トータル・リコール

劇場公開日:

トータル・リコール

解説・あらすじ

フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化したアーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名SFアクションを、コリン・ファレル主演で新たに映画化。監督は「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン。戦争の果てに環境が荒廃した近未来。工場労働者のダグラス・クエイドは、退屈な日々の生活に嫌気がさし、記憶を売買するリコール社を訪れる。しかし、クエイドが新しい記憶を植えつけられようとしたとき、突然、警官隊が襲来。クエイドは思わぬ戦闘能力を発揮し、その場を逃げ切る。やがてクエイドは、現在の自分が、記憶を上書きされてダグラス・クエイドという人物になっているだけだということを知り、自分の記憶のどこまでが本物なのか、すべてを疑いながら戦いに巻き込まれていく。共演にケイト・ベッキンセール、ジェシカ・ビール。

2012年製作/118分/G/アメリカ
原題または英題:Total Recall
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2012年8月10日

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映画レビュー

3.0現実という名の悪夢

2025年4月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

原作はフィリップ・K・ディックの『追憶売ります』。
監督に『ダイハード4.0』のレン・ワイズマン。

【ストーリー】
化学兵器の使用により、地表世界が崩壊し、人類は地下に押しこめられるように生息していた。
貧困層の居住区オーストラリア。
ダグラス(コリン・ファレル)は日々そこで、シンセティック(治安維持ロボット)の生産労働にいそしんでいた。
かわりばえのしない毎日に鬱屈し、幸せなはずの美しい妻ローリー(ケイト・ベッキンセイル)との生活も、暗澹として思えてくる。
それどころか夢にあらわれる謎の女性(ジェシカ・ビール)が、どうしてか頭からはなれない。
夢とも思えないその現実感に悩んだダグラスは、友人のハリー(ボキーム・ウッドバイン)にだけに告げ、記憶の販売業者・リコール社に足を運んだ。

ディックの数ある映像化作品の中でも、初めて二度目の映画化されたもの。
一度目は主演シュワちゃんで大ヒットしました。
監督は『ロボコップ』のポール・バーホーベン。
あのカラフルでキッチュな世界観は、ディックならでは。
で、こっちのトータルリコールは、バーホーベン版のリメイクっていうややこしい経緯になってます。

ディック作品に通底するのは、記憶や現実のあいまいさで自己認識をゆさぶられて、足もとから世界が崩壊するような真綿クビシメの怖さ。
現役で作家されてた頃は、日本においてはいわゆるカルト人気でしたが、その影響は絶大。
『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ルグィンや『マトリックス』の元ネタになった『ニューロマンサー』のウィリアム・ギブスン、似たようなテーマを扱った押井守なんかも、もしかして影響をうけたその席に加えていいかもしれません。
小説家では『虐殺器官』の伊藤計劃、マンガ家なら『EDEN』の遠藤浩樹もよくディックの名前を挙げてました。
実はあの寺沢武一原作の『コブラ』の第一話も、モロにこの話です。
うだつのあがらない主人公の男が、気晴らしに楽しい夢を見せてくれるアミューズメントを利用したら、自分がかつて宇宙を騒がしたあの、「宇宙海賊コブラ」であることを思いだすっていうストーリー。
まんまですねー。

自分はディック作品を少ししか読んでないので、語れることも多くないんですけど、ここには挙げきれないほど、とにかく数多の作品が映像化されています。
ディックの映像化作品にふれるたび、文明社会がおちいる悪夢を予見していた洞察には、感嘆を禁じえません。

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かせさん

3.0前にもこんな映画が見たかも

2024年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

「ようわからんかった」というのが正直な感想。
何が現実で空想なのか?
主人公も観ている人もわからないままストーリーが進んでいきその間ずっとなにやら戦いが続いている。
とりあえずスターウォーズに出てくるような全身白い兵隊が印象に残った。

私も妻とヒロインが良く区別できませんでしたわ。
髪の長さが違うとか?片方はめちゃ弱いとか?背が低いとか痩せてる方と太い方とか、ほぼ同じに見えて観る人に不親切では?

この映画を通して何を言いたかったのかもわからんし単なるCGを楽しむ娯楽映画ということなんやね?

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♪エルトン シン

3.5過去が無くなる未来

2024年3月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

8割位アクションでした

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いのしし

3.0未来都市は楽しめた

2024年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

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yumeko