間が肉体機能だけでは計れない心と、霊的な魂の存在であると言うものを垣間見るのだ。
シーザー達にこの霊性が宿っているのか否かは不明である。
しかし人間は、万物の霊長と定義している以上、この霊性を含め進化してゆく道を探して行かなくてはならないだろう。その事をこの映画は語っているのではないか?
そんな私の映画の見方を貴方はきっと猿知恵と笑うかもしれないがこれが私の感想だ!
元祖のラストシーン:あの衝撃が強すぎて
1968年に公開された元祖「猿の惑星」。あとでテレビで見たのだが、
あのラストシーンにはびっくらこいた。NYの自由の女神の影が見えたあのあまりに有名なラストシーン。
あそこにたどり着くように作られた本作品。
元祖はこえられないが、それはそれですごい。
とてもよく練られたストーリーでほとんど話に破たんがなく、
猿が地球を支配するそもそもの理由を練り上げたのはすごい。
CGのリアル感はあと一歩だな。映像技術の進歩はすごいと思うが。
空気感とシャドーを作りこめばCGのリアル感をフォローできたと思うが、予算がかかりすぎるな。
過去のシリーズを観た人も納得の新作
大企業であるジェネシス社でアルツハイマー病の新薬を開発している主人公ウィル。
ひょんなことから新薬の投与実験中に死んだ雌のチンパンジーから生まれた子猿を
シーザーと名付けて育てることになります。
シーザーは新薬の効果で驚異的な知能を持ち、手話で人間と会話が出来るほどでした。
8年後、ある事件がきっかけでシーザーはウィルと引き離され、
動物保護施設に入れられてしまいます。
1969年に公開された「猿の惑星」の前章として制作された作品です。
(実際には、直接的な続編ではなくて【新シリーズ】として作られたそうですが)
一頭の高い知能を持った猿が、高い知能故に自分の存在に疑問を持ち、
酷い仕打ちを受けることで人間への信頼を失い、
猿たちのリーダーとして成長するまでが描かれます。
まず、驚くのが精巧に作られた猿たちのCGです。
特に、シーザーに関しては、細かい表情まで綿密に作られていて、
ちゃんと表情でその時々の感情を表現できています。
主人公ウィルとの別れの場面なんかは、本当に素晴らしかったです。
そして、過去の「猿の惑星」シリーズへのオマージュや繋がりを感じるシーンが
各所に散りばめられています。
例えば、火星有人探査のニュースが流れるシーンとか。
(この宇宙飛行士が、将来、「猿の惑星」に不時着する?)
仲間になる猿の名前が「コーネリアス」だったり、
そもそも、主人公に育てられる猿の名前が「シーザー」だし。
(同じ名前の猿が過去のシリーズに登場しています。)
それと、圧倒的の個体数に差がある猿が、どうして人間を支配するまでになるのか?
という疑問に対しても、明確な解答が作品中で出されています。
これには「なるほど、そういうことか。」と感心させられました。
猿には免疫があって、人間には免疫がない、感染力の高いウイルスとは、
うまいこと考えたもんです。(ご都合主義っぽい感じもしますけどね(苦笑))
シーザーの苦悩とリーダーとしての決意がちゃんと描かれていて、
なかなか骨太なSF作品になっていると思います。
面白かったです。
現実に起こりそう
猿の惑星シリーズは、観たことないけど、楽しめた。
一緒に見てた人がいうには、昔の猿の惑星とは別物と感じるみたい。
アルツハイマーの特効薬を作り、動物実験を行った結果、副作用で動物の知能がかなり上がる……いつか現実にこんなことが起きるんじゃないかなぁと思ってしまった。リアルに起こりそうで怖い。
あらすじに人間に復讐していくって書いてあったから、どんなむごいことをするのだろうかと、ビクビクしてたけど、全体的にそんなむごいシーンはなかった。
でも、緊迫した感じがけっこうあるから、見終わった後に疲れて頭が痛かったです(^^;)
人間のエゴを強く感じる作品。
芯が強くて優しいシーザーや猿やゴリラたちの結束していく感じを見てたら、猿たちのほうが人間よりもちゃんとした生き物じゃないかと感じてしまった。
猿もリアルで、映像も良い。観ても損はないと思います。
だけど、私は、最後があっさりとしすぎて、う~ん(==;)でした。あれだけ盛り上がったのに、こんなあっさりとさようならなの?!って。
もう少し育ての親(?)のウィルと絡むシーンがほしかったです。
なので、おしいってことで、☆3.5~4。
あと、人間って地球上では、勝手な生き物なんだな~って改めて思った。
