原作・アニメがマイ基準で高評価だったので、勢いで観に行きましたが・・実はよく覚えていません。アニメ版のレビューを書こうとしたところ、映画.comには載っていないので実写版のこちらの方にレビュー。
原作・アニメ版はマイ評価⭐︎5です。映画は観る前に、オリジナル作品は別として、ジャンルと原作で予め絞ってしまうので、大きくハズレることはあまり多くありませんが、同じく勢いで観に行ってハズレた実写版「進撃の巨人」@2015の記憶の方はかなり鮮明です(笑
本作はなぜか記憶に残っていなくて、少なくとも嫌な印象を抱かなかったのかもしれません。実写版の「寄生獣」@2014も似たような感じです。評価は・・いいとよくないの中間を採って⭐︎2.5辺りかな。(テキトーでごめんなさい。)
・・・
【アニメ版Anotherは快挙】 アニメ版@2012の凄いところは、映像化できないところを「映像化」してしまったところ。映像化のハードルの高さは、原作が《叙述トリック》を使っているところ。活字の長所をフルに活かした心理的なトリック。逆に映像化すると一気にネタバレしかねないハイリスクのハンデ。アニメ版ではそれを巧みに乗り越えています。
(同じく映像化困難なはずの実写版がどう処理しているのか、肝心要なところですがなぜか覚えていない。)
【邦画実写でのSF作品の制作は無理?】「オール・ユー・ニード・イズ・キル」@2014や「リング」@1998のレビューをしながら改めて感じたのは、邦画実写でのSF作品の制作は無理なのか?という点です。
アニメ版はホラーのカテゴリーに入りますが(不適切だと思いませんが)、綾辻行人の原作はホラーxSFxミステリー。《特殊設定》という技巧で超常現象を本格ミステリーの射程に入れながら、《叙述トリック》による大どんでん返しを仕組んでいます。
鈴木光司の原作「リング」@1991も、3部作を通して見れば明らかにSFですが、同様に特殊設定により超常現象を「合理的解釈」可能なミステリーに落とし込んでいます。そしてそれは解釈の両義性によりホラーとして認知されてもおかしくない。
ただし、「リング」の続編の「らせん」@1995は、SFxミステリーの要素を強めていて、ホラー作品としての映画「らせん」@1998が成功しているとは言い難いところがあり、3部作の完結作「ループ」@1998に至っては、独創的なハードSFであるにも関わらず(ハードSFであるが故に?)、映像化企画すらありませんでした。
【邦画SF作品はアニメと特撮とでカバー】2025年の映画を振り返ると、邦画実写の「国宝」が異彩を放ちましたが、基本的に邦画アニメの独擅場+洋画大作という近年の市場構造に大きな変化は見られません。
【問】特撮とアニメを除くと、邦画実写でのSF作品は制作が無理なのか? 不向きなのか? それは何故なのか?
(制作費用とCG技術のハードルの高さがよく指摘されているところですが、それだけではない文化的な要因、実写業界固有の要因(慣行)などが複合して潜在しているように思えます。)
・・・
追記。
邦画実写SF作品だと、「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」@2007、「カメラを止めるな!」@2017、「侍タイムスリッパー」@2024など好きな作品が幾つかありますが・・SFxコメディ系になるかな。