人間がシーザーたちをいじめる所を見てると、ひどいことするなって思ったけど、こういう人いそうだなとも思ってしまった。悲しい世の中になったものです。
賢い猿が考えたこと。
どこぞの番組で某アイドルグループの一員が今作にコメント、
「よくできた猿映画という感じ」などとおっしゃっていたけれど、
まぁ確かにそうであり、それ以外に何がある?映画でもある。
あの猿の惑星の創世記を描いた今作、猿がどうやって人間を
支配するまでになったのか。そのプロットを解き明かすらしい。
子供の頃に観た一作目のあのラストの衝撃は凄かった。
えぇーっ?そうだったの!?米国などまったく知らない私でも
あの横たわる○○を見た瞬間にそれがどういうことか分かった。
いや~巧いわ、猿の着ぐるみも(意識から)吹っ飛んだもんね。
そういえば2001年にもあったっけ。T・バートン版が。
M・ウォールバーグはメイク要らないね?なんて書いた気がする。
(ホント失礼な奴だ、私って)
あれから10年!今や技術はこんなに進歩して、P・キャプチャー
演技の第一人者A・サーキスが演じるともう、猿にしか見えない。
それも人間以上に感情表現に長けた、猿である。
その演技はほぼ予告で観られるが、何だろうあの目つきや仕草、
人間より高度な能力を持ってるんだよ、僕は!と言わんばかりの
賢さと正確さ。残念ながら人間たちは(開発者のウィルでさえも)
みんな愚かで鈍感に見える。自然保護施設で(虐待施設じゃんか)
オランウータンと二人「人間たち、賢い僕らが嫌い」と手話で話す
シーンがエラく切ない。そもそも彼らは何も悪くはないのだから。
勝手に捕獲して、実験を施し、それで危険を増せば殺してしまう。
動物の生命を何だと思っている。これじゃあ彼らに復讐されても
仕方ないよね!と思わせるところまで(確かにそうでないと困る)
猿たちの驀進撃が始まるのだが…。
これはまだ序章の序の口??
おそらく続編が次々と作られるんだと思う(でないと繋がらない)
人間に感染したウィルスがこれからどんな猛威をふるうのか。
それにしても隣の親父パイロットには、えらい災難だよなー^^;
あのヒトすでにこの創世記で復讐対象にされていますからね~。
J・リスゴーもかなり爺さんになりましたねぇ。F・ピントも出てる。
ハリポタの彼がまた意地悪な役やってるのはどういう洒落なの^^;
というわけで、序章としてはまずまずの作品。次回からが怖い…?
(子供のシーザー、外で遊びたかったんだよね。あの場面も切なかった)
自我に目覚めた類人猿って猿か?
アルツハイマー新薬による神経細胞の変異が劇的な進化をもたらし、人類への破滅を導いた、というプロットがすごく面白いと思いました。
知識とハサミは使いよう。
新薬開発研究できるほどの高度な知識を持ちながら、情に脆く、現状を受け入れられない弱さを持つウィルの執着、愚かさが破滅をもたらしたのだと思います。
その愚かさの最たるところは
類人猿を人間の息子として育てながら、リード(手綱)を手放さない−類人猿である扱いを変えなかったくだりだと思います。愛情深く優しく、そして自分が何をしているのか、全く理解していない。
だから成長したシーザーの「僕はペットか?」という問いの深さに気付かない。
よくいるよね。賢くて優しくて愛情深いんだけど、自分が何をやっているか全くわかってない人。
手話を獲得し、抽象的な思いを表現したあの時点で、シーザーは自我を獲得し「猿」を超えてしまった。そんな存在に、リード持って「お前はペットじゃない。俺の息子だ」って言ったって、ねえ。
最後まで「守ってやる」という気持ちは、本当に素敵で、真実の愛情なんだろうけど、それ受け入れたら、なくなっちゃうんだよ。自分自身の人生を決める自由が。
そんなわけで、どこの日本のメディアも言っていませんが、個人的にはいじめや虐待のくだりは自由を手にするきっかけだったと思います。本当に人間不信ならお父さんのことを恨んでるだろうし、襲われてもほったらかしてると思う。でもそうじゃなかった。
自分は人間社会では生きられない。ならば創るまでって感じなんじゃないかなあと思います。
郷に入れば郷に従え、の日本的価値観にはそぐわないですけどね。
余談ですが
ケーブルカーから、ゴールデンゲートブリッジ、ミュア・ウッズまで
かつて住んでいたサンフランシスコが舞台で、個人的には懐かしい風景がてんこもりで楽しめました。
重要な舞台になる、マリン郡にあるミュア・ウッズは、映画の通り、アメリカの原始杉がメインの木漏れ日が美しく幻想的で、サンフランシスコ・シティ(SF)から日帰りで楽しめる(昔は地味〜〜な)観光地です。
SF方面からだとゴールデンゲートブリッジ(GGB)を超えた北側にあるので、GGBの対決は、Apesにとって重要な意味をもってたんだろうと思います。 GGB抜けて自由を勝ち取るぞ、的な。
絵的にもすばらしいですし。
映像は言わずもがな、なので割愛します。
この自立と別離の物語は、涙無しに語れません。この話の続きを思えば、やはり“Destiny”を強く感じさせるラストでした。
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
人類と猿との戦いを描く「猿の惑星」シリーズは、1968年に第一作が製作され、優れたSFに特有の文明批評、世界観によって大ヒットを記録。70年代にかけ計5本が製作される人気シリーズとなりました。その後、2001年にはティム・バートン監督によって1作目がリメーク。これは、旧シリーズを踏まえつつ、猿が地球を支配した理由を、新たに描き直したSF大作でした。
本作は第1作の“起源”に迫る本作は、なぜ人類の文明が崩壊し、猿が新たな地球の支配者になったのかという巨大な謎の答ぇを提示するディザスター・スペクタル超大作です。
とにかく猿のリアルな描写が素晴らしい!描かれるのは、虐げられた猿たちが反乱する、一種の革命の物語です。前作では猿に支配される人間たちの念いに感情がいっていきました。ところが本作では、猿の微妙な感情まで伝えるCG技術によって、人間よりも次第に猿に感情移入していくのです。
その秘訣として、俳優の演技をCG化する「アバター」のWETAデジタル社が手掛けたパフォーマンス・キャプチャー。このモーション・キャプチャー技術の進化が大きいと思います。旧シリーズは、俳優が特殊メークで猿を演じました。本作では、俳優の演技を生かしつつ、本物のチンパンジーと見紛うほどの体形や動きをリアルに再現することを可能にしたのです。もはや「驚くほどよく出来たメーキャップ」ではなく、本物の猿が、人間の表情をしているようにも見えました。
一匹のチンパンジーを主人公にした発想からして大胆ですが、主人公のシーザーの自我の目覚め、自由への渇望、愚かな人間への失望などを観る者に伝える心理描写は、信じがたいほどリアルで緻密に描かれています。
それを実現したのは、単に技術だけでなく、シーザーを演じたA・サーキスの演技も評価すべきでしょう。サーキスの演技は、シーザーの成長と苦悩をセリフなしで、人間のキャスト以上に情感豊かに表して、見るものをシーザーに感情移入させた貢献は大きいと思います。
当初はシーザーに恐れを感じつつも、いつしか彼の心の葛藤に共感を抱き、人間との交流と決別のドラマに涙を誘われてしまいました。
物語の舞台は現代のサンフランシスコ。若き科学者ウィルのもとで突然変異的な進化をとげたチンパンジーのシーザーが、都会の檻に閉じ込められた猿たちのリーダーとなり、人類から自由を勝ち取る戦いに挑んでいくさまを映し出ていきます。
父のアルツハイマーを治療するため新薬を開発する科学者ウィル。新薬を投与したチンパンジーは知能が飛躍的に向上しますが、突然暴れ出して射殺されます。そのため全ての実験用の猿が殺処分となるなかで、ウィルはその子供だけを密かに自宅へ持ち帰ります。 いのちを助けるため一時引き取ったつもりだったのに、その可愛さに思わず癒されてしまうウィルは、その子供にシーザーという名付けて育てることになります。
シーザーとウィルの触れあう姿は、まるで実の親子のようで、感動的でした。やがてシーザーは驚異的な知力を示すものの、そのことがかえって隣家とのトラブルを引き起こします。裁判所の決定でシーザーは、ウィルと引き離され、動物管理施設に収容されます。 やがて仲間の猿たちを組織化しリーダーに君臨する過程は、ほとんど猿ばかりのシーンなのに、ここが一番面白かったです。そして仲間と共に、自由を求めて行動を起こすのです。
猿の群れがロサンゼルスのビルを縦横無尽に駆け上り、ゴールデンゲート・ブリッジで大暴れするスペクタクル場面では、何とも言えない高揚感に包まれました。シーザー率いる猿たちと人類が繰り広げるクライマックスの壮絶な戦いに息をのむと同時に、作戦面で警察の厳重な警備網を突破する作戦の賢さに驚きました。
ラストで、戻ってこいと叫ぶウィルに、静かにここがわが家だと応えるシーザー。それは激しい戦いの果てに辿りついた安住の地に佇み、自信満々で群れを率いるリーダーの姿でした。
あんなに絆が強かった「親子」だったのに!
この自立と別離の物語は、涙無しに語れません。この話の続きを思えば、やはり“Destiny”を強く感じさせるラストでした。
注文をつけるとしたら、ドラマッチックな猿側のエピソードと比べて、ウィルが何とか救おうとする父親との親子愛など人間側のエピソードの印象が弱くなってしまったこと。
また、クライマックスでは、猿の軍団は警察と一戦を交えるものの、人類を制圧するまでには至りません。やや肩透かしの感ありで、それは次回作のお楽しみとなってしまったこと。オリジナルの1作目ほどの風刺も見あたらないのも、まだお話が端緒についたばかりだから仕方なし。続編では、きっと壮大な文明論が展開されることでしょう。
期待しすぎたかな
アメリカでは大絶賛だったので公開二日目に見に行きました。
終わってみて意外とあっさりしてました。
しかし、蛇足に次ぐ蛇足(ファンの方には失礼だが…)で、
さらにティム・バートンも???な結果だったのに
よくリブート成功させたなというのが正直な感想。
良い意味で過去の呪縛から解放されています。
(二作目なんか、明らかに途中から何か諦めてませんか?)
SmaStationで我らの殿が、
“こんなにチンパンジーは表情豊か!?”と言ってましたけど
そこはそれほど気になりませんでした。
しかし、後半のシーザーの“決め”には正直プププ…。
あと人情ゴリラさんに“んな、アホな…”
シーザーより好きだけど
いくら進化が速いとはいえ、ちょっと擬人化しすぎではと
いまいちストーリーに乗れませんでした。
しかし、シーザーの躍動感は前評判通りです。
これに触発されて「アメ-ジング・スパイダーマン」も躍動しないかな。
(予告のひたすらスパイダーマン目線で行くならgooooood!!)
話すし。
1968年の大ヒット映画“猿の惑星”の前章となる作品です。
物語は~
アルツハイマー症に効く薬を研究中の主人公ウィル。
彼は、その試薬を投与していたチンパンジーから生まれた赤ちゃんを
育てることになります。
シーザーと名付けられたそのチンパンジーは
薬の効果で驚くべき知能の発達を遂けるのですが
ウイルの父親を助けようと暴れてしまい、施設送りに・・・。
人間に酷い仕打ちを受けたシーザーは
仲間たちにも、さらに強力になった新薬を与え
人間社会への報復を開始していく・・・というストーリー。
この映画のCG技術もスゴイですよ。
シーザーがどんどん賢くなって行くさまは、かなり怖いです。
キャストで気になったのは~
シーザーが送られた施設の所長の息子役、トム・フェルトン。
ハリーポッターシリーズのドラゴ・マルフォイ役で有名ですが
と~~~~~っても嫌な奴の役を好演していますよ。
医学や薬学の発達によって、治せる病気が増える中
(これは本当に素晴らしいことです。)
研究の材料となって死んでいく動物がいることに
改めて気づかされます。
そしてそういった進歩を、神様はどこまで許してくれるのだろう?
と深く考えさせられました。
ご覧になる皆さんは、エンドロールが始まっても
すぐに席を立たないで下さいね。
そこで、この映画が“猿の惑星”の前章となるのかが
ハッキリと解ります。
そして、気の毒な主人公宅のお隣さんの職業が
ソレであったことに、大きく頷いてしまいます。
私は観ている間中、なんだか胸が苦しくて・・・
映画館を出る時、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
子供たちと、もう1度DVDで観たい作品です。
【猿の惑星:創世記(ジェネシス)】星は3つです。
久しぶりのいい映画。
猿の惑星ができるまでの成り行きがわかるこの映画、なるほどな~と自然に受け入れられるストーリーになっている。人間の想いや身勝手さ、動物との共存の難しさなど、考えさせられます。可哀想で涙が出ました・・・。
想像を超えた進化っぷりと表現力
面白かったです。猿達の想像を超えた進化っぷりや表現力に驚きです。シリーズを繋げる説明口調が無かったのも、良かったです。
知らなくても楽しめるだろうと思いますがこれから鑑賞するつもりなら、私は旧シリーズ先を推奨いたします。
ストーリーは解りやすく、絵空事ではすまない恐ろしさがありました。充分な準備が出来ていれば、ほんの一押しで種は劇的にステップを上るものかもしれないと思わせます。
次々と知性と感情を獲得していく猿に対するのは、ちょっとステレオタイプな人間クサい人間達。まぁ、主役は猿だから。野卑な飼育員をトム・フェルトンがヤスヤスと演じているのは印象的でした、上手いです。
人類は1人の女性が起源と聞いたことがあるけれど、彼女だけに起こった一押しはなんだったんだろう、帰り道にそんなことを思いました。
猿暴れすぎ
猿の成長物語がとても丁寧に描かれていて、しかも表情やしぐさや行動で心理を表現するなど志が高いと思った。しかしその反面、暴動以降の描写が、イメージが先行した表現になってしまい残念だった。猿が暴れすぎて、逆に人間を応援したくなった。看守のバカっぽい、猿しか威張る相手のいなそうなお兄ちゃんがとてもよかった。
昔の猿の惑星とは違う
この作品についてはCMでの宣伝が詳しくやりすぎたかほとんど思った通りの流れだった。
シーザーは大きくなるにつれて自分とは何か
と問うようになる
それはごく自然なことで私がゴリラ?なら同じように疑い本来の自分を見つけ仲間を助けようとするでしょう
ちゃっかり人間を殺さずに森へ帰ろうとしたところが好き
しかも友情というものもをかんじさせられる場面があって(デカイゴリラがシーザーを助けたところ)ではやるなぁこのゴリラと思ってしまった。
私自身あまり興味がなかったから評価が低いけどこれが始まりだったとは~
それから映画とは関係ないけどジェームズフランコがますます味出てきたなと思う
目は口ほどにものを言う
1作目はメイクで驚かせた。メイクだから猿のサイズはあくまで人間並み。今はエモーション・キャプチャだからサイズも表情も自由自在。チンパンジーの赤ちゃんから大人まで、オランウータン、ゴリラなんでもOK。
シーザーは成長するにしたがい目で気持ちを表現するようになる。オリに入れられチンパンジーとしていたぶられることにより目に怒りがこめられる。「目は口ほどにものを言う」みなさん、目力を鍛えましょう。
シーザーが保護施設でボス猿に攻撃されるが、野生の猿ではすぐに攻撃されることはないらしい。ボスは声や大きな音で相手を威嚇してビビらせる。それでも向かってくれば決闘になるが、闘えばお互い無傷ではいられない。無用な争いを避ける猿知恵なのだ。人類も見習うべきだろう。
シーザーは生来の知能ですぐに群れのボスになる。ウィルが「お前を守る。家に帰ろう」と言っても、ウィルに自分は守れないと悟ったシーザーはウィルに背を向ける。ラストはALZ113ウイルスに感染したパイロットがウイルスを世界中に拡散するという暗示で終わる。ウイルスの即効性は気に入らないが、猿はとてもうまく表現されていた。この作品はそれができれば成功なのだろう。
チンパンジーを見る目が変わった
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 を観てきました。かなり映画を観ているのですが、猿の惑星シリーズは観たことがなかったんで、正直楽しみにしてました。
さて、タイトルからもわかる通り、猿に支配される物語なんですが、新薬だとか遺伝だとかでチンパンジーが人間を超える能力を身につけます。元々、人間とのDNA差は1~4%程度と言われているんだから、ちょっとしたきっかけで超えられてしまうのかもしれませんね!
能力を超えたチンパンジーが街に繰り出していく中で、とこどころでやさしさを見せる点が、
知能向上=人間らしさ
を表現したかったのでしょうか?あくまで攻撃されなければ攻撃しないという点は、悪いのは人間の方だといってるようでした。この映画でもそうですが、人間が神の領域に手を出してしまっている描写があります。核と一緒で制御出来なくなるなら最初から手を出さない方がいいといっているようにも感じます。
最後に猿の惑星というわりには、ぜんぜん猿に支配されないから、タイトルを変えた方がいいんじゃないの?と思ったら、エンドロールで理解できました。これからこの映画を観る方はエンドロールまで観てくださいね!エンドロールを観ないと消化不良になりますから…
評価低すぎだぁ・・
始めからラストまでずっと童心に戻って興奮して見れました。
個人的には良く出来たストーリーで、何の矛盾も感じなくて、子供の頃に見た「猿の惑星」にしっかりと継りました。
久々にいい作品に出会えました。
1,800円は高いかも
もちろん第1作がショッキングな名作だったので期待して見ました。
たしか人間は生きていたように記憶しています。
無理にお話を作った感があります。
シーザーが主役で素晴らしいけど、涙、涙とは
いきませんでした。
イルカの日を連想しました。
そのラストの方が涙でました。
全169件中、121~140件目を表示